片付け過ぎない片付け術
【片付け過ぎない片付け術10】「見せないキッチン」を実現する3ステップ
2016年 11月 3日 06:30
物の少ない「スッキリキッチン」に憧れても、収納スペースが少なかったり、取り出しやすさも優先すると、実現は難しいと思ってしまいがち。今回は、「物を見せないキッチン」を作るための3つのステップをご紹介します。また「見せない収納」を目指していなくても、物が収納からあふれている場合には参考になるはずです。少ないスペースを効率よく使い、スッキリしながら、使いやすい理想のキッチンを作りましょう。
物を減らす→収納先の決定→空間を使いこなす、の3ステップ
「見せないキッチン」実現の鍵は「収納」です。でもキッチンの収納スペースは限られていますよね。収納スペースに入っている不要なものを減らせれば、その分収納場所を増やすことができます。ですので、まずは物を必要・不要に分けて、物を減らしましょう。次に、しまい込んでも使いやすいように、それぞれの物が一番出しやすく、片付けやすい所を収納場所に決めます。最後に、空間を最大限に活用して、物がはみ出ないように効率よく収納します。これが3つのステップです。
1:物を減らす=使う物を厳選する
キッチンの物を全部出し、「今使っている」「あまり使わないが、今後使う予定がある」「これからも使わない」など、使用頻度で分け、使う物だけを残します。使わなくなった調理器具、もらい物の食器などは思い切って処分。また、同じ用途の物を複数持っていたら、使いやすい方を残しましょう。いきなり処分するのが不安なら、一つの箱にまとめて押し入れなどに収納し、数カ月経って「やっぱり使わなかった」と確認してから処分するのも、おすすめの方法です。
2:収納場所を決める=「使う場所収納」で使いやすく
鍋、フライパン等はコンロ周り、ボウルやザル、洗剤類はシンク周りなど、使う場所の近くに収納すると使いやすくなります。また、よく使う物は手の届く所、たまにしか使わない物は奥の方、使う機会の少ない物は目線よりも上の段または最下段など、使用頻度に合わせて場所を選びましょう。ラップ類やよく使うキッチンツールなど細かいものは、出し入れが楽な開閉しやすい引き出しなどへ入れることで、「片付けられずに出しっ放し」の状態を防げます。重箱などの季節ものは、キッチン以外に収納するのもおすすめです。
3:空間を使いこなす=空いた収納空間をグッズで徹底活用
収納グッズは機能優先で選びます。引き出しの高さを有効活用するなら「2段トレー」がおすすめ。高い吊戸棚を使いやすくするのは「取っ手付ストッカー」。引き出しに入れる粉物ケースやツール立てなどは、丸い物より「角型」を選ぶと空間に無駄が出ません。深型引き出しに入れるフライパンは、重ねるより「書類ボックス」に立てて並べると取り出しやすく。シンク下には引き出し式の収納グッズを入れると奥行きを使い切れますよ。
「見せないキッチン」を楽にキープする3つのコツ
最後に、せっかく作った「見せないキッチン」をキープする3つのコツをお伝えします。
- 一日の終わりに、片付いた状態にリセットする
- 物を増やさない(1つ買ったら1つ処分)
- 収納はときどき見直す
一日中見せない収納を続けるのは大変。全ての物の収納場所が決まっていれば、寝る前に戻すだけでOKです。物を買うときは「どこに収納するか」まで考えることをおすすめします。そして、散らかり始めた物があったら、その収納が自分に合っていないという合図。収納方法を見直して、やりやすいようにカスタマイズし、無理なくスッキリしたキッチンを保ちましょう。