ぷーこの家電日記

第409回

年明けは2年ぶりのお泊まり会

新年、明けましておめでとうございます! 新年明けてちょうど1週間。本年も家電の出現が少なめかもしれない家電日記、どうぞどうぞよろしくお願いします。毎年にょろっと過ごしてにょろっと1年が過ぎることが多いのだけれど、今年は小さいなりの目標もいくつか立てた。大志のような物はないし小さなコツコツ目標をいくつか。今年が良い年に、そして楽しく過ごせると嬉しいなぁと思っているのです。

珍しく「こんな年にしよう」なんて、小さいながらも目標を立てた2022年。ちょっと前向きにちょっとウキウキ迎えられたのは、新年に姪っ子家族に会えたからかも。コロナ禍前までは、数カ月に1度は互いの家を行き来してお泊まり会のようなホームパーティーをしていた。2年前のクリスマス会を最後に、「落ち着いたら会おうね」と言いながら、なかなか会えずにいた。

秋以降少し落ち着いて、そしていろいろ動き出して、それでもちょっと先が見えないというか分からなかったので、年末年始も帰省の予定を入れなかった我が家。そんな中、同じく関東在住の姪っ子家族から、「正月帰らないんだったらどう?」と、年明けに遊びに来てくれることになったのだ。

久しぶりでドキドキワクワク。2年も会ってないと、「あれ? 姪っ子って小学4年生? 5年生?!」とかってそれすら微妙に分からなくなってたし、小学高学年のお年玉の相場も友人やGoogle先生にお伺いを立てるレベル(笑)。私の知っているあのかわいい記憶の姪っ子がバリバリの反抗期に突入してたりしてたら!? なぁんてことまで考えちゃう。

ピンポーンってチャイムがなったときに「わーい! 来た! 来た!」って急いで玄関に迎えにいこうとして、来客対応でいつもと違う場所に置いていた猫の水入れを蹴倒してしまって床も靴下も水浸し。慌てて拭き取ろうとしてタオル片手に屈んだ瞬間に胸元のポケットに入れていたスマホが放り出されて、1人コント状態(笑)。ドタバタしながらの再会になったけれど、本当に嬉しかった!

大人たちは2年ぶりでも全然久しぶり感がなかったくらい変わっていなかったけれど、子どもの2年ってすごい! 小学4年生の姪っ子は、身長がグッと伸びて155cmくらいになっていた。159cmの私とほとんど同じ! きっと今年中に抜かれるなぁ。我が家にお泊まりする用にパジャマを置いているのだけれど、大人用のSサイズに新調した!

お正月のご馳走を前に積もる話をたくさんした。そういえば我が家に人が入ること自体、マンションの防災機器点検を除くと2年ぶりだ。夫と2人の食事に不満があるわけではないが、やっぱりみんなで囲む食卓は楽しい。先々月買ったこたつが大好評! やっぱりこたつは足だけじゃなくて人を温める何かがある(笑)。

人間の盛り上がりと真逆で、猫たちは完全に寝室に引きこもり。猫が3匹いるものの、その姿を見たものはほとんどいないというほど人見知り。そしてコロナ禍をきっかけに引き取った老犬にとっても初めての来客。人見知りのかけらもなく夢中で「刺身をくれ! 俺に刺身をくれ!」とねだっていた(笑)。

お腹がいっぱいになったところで、軽い運動も兼ねて近所をみんなで散歩して、福袋を探してみたり、クレーンゲームしてみたり、ちょっとだけ正月っぽい遊びをして帰宅。特別な何かをしたわけでもないけれど、こういう普通の交流を普通にすることが難しくなったと思うと、ここ2年の生活の変化や影響って本当に大きいなぁと感じるし、またこうやって普通に会えることがものすごく貴重でありがたく、嬉し泣きしちゃいそうになった(笑)。

みんなで集まると必ずやっていたのがUNOとトランプ。姪っ子がまだ小さくてカードを上手く隠せなかったころから、大人が誰1人手抜きせずに対等勝負(笑)。勝たせてあげたりなど一切の忖度をしないのだけれど、やたらと強くて勝ち抜けできなかったりするのが面白い。そして今年は初めて「ソフトとコントローラー持ってきたよ!」と姪っ子持参の桃太郎電鉄で夜は盛り上がる。桃鉄シリーズの第1作は1988年とのことで、ちょうど私が姪っ子の歳のことだ。世代を超えて愛されて世代を超えて一緒に楽しめるゲームって凄い! と、感動してしまった。

そんなこんなで、あっという間に過ぎた楽しい時間。オミクロン株の流行でまたしばらく交流しづらくなっちゃうかもしれないけれど、今年もこうやって、楽しいことや嬉しいことをコツコツと溜めて行きたいなぁ。そしてできる限りの自衛はするので、今年も家族が健康で過ごせることを願っている。皆様にとっても良い1年になりますように。どうぞ今年もよろしくお願いします!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。