ぷーこの家電日記

第295回

冷蔵庫にプラスワン! 冷凍庫を購入したら、料理も時短も捗って楽しい

 今年のはじめくらいから、「今年は冷凍庫を買う!」とずっと言っていた。もちろん家には冷凍室が付いた冷蔵庫がある。それでも冷凍室だけだとやっぱり狭いし、もう少しスペースが欲しい。

 そして何より、30m2程度の狭さとは言え、借りている畑の夏野菜が収穫時期を迎えた頃、絶対に全部食べられないだろうしと、切ったり茹でたり加工したりと、いつでも食べられるようにして冷凍庫にストックして置きたかったのだ。

 トマトはピューレにしておけばパスタでもリゾットでもスープでもいつでも何にでも使えるし、ピーマンだってナスだっていい大きさに切って冷凍しておけば、時短で美味しい料理が作れる。ちょっとおつまみ食べたいなと思った時に、さっと納豆と和えるだけでオクラ納豆とか最高じゃないか!

 そんな夢いっぱい希望いっぱいで、「冷凍庫買うんだー♪」と思っていたけれど、今年は梅雨も長く、7月に入っても曇りばかりで日照時間も短く、中々野菜が本気を出してくれない。今買っても入れるものがないよー! と買うタイミングを逃しつつあったんだけれど、7月に開催されたAmazonのプライムデーで、候補の1つの冷凍庫が、通常より数千円安くなっていたので、「今だ!」と購入した。

 入れるものが全然収穫できないもんだから、届いてからしばらく開梱もされず玄関先に放置される冷凍庫。狭い廊下に鎮座しているもんだから、歩くにも横を向いてしか通れない。出かけるときも帰ってきたときもかなり邪魔なんだけど、面倒臭くてしばらく放置してた(笑)。

 ある週末にやっとの事で電源を入れ、「野菜どんとこーい! ストック準備ばっちりだぞー!」と思っていたんだけれど、急激な猛暑もあり、予想していた程の収穫できず、肩すかし。悲鳴が出るほどのピークも迎えないまま、夏野菜は終わりを迎えたのであります。気候のせいもあるけれど、完全に私の腕前だな。来年はさらに色々学んで豊作を目指したい!

 そんなこんなで冷凍庫すっかすか。折角の冷凍庫なのに! と思い、先日コストコへ買い物に行ってきた。野菜が無いなら肉を入れたらいいじゃない作戦だ。幸い我が家の近所には、旬の野菜がいつでもたっぷり買える直売所もあって、時にはびっくりするほど安い野菜があったり、時には通常のスーパーではあまり見かけない品種の野菜と出会えたり、私にとってテーマパーク的な場所だ。

 なので、野菜に関してはわざわざまとめ買いして冷凍ストックする必要はない。それならば肉とか魚だよなと思ったのだ。もう10年以上行っていないコストコ。冷凍庫が来たせいかどうか分からないけれど、この頃無性にコストコ行きたい熱があがっていたんだ!

 「コストコ行こう!」と夫とワクワクしながら行ってきた!コストコ熱が上がってきた頃から、「コストコ行ったら買うべき商品ランキング」みたいな記事をいっぱい読んでイメトレしてた。ただし、まだまだ続く我が家のダイエット計画を邪魔する商品は買っちゃダメ! というルール付き。

 でっかいカートを押すだけでテンションが上がってくる。夫も私も久しぶりすぎるコストコに、隅から隅まで舐めるようにグルグル歩き回り、洗剤やジップ袋などの日用品を始め、食料品もたっぷり買っちゃった!

 コストコと言えばサーモン! と言う人もいるくらいの、ノルウェー産の「刺身用生アトランティックサーモンフィレ」もゲット。スーパーでこんな大きなプラスチックトレイを見たことないよという大きさ。その日試食もあってオススメされていた美味しそうな刺身用のブリやホタテも買って、お肉は脂の少ない豚ヒレ肉をどどーんと、国産鶏ひき肉もどーんと2kg入り!

 色々カートに入れながら、次第にサイズの感覚が麻痺してきて、訳わからなくなってくる(笑)。コストコのお惣菜も美味しいと有名みたいだけれど、また次の機会にということで、たくさんの食材と多少の調味料、そして日用品をたっぷりと買い込んだ。楽しすぎて、気付けば店内を3時間ほどグルグル歩いていた。

 そりゃ疲れるわ! と言いながら帰宅して、そこからまた小分けして冷凍庫に入れていくと言う作業が待っていた。店内で見るよりも、家で見るとますます大きく見える食材たち。小分けもなかなかの一仕事だったけれど、冷凍庫の中に整然とジップ袋が並んでいる様子はめちゃくちゃ気持ちが良い達成感!「まだまだ入るじゃん」なぁんて思っちゃったよ(笑)。

 冷凍庫が充実してから、自炊がますます楽しく捗る。何使おうかなぁと迷える贅沢が、ものすごく楽しい。せっかく会員になったし、四半期に一度くらいはコストコでどどんと買いだめを楽しみたい! そして、まだ体験していない、自分の畑の野菜たちにもストックしたいし、時間がないときもすぐ食べられるようなお惣菜なんかも作っておきたいな。

 冷凍庫が我が家に来てから、今日は何食べようかな?今日は何作ろうかな? という、食事や料理の楽しみがぐーんと上がって、感動すら覚えてる。ストック用の冷凍庫のつもりで買ったけれど、まるでおもちゃ箱みたいにワクワクする存在になった。よーし、今日は何作ろうかなー。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。