ぷーこの家電日記

第265回

汚写真をどうにかしたい! 小さな撮影ボックス1つだけでも進化できそう

 「ぷーこの家電日記」なんてタイトルながら、家電が登場しない事が多々あるというか、むしろ登場しないのがデフォルトのような本連載でございますが、もちろん家電は大好きで、電器屋さん大好きだし、色んな新商品のリリース記事を見てワクワクするのも大好きだ。

 家電のレビュー記事を書くこともあるので、色んな製品に触れる機会は少しだけ多い方かも。そうすると友人から「オーブンレンジ買いたいんだけど」などと時々相談される。大好きだけど胸を張って「これだ!」と言う自信はないから、「私が今、気になっているのはね」とか、「こういうことがしたいんだったら」みたいな感じで、あくまでも私の主観で話したりはする。すると、参考になったかどうかは別として、大抵は「え、営業さん?」とか「楽しそうねー」とか、私の家電愛と前のめり具合に半笑いになるのだ(笑)。

 時々「何か冷蔵庫から変な音がするんだけど」などと、不具合相談されることも。「えっと……、サポセンに電話しましょう」みたいになっちゃうんだけど、聞くと「まだ使って10年位なの」とか言い出すから、「ラッキーじゃん! 新しいのが買えて羨ましい! 10年使ったら十分じゃない?」なぁんて言うと、ムッとされたりするので、人の価値観って色々だなと実感するのであります(笑)。

 さて、そんな感じで40歳一般女性の中では、ちょっぴり家電が好きで、ちょっぴり家電に触れる機会が多いわたくし。体験しちゃうと好きになっちゃうという惚れっぽい家電恋愛体質でして、商品レビューをしながら、じっくり使っていると、「へー!」「すごー!」「やばー!」と、語彙力少なっ! という感じで感嘆詞ばかりが口から出てきて、心底ウキウキしてきちゃう。そしてミイラ取りがミイラにって感じで、その商品を買っちゃうことも少なくない(笑)。

 愛情は深く大きいものの、先日はあまりの自分の写真下手さにひっくり返りそうになったというか、未だに思い出しては恥ずかしくて穴に入りたくなる。写真家のように美しく上手な写真が撮りたいわけではなく、正しくキレイな写真が撮れたら良いのだけれど、それがあまりに汚写真(お写真)過ぎてショック! 落ち込んでいても仕方がないので、ちょっくら練習しなきゃなと新年早々に心に誓ったのだ。

 まぁ私の場合、失敗の原因はほぼ光だと分かっている。部屋の日当たりも良くはないし、家の照明も写真を撮るには暗い。夜に撮影すると失敗する事が多いのも光が原因。

 友達にカメラの設定の簡単なアドバイスなどを貰って調整してみたり、Instagramを検索したりしながら、「すごーい! こんな風に撮ると立体感が出ていいな」とか、「この構図、めっちゃ工夫されてる!」とか、すっごい参考になる。学ぶは真似るからって言うもんな! と、ものは試しに小さな撮影ボックスを買ってみた。

 DIYしようかとも思ったけれど、作り方がイマイチ分からないので、1,000円もしない小さな撮影ボックスをAmazon.co.jpでゲット。そしてこれを参考に、少し大きなボックスが欲しくなったら自作するつもり。

 作りは非常にシンプルで、折りたたみ式のボックスの上部にテープ型のLEDがついていて、USB経由で電源を入れるとピカッと光るので、その中で写真を撮る。そこそこ明るくて、小物を撮ってみると、やっぱり光で写真は全然違う。小さいものだったら、この簡易撮影ボックスで十分キレイに撮れそう。

 カメラからデータを転送して、「ふむふむ」とタブレットで見ていると、ガサゴソと音がするので顔を上げると、「箱があると入らずにはいられない」2匹がセットされていた(笑)。猫かわいい。

 最近は、プリネイル(参考記事『好きなデザインが瞬時にネイルにプリントできる「プリネイル」の凄さに、テンションMAX!』)を使ったセルフネイルにハマっているので、セルフタイマーを使った自撮りでネイルの写真なんて撮ってみると、なかなかキレイに撮れて感動! 自分のカメラの腕が上がった気がしてくる。ただ、手でうまくポーズが撮れず、両手がつって悶絶したりとか、まだまだ満足までの道のりは遠そうなのであります(笑)。

 【オマケ】
 先日、私の下手絵の画風をパクるという挑戦をしてくださいました、こちらの記事『君は40年前の餅つき機ブームを知っているか?』に爆笑して、逆輸入的な感じで描いてみた。私の方が引っ張られて絵柄が寄ってしまった(笑)。

 私も子供の頃、毎年年末には祖母の家で親戚みんなで集まって、餅つき機で餅つきしてた! 従兄弟の中でも1番年下の私は、兄達が近所の公園に行く時に「あなたは行っちゃダメ」と言われ、母達のお喋りに参加しようとすると「大人の話に入らないの!」と叱られ、今考えると理不尽極まりないのだが、餅つき機でお餅が出来上がると「はいっ! 特別よ」と、羽根に残る1口分のお餅を最初にパクリと食べさせてもらうのがめっちゃ嬉しくて、楽しみだったなぁ(笑)。昭和50年代の田舎の団地での思い出!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。