ぷーこの家電日記

第246回

ポイントカードでコツコツ貯めたポイントの達成感はたまらない!

 ただ今40歳のわたくし、35歳の時に結婚したのだけれど、今月の頭に結婚記念日を迎え、結婚してから5年が経った。早かったような気もするし、もっと長くいるような気もする。特別「感無量」みたいな気持ちもなければ、むしろ忘れそうになってて、「やべー」となった。 結婚記念日の数日前に、Facebookが過去の投稿を表示してて「今年の結婚記念日は平日なので、今日美味しいもの食べました!」みたいな、自分の無邪気な投稿に「はっ!」と思い出した(笑)。

 記念日などを大切にして、お祝いしたり喜んだりする人に私もなりたいけれど、何せ忘れっぽい。結婚した年の夫の誕生日(入籍後3カ月後)もコロっと忘れていて、友達と飲みに行く約束なんて入れちゃった。当日の朝に思い出して、先約優先派の私も流石に「超ごめん! リスケさせて!」と友達に謝ったレベル。「飲みに行ってくるね!」と言う私に、夫も「え?」とは思ったらしいものの、「う、うん。行ってらっしゃい」なんて言っちゃたらしい。言ってよー(笑)。

 結婚したのも35歳というキリのいい歳でよかった! そうじゃなかったら、絶対に「え? 何年目!?」ってなるのが目に見えている。簡単な四則演算はできるので、40歳になった今年は5年だ。5回目の結婚記念日は「木婚式」らしい。木かぁ。弱そう……。銀婚式とか金婚式とかまだまだ先だけれど、来年の6回目で初めて「鉄婚式」と初めて金属出てくるらしい。まだまだレベルアップするべく、今年も生きていこうと思っている。

 さて、そんな結婚記念日。家でちょっとオシャレに美味しいものを作ってゆっくり食べる、というのが我が家の定番。ちょっとしたコース料理っぽいものを作り、シャンパンなんて買っておうちご飯。今年はカレンダーの並びも良く、結婚記念日当日が土曜日。土日休みの私たちには、休日だし何なら翌日も休日だしと最高。「さて、何を食べるかなぁー」と考えてた。前菜は美味しいお魚とお野菜がいいなぁ。スープは冷静スープにしよう。メインはワンパターンになってきたけれどフォアグラ食べたい! 私の大好きなウニは外せない。デザートも作っちゃう? などと、色々考えながら、重大な問題に気付いた。その問題は「直前に気付いた」という事でも「準備する時間がない」でもないのだ。

 この子達だ。去年の結婚記念日は多頭飼いでもなかったし、先住猫は人が食べているものや、猫のオヤツにすら全く興味を持たない子だったんだけれど、今年に入って我が家に来た、他の猫達の「クレクレ」攻撃が半端ない。「ダメよ」とテーブルから降ろしても降ろしても、ぜんっぜん懲りもせず、毎日毎日攻防戦を繰り広げながら食事をしている私達。そんな中、コースメニューのような食事を作っても、ゆっくり食べられる訳がないのである(笑)。

 と、言うことで「今年は外にご飯を食べに行こう!」と言うことになった。しかも格安? むしろタダで(笑)。

 普段、ポイントカードなどほとんど持ち歩かない私。と言うか、財布がパンパンになるのでいつからか持たなくなった。唯一、駅から家への帰り道にあるスーパーには毎日のように寄るので、そこのポイントカードだけはいつでも持ち歩いて使っている。今の家に引っ越してきて2年。日々のお買い物でコツコツと貯めたポイントが、なんとこの度ホテルの4,000円相当のランチお食事券を2枚に替えられたのであります! ブラボー!

 ランチなので割安だし、そんなに高級なものでは無いのだけれど、何とも言えないこの爽快な達成感。日々の食事の準備で貯めたこのポイントは、私たち2年分の生活そのものとも言える(笑)。このタイミングで使うのがピッタリ! と言うことで、二人で結婚記念日にホテルのランチを食べに行ってきた。前菜、メイン、デザート以外はバイキング形式。

 折角だしワインを1本注文して、美味しく記念日ランチ。レストランと外から見える中庭ではちょうど結婚式が挙げられていて、素敵な新郎新婦を眺めながらの、結婚記念日にピッタリなランチとなりました。

 そう言えば、ランチ食べながら「これ美味しいねー!」とか、「お肉もサイコー!」とかとか、「お料理美味しい」みたいな話しかしてない! 「結婚記念日おめでとう」とか「いつもありがとう」とか、それっぽい会話を1つもしていなかった!これじゃただの昼からワイン飲みながらランチ食べてるだけじゃないか(笑)。いつも通りってことで、まぁいっかー(笑)。

 また毎日のスーパーでコツコツ買い物してコツコツご飯作ってコツコツポイント貯めて、再来年の結婚記念日にでも来ようと目論んでいるのであります。来年はまた家でゆっくり……食べられないか(笑)。

 そう言えば、ここ数年、結婚記念日には夫が「美味しいものをこれからも一緒に食べようね」と言うことで、お箸を買ってきてくれてた。今年は何もなかったなー。多分そろそろ思い出して、近々慌てて買ってくる気がする(笑)。夫婦共に忘れがちなのでちょうどいいバランスなのであります。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。