ぷーこの家電日記

第216回

タイミングが良いと言われてもなかなかしんどい。インフルエンザ日記

 この頃疲れが溜まってるなーとは思ってた。年々ちょっと寝ただけでは取れない疲れ。そしてもう少しで週末だ! という金曜日の朝、体調が悪いなー。こりゃ風邪引いたかなと思ってた。職場で朝の9時過ぎくらいから「あれ、ちょっと悪寒!?」って気がしてきたので、「ちょっと病院行ってきますね」と、職場と同じビルにある病院に行くことに。余りに辛くなり過ぎると、動くのも辛くなるから、先に薬でも貰ってこようかなという算段。

 病院はもうみっちりギッシリで、すっごい混んでて、待つだけで2時間コースで逆に病気になりそう。そんな状況だったけれど、熱を測ると既に38℃くらい出ている。普段平熱が35.6℃の私には結構な熱。37℃くらいと思っていたので、ちょっと驚いた。

 熱以外の症状もあまり無かったので、「これはもしや......」と自分でも怪しみつつ診察を待ってから、インフルエンザ検査。あの鼻の中ぐりぐりの検査は、いつでも気持ちが悪い。検査の結果は「陰性」ホッとしたけれど、「症状的に怪しいので、明日も熱があったらもう一度検査を受けてください」と言われて、インフルエンザ疑惑のまま風邪薬を処方されて早退。

 このまま寝込むこと半日。順調(?)に熱は上がって38.7℃。夫には「近づかないで!」と家庭内感染に怯えつつ朝を迎えてから、近所の病院まで。その病院に行くのはちょうど1年ぶり。去年インフルエンザになって以来だ。ちょっと気恥ずかしい気持ち半分で「インフルエンザの検査をしてください」って言うと、これまた去年以来、即別室に隔離されて検査。10分程経ったら、ガラッと扉が開いて「今年はB型でしたー!」っと陽気に言いながら先生が入ってきて、思わず笑ってしまう。

 「懲りないねー。ワクチン打たないポリシーでもあるの? 好きならいいけど」なぁんて、笑いながらボコスカ言われ、2日目にしてやっとタミフルをゲットして、晴れてインフルエンザ患者として寝込むことに成功したのでありました。

 噂にたがわず、インフルエンザB型は、A型と比べると体の痛みも辛さも少なめではあった。熱も低めだし、食欲も落ちずにそこそこ平常で居られる。東京が雪で大混乱した月曜日、私は家から1歩も出ず、暖かい部屋の中で寝込んでいた。

 夕方に実家の母から「雪大変みたいだけれど、帰りに気をつけてね」とメールが来たので、電話して「幸か不幸かただいまインフルエンザのため、家にこもっています」と言うと、なぜかめっちゃ笑われて「あら、よかったねー」と言われる始末。インフルエンザにかかって良かったねと言われるのは、後にも先にもこんな大雪の今年くらいなもんだろう。

 雪で大変な様子がテレビに映し出されるのを横目に、猫とベッドでずっと横になっている私。インフルエンザにかかるタイミングとしては絶妙すぎるというか、ベストと言ってよかったのではないだろうか。いや、かからないに越したことはない。

 あまり酷くならなくてよかった。と思っていたのに、自宅待機が解かれそうな5日目にしても、微熱が続く、起き上がるのがきつい、目眩がする、貧血。という状態で、体調が復活しない。スマホも長時間みると目眩で吐きそうになる程。食欲はあるけれど、ご飯を作ると疲れるので放置していて体力が落ちてしまっているのだろうか。寝ても寝ても寝れる。むしろもっと寝たい!

 インフルエンザ初期は、検査でも陰性と出がちだと言うことは知っているけれど、あの時から治療できてたらなーと思っちゃう。早期発見できる検査が早く確立して欲しいなーと願いつつ、むしろ来年以降は面倒くさがらずに、ちゃんとワクチンを打って対策をしようと思っているのであります。

 そんなこんなで、正月休みに引き続きかなり休んだのに、「休みの間にやろう」と思ってたことは、今回も何一つできなかった。今年も無事、家庭内感染は防げたのが唯一よかった点。早く体力つけて復活したいと思っているところでございます。

 ということで、今週はただのインフルエンザ日記となりました。まだまだインフルエンザ流行っているし、めちゃくちゃ寒いので、みなさまはぜひとも元気に乗り越えてくださいませ!(説得力ゼロ)

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。