ぷーこの家電日記

第160回

小学生の私よ成仏! 夜通しスーパーマリオブラザーズして遊んだ!

 9月末日、夜に夫とご飯を食べているときに「事後連絡となりますが、わたくし本日とあるものを買ってしまいました」と告白した。夫は「今度は何でしょうか?」と全く動じない。まぁ、そんな話し方をするのもある意味「ねぇ、ねぇ、今日これ買ったんだけど聞いてー!」と同意語なんだけど(笑)。そして、「まだ予約しただけなのでものは手元にないんだけれど、これです」とスマホ画面を差し出す。

 スマホの画面を見た瞬間「うおーー!!! 何これ?」とテンションが上がる夫。懐かしのファミコンソフトが30種類楽しめるという「ニンテンドークラシックミニ」を予約したのだ。「買っちゃった♪」と言いました所、「いいじゃん! いいじゃん! これはいいねー!」と一緒に大喜び。

 私は1978年2月生まれの38歳。ドンピシャでファミコン世代なのである。でもでも、我が家にはゲーム機というものは存在しなかったので、懐かしくはあるものの、実はあまり知らない。スーパーマリオは本当にすごく流行ってて学校でも裏技だとか、どこまでクリアしたかなんて話が日々飛び交っていたような記憶がある。すごく羨ましかったのも覚えている。思い切りやってみたかったんだー!

 調べてみるとスーパーマリオブラザーズが出たのは1985年9月。ということは、私が7歳とか8歳の頃にみんなが夢中になってたものなのかー! もう少し大きかったと思ったんだけど、そんな時だったことにまずはビックリ。

 そして、そんな30年前の願望が未だに自分の中でくすぶっていたのかと言うことにもビックリ! 私の中でくすぶり続けてたあの頃の願望を成仏させるぞ!

 10月の中旬頃、義妹に「そういえば、誕生日プレゼントのリクエストは〜?」と連絡した。我が屋は申告制なのだ。私の誕生日の時も「何が欲しい?」って義妹が聞いてくれる。義両親の誕生日の時は、義妹が何が欲しい? って聞いてくれて、「◯◯が欲しいみたいだから買っておくねー」と、いつも準備してくれてワタクシ甘えっぱなしなのだ。

 もっと頑張れよ兄(我が夫)! って感じなんだけれど、夫はいつも戦力外。義妹にはいつもお世話になりっぱなしで感謝しまくり。そんな義妹の誕生日は精一杯お祝いしたい!

 そんな義妹から「今はどこも売り切れで予約もできないんだけれど、買えるようになってからでいいからニンテンドークラシックミニが欲しいんだけど」って返信が来た!!! うわー! 私の腕のみせどころじゃないですか!「もちろんちゃんと予約しております。発売日にお届けできます! (笑)」って返信したよ。すんごいドヤ顔してたと思う。

 もちろん欲しくて買ったけれど、元々ゲームが無い環境で育ってきたし、多分買っても習慣化しないことも分かってる私。プレゼントすることに全く抵抗ないというか、むしろ1度思い切り遊べば十分満足することも分かってたんだ。「持っていくからスーパーマリオナイトしようよー!」とパーティー計画へ。

 11月中旬の発売日に我が家に念願のニンテンドークラシックミニが届いた! 箱もちいさーい! 開けてみたい衝動は抑えて週末まで待つ。当日届いた人がFacebookにどんどん写真とかアップしてて、そこで「 付属のHDMIケーブルが短い!」って結構見かけたので、3mのケーブルも追加で買って準備万端。

 週末に義妹宅にそのゲーム機とか、お酒とかご馳走とかも持ち込んでお泊まりでパーティーナイト! 義妹夫婦もがっつりご馳走作って待ってくれてる! ご飯食べた後は「よーしやるぞー!!!」って、みんなでファミコン大会。ケーブルも買っておいてよかった! ちゃんといい距離でゲームできる!

 30タイトル入っているけれど、私も義妹もやりたいのは「スーパーマリオブラザーズ」だったので、ファミコン大会というかスーパーマリオ大会! 夫兄妹宅には子供の頃にファミコンがあったとの事で上手! そんな中、「ちょっと兄ちゃん無限1UPしてよ!」と、我が夫が頼もしいファミコンプレイヤーになってる! なんだか頼もしく見えちゃう幻想が(笑)。

 ゲーム慣れしてない私は体が動くし、「わー!」とか「ぎゃー!」とか声出るし、変な死に方するし、義妹も爆笑!「それ見てるとスポーツ観戦よりもドキドキするんだけど! 息が出来ない!」などと言われるくらいの私のプレイ。いやぁ、ファミコンすんごい面白かったーーー!!!

 夜通し遊んだゲームで、左手の親指の爪辺りは痛くなるし(必死で押しすぎ)、必死すぎて体がガチガチに緊張してたらしく凝りが半端ないし、家に置いてたらきっと大変だったー! 人の家で遊ぶくらいがやっぱり丁度いいんだと思いつつ、また近いうちに義妹宅に遊びに行きたーい! と思っているのであります。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。