ぷーこの家電日記

第143回

モンスターボールを投げてお口にポイポイだ! たこ焼き機でモンスターボール

 ちょうど1週間前、日本でもポケモンGOがリリースされて、あっちもこっちもポケモントレーナーで溢れかえっている。私はポケモンといえば「ピカチュウ知ってる」位のレベルでほぼ知らないし、ポケモン世代よりは少し年も上だし、めっちゃ嬉しいという事もないんだけれど、新しい物好きだし世の中ポケモン一色って感じなので、ひとまず始めてみた(笑)。

 職場付近でもランチを食べに歩いてたら、それらしき人がめっちゃ溢れてるし、1日でがらっと風景が変わったほどにすごい! 私も周りから見たら、「あのおばちゃんポケモンやってるよ」って感じなんだろうけど(笑)。

 そんなこんなで私も数日プレイしてみながら、やっぱりイマイチよく分からない。ポケモン出てきても、それが何なのかよく分からない。レアキャラとか知らないので「ラッキー」って感覚も全くないし、ただ素直にモンスターボールを投げるだけだ。ポッポばかり出てくるから、「またお前か!」と言いながらボールを投げる。

 そんなこんなで、よく分からないまま、レベルは15まで上がったけれど、戦うのとかちょっと怖いからジムとか敬遠しがちだし、人混み苦手だから、「ポケモンの巣」と呼ばれているような場所に繰り出すのは怖いし、結局地味に地道に一人でボールを投げるだけの日々なのだ(笑)。何が楽しいかはよく分からないが、それはそれで私は結構楽しい。

 よく分からないけれど、私ってモンスターボール投げるのすげー上手いかもしんない! という、自分の思わぬ才能に驚いております。カプセルから飛び出しちゃうって場合を除くと、大体1個か2個で当たる。上手く当てられないって投稿とかちょこちょこ見てると、私って案外才能あるかも?! って思いながら、さらにモンスターボール投げに勤しんでいるのであります。

 ポケモンがレアじゃなくても、同じ物ばっかでも、私はモンスターボールを投げるのが好きだ。モンスターボールが好きだ(笑)。

 1発で当ててスカッとして、地味に自分なりの楽しみ方を見つけたのだ。ボール投げまくるぜ! って思っている矢先に、私ったら高熱をだして寝込んでしまった。珍しく39℃超えだ。39℃も超えると全身痛いしまともに動けない。病院に行くのももう必死の全力だ。38.5℃位に少し下がったタイミングで一大決心をして病院に行き、重たくて痛い体を引きずるように帰ってきた。病院から家までの間にポケステーションも幾つかあるし、ポケモンに出会えるかもしれないけれど、さすがにアプリを立ち上げる気にすらならない(笑)。

 帰ってから、ひとまずもらった抗生剤飲んで、ポカリで水分補充して一眠り。節々が痛む。最悪な気分で目が覚めて熱を測ってみると、また39℃。頑張って外出したから反動でまた悪くなったのか......。

 熱で汗だくなもんだから、着替えてポカリを飲んでまた一眠り。体が辛い時って寝ても寝ても眠れるから不思議。

 次に目を覚ましたら、日も暮れてて完全夜だった。少し体調もいい気がする! 熱を測ってみると、38℃位まで下がってる! やったー! そしてまだあちこち痛いけれど、結構完治気分。嬉しい! ちょっと調子もいいし近所を1周散歩して、ポケステーションでモンスターボールでも回収してこようかなぁ〜なぁんて思う始末。我ながらアホなのかと(笑)。

 でもさすがに熱が38℃あるから、自粛自粛と、家で遊ぶことにした。ポケモンGOをやり始めたばかりの頃に、ハッと思いついてやりたかったんだ。モンスターボール作り(笑)。

 たこ焼き器を引っ張り出して、ホットケーキミックスをこねこねしてジューッと焼く。たこ焼き器で焼いたホットケーキは丸く......何故かならなかった(笑)。普段からテキトーだけど、体調悪いとさらに雑になるらしい(笑)。微妙に丸くならなかったホットケーキにホワイトチョコレートと、赤いチョコレートを付けていく。

 ちなみに、普通の食紅は水性なので、チョコレートには上手く着色できない。油性のチョコレート用の着色料というものが売っているのでそれを使う。そしてチョコペンでぐるっと黒で色付けて、最後にホワイトチョコレートでボールの中心を書くと完成!

 もっと可愛いかと思ったけれど、雑すぎた(笑)。

 モンスターボールロリポップ! ちゃんと丁寧に作れば結構可愛いんじゃないかと思う。たこ焼き器万能! ということで、今度はちゃんと丁寧に作って、ポケモンしている友達にポイポイっと配ろうと思っているのです。

 そんなことしてたらまた熱が上がってきた......。大人しく消化の良いものを食べて、孵化装置(ベッド)にでも入って安静にしておこうと思うのであります。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。