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[始めよう薬膳レシピ39]消化良い「初夏の疲労に効くつくね」をあんかけで

初夏の暑さで、早くも疲れを感じていませんか。今回は、春や夏の熱冷ましになる「豆腐」のつくねを、風邪予防や免疫力UPに役立つ「青ネギ」を使ったあんかけダレでいただく、疲労回復レシピをご紹介します。「青ネギ(ネギ類)」は消化力を上げるのに一躍買うため、代謝が落ちたときに役立つ食材です。消化が上がると、栄養素を取り込みやすくなるので、体が楽になっていきますよ。

 

「初夏の疲労に効くつくね」の食材効果

今回ご紹介するのは、体の熱を冷ます「豆腐」と、「鶏ひき肉」で作る「初夏の疲労に効くつくね」です。「豆腐」と「鶏ひき肉」は、どちらも消化・吸収しやすい食材なので、お子さんやご年輩の方も安心していただけるうえ、夏バテでも食べやすくエネルギーを補いやすいですよ。

 

あんかけダレに使った「青ネギ」や「梅干し」は、消化力を上げるほか、「ネギ類」は夏風邪対策に使えます。代謝が落ちてくると疲労感やだるさを感じやすいため、消化力をUPしながら代謝を良くし、初夏の暑さで疲れた体を建て直しましょう。

 

さらに、【旬の薬膳43】でご紹介した「梅干し」は、春に感じやすいのぼせやイライラ緩和のほか、疲労回復、食欲増進も期待できます。

 

「初夏の疲労に効くつくね」の材料

<材料:2人分>

豆腐:170g(1/2丁)

鶏ひき肉:100g(合びき肉でも可)

青ネギ:2本(つくねとタレに使用)

ショウガ:適宜

塩:少々

コショウ:少々

醤油:小さじ1~1.5

片栗粉:大さじ1(1/2ずつ、つくねとタレに使用)

ゴマ油:適宜

水:200ml(タレに使用)

梅干し:小5~6個(お好みで増減可)

ウスターソース:少々(なくても可、代わりに醤油でも)

 

「初夏の疲労に効くつくね」の作り方

1.青ネギは小口切りに、ショウガは刻むかおろしておきます

2.豆腐はキッチンペーパーで水分をしっかり拭き取り、ボールへ入れて、手でくずしながら、鶏ひき肉、青ネギ、ショウガ、塩、コショウ、醤油、片栗粉と混ぜ合わせましょう

3.2.を1口大に丸めたら、ゴマ油を熱したフライパンで両面を焼いていきます

4.小鍋で湯を沸かし、刻んだ梅干し、青ネギ、ショウガ、塩、ウスターソースを加えて混ぜ合わせてタレを作り、最後に水溶き片栗粉を回し入れて、とろみを付けましょう

5.3.を加熱してからお皿に盛り付け、4.を回し掛けていただきます 

 

薬効1「豆腐」

「豆腐」は春から夏にかけて、気温が上がる時季の熱冷ましに効果があるほか、疲れをとるのにも最適です。便秘改善にも役立つ食材ですよ。

 

便秘を改善する食材については、下記の記事を参考にしてみてくださいね。

 

【不調の薬膳8】胃腸の機能を高め、夏の体を楽に「便秘改善」食材4選

 

薬効2「ネギ類」

「ネギ類」は、発汗を促して寒気を取るので、風邪の引き始めに有効です。体を温める「温性」の分類なので、夏の冷え対策にもなりますよ。胃腸の働きを高めたいときにもおすすめの食材です。

 

夏の冷えにご注意!

現代の生活では、気温が高くなると、丸1日エアコンが効いた部屋で過ごすこともあるため、夏でも知らず知らずのうちに冷えが進んでいます。

 

今回のレシピでは、「ネギ類」や「ショウガ」をおかずとタレの両方に使い、薬味としてだけでなく、体を温めたり、代謝UPにも期待していますよ。

 

「ネギ類」や「ショウガ」をタレにしておくと、サラダやほかのおかずにも使えて便利なので、今回のレシピだけでなく、みなさんのお好みのアレンジでも作ってみてくださいね。

 

 

A's Pumpkin(薬膳マイスター)

日々健やかに過ごしたいと考える、おばちゃまライターです。
薬膳マイスター資格を取得、自然由来食材のエネルギーをよりよく活かすことで、ひとりでも多くの方が健やかに過ごせるお手伝いが出来ればと思っております。国際薬膳食育師3級。