暮らし
元保育士のアイデア、遊びバリエを増やそう!園で人気の「鬼ごっこ」3種
2017年 11月 26日 07:00
いろいろな年齢の子どもたちが楽しめる定番の遊び「鬼ごっこ」。今回は保育園で人気の鬼ごっこのなかから、3種のバリエーションをご紹介します。子どもは、逃げたり追いかけたりするのが大好き。鬼ごっこは、家族みんなで楽しめる遊びの1つです。2人の子どもをもつ、元保育士がお伝えします。
色鬼(いろおに)
鬼が言った色のものを触って、鬼から逃げる鬼ごっこです。
1.じゃんけんなどで鬼を1人決める。鬼以外の人は「子」になる。
2.鬼が「〇色」と言ってから10数える。その間に、子はその色を探して触る。
3.鬼は色を見付けられない子を捕まえる。捕まった子は鬼になって2から始める。
ママと子どもで色鬼をする場合は、カラフルな遊具や植物がある公園がやりやすいでしょう。最初は遊具の色など目に付きやすいものを言ってあげると、子どもも見付けやすいですよ。小さな子どもは物と色が結びつかないこともあるので、「〇〇ちゃんの前にあるよ」などと、ヒントを出してあげましょう。
影踏み鬼
鬼に影を踏まれないように逃げる鬼ごっこです。
1.じゃんけんなどで鬼を1人決める。鬼以外の人は「子」になる。
2.鬼は10数える。その間に子は逃げる。
3.鬼は子を追い始め、逃げている子の影を踏む。影を踏まれたら鬼を交代し、また2から始める。
この鬼ごっこ、実は建物の物陰に隠れると影を消すことができます。大きな建物がある場合は「10数えたら場所を移動する」というルールを追加してもいいですね。日中が遊びやすいですが、夕方は時間を追うごとに影が長くなるので、鬼が子を捕まえやすくなるという変化お楽しめます。ママと子どもで影踏み鬼をする場合、走ったり、停まったりしやすいように、木陰があるような公園で遊ぶといいですね。
島鬼(しまおに)
島を行き来しながら、鬼から逃げる鬼ごっこです。
1.地面に木の棒などで、島をいくつか描く。
2.じゃんけんなどで鬼を1人決める。
3.鬼以外の人は「子」になり、島に入って鬼が数を数え始めるのを待つ
4.鬼は10数える。その間にほかの子は島の中へ逃げる。
5.鬼は、島の外に出ている子だけを捕まえることができ、捕まった子は鬼になって3から始める。
6.鬼が誰も捕まえられなかった場合は、10数えているうちに島を移動する「10秒ルール」を追加する。
島鬼は、色鬼や影ふみ鬼よりもルールが難しくなるので、5歳以上の子ども向けです。島はあまり大きく描きすぎると捕まえられなくなるので、手が届く程度の大きさがいいでしょう。島をいろいろな大きさや形にしたり、島同士の場所を離してみるなど、アレンジ次第で楽しさが広がります。
まとめ
鬼ごっこは楽しいだけでなく、ルールがシンプルで、ほかの伝承遊びよりも分かりやすいのが魅力です。鬼が迫ってきたときに方向転換したり、周りの様子を察知したりと、子どもの心と体の発達も促されます。大人になると滅多に遊ばない「鬼ごっこ」ですが、ご家族で楽しむのも良いのではないでしょうか?