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子どもの「柔軟性」アップ!楽しくできる「親子ストレッチ」3種
2017年 6月 5日 06:30
「うちの子、身体が硬くて心配」というママもいると思います。そこで今回は、親子で楽しく、簡単にできるストレッチを3つご紹介します。身体が硬いと、ケガも心配ですし、できるスポーツが限られてしまいます。ストレッチをすることで、体の柔軟性がアップするのでケガを予防できるほか、運動の幅も広がります。そのほか、血流が良くなる、気分転換になるなど嬉しい効果も。親子で楽しくストレッチしながら、柔軟性アップを目指しましょう。
「長座ストレッチ」のやり方
「長座のストレッチ」は、親子で向かい合って行なうので、身体の硬い子どもでも楽しくできますよ。床にお尻をつけ、脚を前に伸ばした長座の姿勢でママと子どもが向かい合い、足の裏同士をくっつけて座ります。この状態で手をつなぎ、最初にママが後ろに倒れるようにして子どもが前傾、次は子どもが倒れるようにしてママが前傾し、交互に引っ張り合いっこします。体が硬くて手をつなぐのが難しい場合はタオルなど持って、手と手の間の距離を増やしましょう。交互に小刻みな引っ張り合いっこを30秒、子どもがママを引っ張っぱって30秒キープ、ママが子どもを引っ張って30秒キープで1セットです。これを2〜3セット行なうと効果的ですが、無理せず1セットから始めてみてください。
「長座ストレッチ」のポイント
ヒザを伸ばして脚の裏側全体の筋肉がしっかりと伸びているのを意識しましょう。子どものヒザ曲がってしまう場合は、一旦やめて「おヒザにアイロンかけるよ」とママが声掛けしながらヒザをなでてあげると、ヒザを伸ばす意識が子どもに出てきます。完全に伸ばすのは難しくても、毎日のストレッチで少しずつ伸ばせるように促してあげましょう。
最初からヒザの伸びている子には「ママのお顔見て」と声を掛け、猫背にならないよう注意してください。背筋を伸ばすことで体と脚の距離が近くなるので、より効果的に脚の裏側を伸ばすことができます。親子でにらめっこしながら行なっても楽しいですよ。
「開脚ストレッチ」のやり方
次は「開脚ストレッチ」です。先ほどの長座ストレッチを開脚して行なうことで、股関節をストレッチしていきます。先ほどの「長座ストレッチ」から脚を左右に開いて、手をつなぎます。その後、小刻みな引っ張りっこを30秒行ないましょう。次に長座ストレッチと同様に子どもがママを引っ張っぱって30秒キープ、ママが子どもを引っ張って30秒キープで1セットです。こちらも2〜3セット行なうと効果的ですが、無理せず1セットから始めてください。
「開脚ストレッチ」のポイント
ヒザが曲がって、ヒザ裏と床の間に隙間ができてしまうと、効果が半減してしまいます。ヒザ裏と床をつけて、ヒザ裏と太ももの内側を伸ばします。ヒザが曲がってしまう場合は、開脚の角度を小さくして行ない、できるようになったら少しずつ広げていきましょう。また長座ストレッチと同様に、できるだけヒザを伸ばして行なうよう、声掛けもしてあげます。簡単に開脚できる子は、足首を曲げ、つま先を天井に向けた状態「フレックス」にすると、よりヒザ裏と太ももの内側が伸びます。
「上体伸ばしストレッチ」のやり方
最後は「上体のストレッチ」で、ママの肩こり解消にも効果的です。今度は長座の姿勢で背中合わせに座ります。両手を伸ばして上にあげ、頭の上で手をつなぎます。最初はママが前屈して、子どもの上体が反るように伸ばしてストレッチします。今度は反対に子どもが前傾して、ママの上体が反るようにストレッチしましょう。肩から背中、腰と上半身全体が伸びているのを感じながら、ママと子どもそれぞれ30秒キープで1セットです。2〜3セット行なうとさらに効果的です。
ママが子どもの上に乗る格好になるため、子どもが小さい場合には、ゆっくりと気を付けながら行ないましょう。また体を反らすときに無理をすると、肩や腰を痛めてしまいますので、体を遠くへ遠くへ伸ばすような意識で無理なく行ないましょう。子どもには、「お餅みたいに伸びるよー」なんて声掛けしてあげるとイメージしやすいと思います。下側になるときにヒザ伸ばしを意識すると、脚裏全体のストレッチも同時に行なうことができますが、難しければヒザを曲げた楽な姿勢で構いません。無理せず行ないましょう。
まとめ
親子で楽しくできるストレッチを3つご紹介しました。どのストレッチも伸びている筋肉を意識しながら行なうと、正しく効果的にストレッチできます。また呼吸は止めず、会話を楽しみながら、自然に呼吸しましょう。親子のストレッチで、触れ合いの時間を楽しみながら、心身ともにリフレッシュもできますね。ぜひお風呂の後やお休みの日など、ちょっとした時間を見付けてやってみてくださいね。