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子どもの風邪…症状緩和と感染予防!アロマ活用法4選、おすすめオイル6種
2016年 7月 11日 17:00
子どもが幼稚園や学校などの集団生活をしていると、思わぬところから風邪やインフルエンザなど、感染症の脅威が!そこで今回は、アロマを使った症状緩和と感染予防方法、おすすめのアロマオイルをご紹介します。アロマの成分は、風邪を始めとする感染症の予防に役立つので、引き始めや普段から早めのアロマ対策しておくと効果的です。心地よい香りと体に優しいアロマの成分で家族の健康を守りましょう。
感染の症状緩和と予防にアロマがおすすめなわけ
喉が少し痛い、鼻の中が乾燥しているなど、風邪の引き始めの症状だけど薬を飲むほどではない……。そんなとき時におすすめなのが「アロマでの感染症対策」です。アロマの中には、抗菌・抗炎症・抗ウィルス作用などの成分を含むものがあり、呼吸器系の感染症の予防と症状緩和に役立つものがあります。副作用のリスクも少ないのでお子さんの体にも負担が少ないのが特徴です。いつもの「うがい、手洗い」に、アロマをプラスすると予防効果がアップしますよ。
空気清浄に効くアロマオイルと活用法
呼吸器系の感染症予防で大切なのは「お部屋の空気をきれいに」しておくこと。おすすめは、空気の浄化作用があるアロマオイルをアロマポットやアロマランプ、ディフューザーなどを使って焚く「芳香浴」です。芳香浴でリラックスをしながら、感染症の予防ができるなんて一石二鳥ですね。具体的な芳香浴の方法は機器によって異なりますので、各メーカーの取扱説明書に従って使いましょう。
■部屋の空気清浄に効くおすすめアロマ
・ラベンダー:消毒殺菌作用、抗ウィルス作用
※禁忌=妊娠初期、生後0~3カ月未満の乳児
・ティーツリー:抗菌作用、抗炎症作用、抗感染作用、免疫アップ
※禁忌=妊娠初期、生後0~12カ月未満の乳児
ラベンダーは、小さなお子さんにも使用できる数少ないアロマの1つです。安眠効果や鎮静効果などもある万能オイルなので、寝かし付けなどにもよいですよ。
喉の痛みに効くアロマオイルと活用法
空気が乾燥していて、喉の調子が悪いというときは、殺菌作用のあるアロマでの「芳香浴」がおすすめです。ディフューザーなどでアロマを焚くのもよいですが、アロマオイルを1滴垂らしたティッシュをマスクの中に忍ばせておけば、外出時でも感染予防できます。
■喉の痛みに効くおすすめアロマ
・ローズウッド:殺菌作用、免疫力アップ、鎮痛作用
※禁忌=生後0~3カ月未満の乳児
・ユーカリ:殺菌作用、抗感染作用、免疫力アップ
※禁忌=生後0~12カ月未満の乳児
殺菌作用や免疫力アップ作用があるローズウッドとユーカリは、喉の痛みや風邪の引き始め症状を緩和します。ローズウッドは鎮静・鎮痛作用もあるので頭痛やリラックスしたいときにもよいですよ。
鼻水・鼻づまりに効くアロマオイルと活用法
鼻水・鼻づまりのときは「アロマスチーム」がおすすめです。アロマスチームの方法は超簡単!マグカップへアロマオイルを1滴垂らして、深呼吸するだけです。呼吸器系の症状を緩和するアロマの蒸気をたっぷり吸い込んで、鼻の中に潤いを与えましょう!
■鼻水・鼻づまりに効くおすすめアロマ
・ペパーミント:抗菌作用、抗感染作用
※禁忌=妊娠全期、生後0~12カ月未満の乳児、母乳不足のママ
・ユーカリ:殺菌作用、抗感染作用、免疫力アップ
※禁忌=生後0~12カ月未満の乳児
鼻水・鼻づまりには、ペパーミントとユーカリです。どちらのアロマもすっきりとした香りで心身ともリフレッシュできます。風邪だけでなく、花粉症にもおすすめですよ。
免疫力アップに効くアロマオイルと活用法
どうしても風邪を引くわけにいかない!というときは、免疫力アップや抗ウィルス作用のあるアロマオイルでの「アロママッサージ」がおすすめです。足裏や邪気が入り込むと言われているツボ「風門(ふうもん)」がある背中側の首の下あたりをオイルマッサージしてウィルスを撃退しましょう!
■マッサージオイルのレシピ
材料:
・植物油(ホホバオイル、スイートアーモンドオイルなど):20ml
・アロマ(精油):1~4滴
上記の材料をガラスや陶器の棒やスプーンでよく混ぜて使用してください。妊娠中や3歳以降のお子さんは、低濃度(1~2滴)のオイルで足裏をマッサージするとよいでしょう。3歳未満のお子さんは、アロママッサージ自体NGです。
■免疫力アップに効くおすすめアロマ
・ティーツリー:抗菌作用、抗炎症作用、抗感染作用、免疫アップ
※禁忌=妊娠初期、生後0~12カ月未満の乳児
・ラヴィンツァラ:抗菌作用、抗炎症作用、抗感染作用、免疫アップ、鎮痛作用
※禁忌=妊娠初期、生後0~12カ月未満の乳児
優れた抗感染作用があるティーツリーとラヴィンツァラは、免疫力を高めてくれるアロマです。風邪だけでなくインフルエンザも予防します。特にラヴィンツァラは、穏やかな鎮静作用もあるので就寝前のマッサージに最適ですよ。
まとめ
アロマは体に優しく作用するので、日常的に芳香浴を行って感染予防をするのがおすすめです。また、お子さんの体はとても敏感なので、アロマを使うときは注意が必要です。「お子様に対するアロマの注意点」をまとめてみましたので参考にしてみてくださいね。
■お子様に対するアロマの注意点
・低濃度に希釈して使用しましょう。※目安は今回ご紹介したレシピの最低量
・お子さんが触ったり、誤飲などしないよう保管場所には十分気を付けてください
・症状が悪化してしまった場合は、すぐに病院に行きましょう
・3歳以下のお子様は皮膚機能や肝機能が成熟していないので注意が必要です。アロマを使用する場合は、必ずアロマセラピストなどの専門家に相談しましょう。