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綴じヒモ、作業着、小学校で必要になる「蝶結び」を子どもに教えるコツ

蝶結びを子どもに教えるのって難しいですよね。今回は、「蝶結びの方法を子どもに教えるコツ」をご紹介します。簡単な蝶結びも紹介しているので、どうしても難しい子は、まずはそちらを覚えてからステップアップしてもいいでしょう。

 

教えるコツと準備

蝶結びを子どもに教えるときは子どもの横に座って、結び目を子どもと同じ方向から見るようにします。結びに慣れるまでは、色違いのヒモを2本使って練習した方が覚えやすいですね。練習用のヒモは、つるつるしたリボンなどの固くて滑りやすいものよりも、手芸用の綿ロープのように柔らかくて、ある程度の太さがあり手に馴染むものがおすすめです。

 

基本の蝶結び1

今回は、ピンクと緑のヒモを使いました。まず、右手にピンクのヒモ、左手に緑のヒモを握らせます。「左手の緑のヒモに右手のピンクのヒモを乗せてバッテンを作り、ピンクのヒモを奥から左下に通すんだよ」と、教えてあげてください。ヒモは結び目から30cmくらい長さがあるとやりやすいでしょう。

 

基本の蝶結び2

次に、左手でピンクのヒモの輪をつくり根元を握ります。右手で持った緑のヒモでピンクのヒモを手前からぐるっと巻いて、ピンクのヒモを握った左手と緑のヒモの間にできた輪に後ろから緑のヒモの輪を通します。

 

基本の蝶結び3

最後にピンクと緑の2つの輪を両サイドに引っ張ります。ヒモの端が結び目をから抜けないように、結び目に近い部分を引っ張るコツを教えてあげましょう。これで基本の蝶結びの完成です。

 

簡単な蝶結び1

こちらは、同じ動作を2回繰り返すだけなので、基本の蝶結びがまだ難しい子どもでも自信が持てるようになる蝶結びです。まず基本の蝶結び1と同様にひと結びします。次に、左手と右手それぞれに輪を作って握ります。「ウサギさんの耳が出来ました~」と声をかけると小さい子どもでも興味をもって練習できるでしょう。 

 

簡単な蝶結び2

今度は右手の緑のヒモの上に左手のピンクのヒモを置き、奥からぐるっと回して右手とピンクのヒモの間にできた穴にピンクの輪を通します。

 

簡単な蝶結び3

緑の輪とピンクの輪を両サイドに引っ張り、形を整えれば、簡単な蝶結びの出来上がりです。

 

縄跳びを使った靴ヒモ結びの練習

靴ヒモ結びの練習には、縄跳びなどを足に巻いて蝶結びをさせてみましょう。靴ヒモを結ぶときと同じ動作を、大きな動作で再現できるので練習にはもってこいですよ。

 

小学校では蝶結びが必要になる場面も

小学校では、プリントを綴じヒモを蝶結びにしてファイルしたり、行事に使う衣装で蝶結びが必要になることも。蝶結びが苦手でも、周りのお友達や先生が手伝ってくれますが、自分でできる方がいいですね。

 

<番外編>遊び感覚で蝶結びの練習ができる布絵本

蝶結びの練習中にはこんな布絵本があると、遊び感覚で練習ができるので便利ですね。蝶結びのほか、ボタン、スナップボタン、ファスナー、ベルト通しの練習もできます。「布絵本 できるかな2」参考価格:3,780円。

 

 ※参考価格は、12月29日時点の情報です。最新の価格情報は、通販サイトでご確認ください。

まとめ

できれば小学校入学前に覚えさせたい「蝶結び」ですが、結べるまでには、親も子どもも時間と根気が必要です。ムリせず、ゆっくり励ましながら教えてあげましょう。

 

sawaya

だいたいマジメ、ときどき脱力。
芸大卒、好奇心旺盛でハンパなモノ作りが得意です。
しっかりものの長女、マイペースな長男、ヤンチャな次男の育児を楽しんでます。