10分こそうじ

今年こそ!? 計画的な大掃除でスッキリ大満足

年に一度の大掃除より、日々の“小”掃除。整理収納アドバイザーとお掃除スペシャリストの資格を持つ筆者が、1日の終わりに10分でできる掃除や片付けのポイントをお伝えします
大掃除は事前の準備が大切。年末を見据えて今から計画的に動きましょう

12月といえば、「クリスマス」「大晦日」など毎年訪れる恒例行事が思い浮かびます。そのほかに、定番のワードとして挙がるのが「大掃除」でしょうか。

年末にまとめて取り掛かるご家庭も多いかもしれません。しかし、あらかじめ計画を立て少しずつ進めていくことで、忙しい年末に疲れを溜めることなく、効率よく大掃除を済ませることができます。

家中スッキリさせて新しい年を迎えられるように、計画段階から片付け、お掃除方法までを4回に渡ってお伝えします。

今回は事前準備編。家の汚れ具合や不用品の処分方法などは、早めに確認しておくことがカギとなります。

我が家の汚れ具合を調べよう

  • 換気扇の内部やレンジフード全体
  • エアコンのフィルターや内部
  • トイレのタンクやウォシュレット
  • お風呂の換気扇や排水溝、エプロン内部
  • 水回りの頑固な水垢

などなど……普段、目にしない場所にどの程度汚れが溜まっているのか、この機会にチェックしましょう。気になっていた悪臭の原因や、掃除してもすぐに汚れてしまう要因が隠れているかもしれません。

浴槽のエプロン内部など、普段見えない場所の汚れをチェック

各種の汚れに特化した掃除道具や洗浄剤を使用することで解決できる場合もありますし、汚れの具合によっては、プロに依頼する選択もあります。早めに依頼すると日程を選びやすいほか、早期割キャンペーンを利用することもできるでしょう。

お風呂や窓の掃除には、長めのハンドルで隅々まで洗える電動ブラシが便利。

シャワーヘッドを付け替えるだけで、ジェット水流でパワフルに汚れを落とせるアイテムもあります。

高圧洗浄機が1台あると、自転車や車、ベランダなどさまざまな場所の汚れ落としができるのでおすすめです。

不要品がないか調べよう

物置や押し入れ、クローゼットなどの大きな収納場所に、不要品はありませんか? 何年も使わず置きっぱなしになっていると、ホコリや湿気が溜まり害虫、カビの発生原因にもなります。

家をスッキリさせる近道は、まずモノを減らすこと。大掃除に取り組む前に、モノの整理を行ないましょう。

使っていない家電などの大型ゴミ、リサイクルショップに持ち込みたいものを確認しておきましょう。また日用品や衣類など持ち物の整理も、この時期に済ませておきたいところ。

早い時期に取り組めば、時間や気持ちに余裕ができます。即処分しなくとも、売る・譲る・リサイクルに回すなど、再利用してもらう方法もあります。下記のようなリサイクルショップやフリマサービスも活用してみましょう。

ハードオフ

セカンドストリート

メルカリ

地元の掲示板 ジモティー

古着deワクチン

ゴミ収集のスケジュールを確認

早い段階で粗大ゴミの収集、持ち込み受付の日程を確認にすることをオススメします。特に12月はスケジュールに変更がある自治体が多いので注意しましょう。

お掃除を始める前の現状把握と事前準備が、お掃除を何倍も楽にします。今年こそ、計画的な大掃除に取り組んでみませんか?

余裕を持って計画を立てることで、掃除業者のスケジュールも押さえやすくなります
丸 マイ

整理収納アドバイザー、クリンネスト(お掃除スペシャリスト)講師。個人宅の整理収納サービス「mawaru暮らし」主宰。片づけ苦手主婦だった自身の経験から、楽に片づく収納提案を行なっている。ほかにも、子供からシニアまで幅広い層へ片づけや掃除の楽しさを伝える講師としても活動中。