老師オグチの家電カンフー

【おっさん美容家電入門】頭皮パラドックスとヘッドスパのパラダイス

カンフーには広く「訓練を積み重ねる」といった意味があります。「老師オグチの家電カンフー」は、ライターの小口覺が家電をネタに、角度を変えてさらに突き詰めて考えてみるコーナーです
ヤーマン「ミーゼ ニードルヘッドスパリフト MS31N」。購入価格は2万円ほど

小学生ぐらいの時、「カツラ〜」って言いながら、両手のひらを当てた頭皮を前後に動かしたことはありませんか? 当社調べでは、昭和生まれの男子の8割は経験者です。

これが妙なのは、カツラのように動くほど、頭皮は柔軟で血行が良いため薄毛にはなりにくいという事実。いわゆるパラドックスですな。

まぁ、この歳になると、頭皮も小学生の頃ほど柔らかくはありません。特に首から肩へのコリが酷いと、頭痛とともに頭皮が硬くなっているように感じます。

頭皮の柔軟性を取り戻すのには、マッサージが有効。というわけで、最近使い始めたのがヤーマンの「ミーゼ ニードルヘッドスパリフト MS31N」です(もともと妻が購入したものを借用)。

この製品を一言で説明するなら、頭皮や顔まわり用のマッサージャーです。カテゴリー的には、美顔器ですな。美顔器と聞くと、昭和の時代に流行った水を張ったボウルみたいのから超音波が出る美顔器をまっさきに思い浮かべるぐらいですから、最近の美顔器の進化や多様性には疎いのですが、こちらの構造は比較的シンプル。ニードル形状のブラシが頭皮をマッサージします。

ブラシは、最強生物「クマムシ」の足のような気持ち悪さがあるのですが、頭皮は実に気持ちいい。ヘッドスパの施術を受けながら眠ってしまう人も多いように、就寝前に使うと眠りも深くなる気がします。

頭皮をマッサージの図。うちの妻子はバスルームでシャンプー時に使ってます
頭皮用のブラシ(ニードルアタッチメント)。見た目はキモイが頭皮には気持ちいい

そして、ブラシはヘッド用に加えて、顔や首、肩に使える「もみ出し用アタッチメント」が付属しています。これに換えると指で直接揉まれているようです。これまで、自分の指で首筋をグリグリ揉んでいたのですが、これは楽だし、力を入れすぎて筋を痛めるような心配がありません。

頭皮だけでなく、顔や首、肩にも使用できる「もみ出しアタッチメント」。こちらは指でしっかりマッサージされる感覚

さらに、顔の目元や頬まわりに使うと、顔が軽くスッキリしますね。見た目と言うよりは、自分の顔の感じ方ですが。最近、鏡を見て自分の顔が年寄りっぽく見えることが多くなりました。なんか、目元や頬まわりがたるんでるんですよね。

少なくとも、マッサージの直後は顔の筋肉がリラックスしたことで、可動域が広がり、表情が作りやすくなった感覚があります。

女性ほど美容に気をつかわない男性でも、時に顔の老化が気になるもの。顔まわりの筋肉が硬く表情が死んでると、会う人からの印象も悪そうだし。こうした美顔器を奥さんや娘さんが使っているなら、拝借して試してみてはいかがでしょうか。

目のまわりをマッサージすると、その周囲の表情筋が軽く動くような気がする(個人の感想です)
小口 覺

ライター・コラムニスト。SNSなどで自慢される家電製品を「ドヤ家電」と命名し、日経MJ発表の「2016年上期ヒット商品番付」前頭に選定された。現在は「意識低い系マーケティング」を提唱。新著「ちょいバカ戦略 −意識低い系マーケティングのすすめ−」(新潮新書)<Amazon.co.jp>