老師オグチの家電カンフー
ファッション嫌いも注目の「ITジャケット」を着てみた
2019年12月4日 06:30
あまりファッションに関心がありません。考えるのが面倒だしコストがかかるので、どちらかというと嫌いなほうです。特にビジネスシーンでは、快適さや機能面と反することが求められている気もします。ネクタイって苦しくないですか? 革靴歩きにくくないですか? 重そうな革のカバン、いざという時に武器にするつもりでしょうか?
まぁワタシ自身は、冠婚葬祭以外はノーネクタイ、靴はスニーカーだし、カバンはここ20年以上リュック。とはいえ、いい歳でもあり、仕事の時はカジュアルすぎるとみすぼらしく見えるので、ジャケットぐらいは羽織るようにしています。
意外にも同じような価値観の人は多いのかなと思ったのが、この度発表された「IT-JACKET PROJECT」です。ITツールを使いこなすビジネスマンにスポット当てて開発されたジャケットとパンツで、着心地やPC作業時の作業性、持ち運び性などが重視されています。
クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」では、支援金額が目標の700%を達成(2019/12/03現在)。リターンとして製品が到着するのは2020年3月以降(一般販売もその時期を予定)ですが、実際に試着するイベントが行なわれたので、行ってきました。
ITジャケットの特徴はいくつかありますが(写真のキャプションで解説しています)、大きく分けると「作業のしやすさ」と「収納力」でしょうか。収納力は、ガジェットを入れるポケットがたくさんあるのに加えて、ジャケット自体がカバンなどに収納しやすいのも特徴です。
「IT」と銘打っていますが、持ち物が多くなりがちな仕事であればメリットがあるはずです。ライターも、展示会取材ではカメラやICレコーダー、ノート、ペン、スマホ、名刺入れ、サイフ、海外取材ではそれに加えて、翻訳機、パスポートなども身につけて歩き回るので、かなり便利そう。
正直、実物を見る前は、「ちょっとダサかったりするんじゃないの?」という疑念がありましたが、見た目もちゃんとしたジャケットです。これなら経営者の取材に着ていっても怒られることはなさそうです。
こうしたIT対応のジャケットやスーツは、今後もたくさん出てくる予感がします。どうせなら、ポケットが表面にたくさん付いているフィッシングベストみたいなジャケットとか、生地が太陽電池でモバイルバッテリーになるとか、ネクタイもスマホが入れられるとか、見た目も多様化していくとおもしろいんですけどね。