藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム

鏡も洗面台もピカピカ! 使い捨てできる「キムワイプ」がオススメ

家事アイテムオタクなライター藤原千秋が、暮らしの不具合等々への現実的対処法とともに、忌憚ないアイテム使用感をご紹介していく連載記事です

 「罪悪感」というのは厄介な感情だ。それをチラとでも感じてしまうと、にわかにもやもやと胸さわぎ、うらぶれた気分になる。それは怒りの導火線にもなる。自分が「罪悪感」を感じるようなものごとを、悪びれもせずやすやすと言っている人を見るとなぜかいらいらしてくるのだ。そして消耗する。これはまさにエネルギーの無駄遣いだと思う。

 だから日常生活で、いかに「罪悪感」を生じさせることなく心穏やかに生きられるか? が、私にとってはとても大事なテーマなのである。などと大仰な雰囲気で開始した今回の話だが、実はもともと私は掃除に「ティッシュペーパー」を使うことにえも言われぬ「罪悪感」を醸してモンモンしていた人間だ、ということを言いたかったのである。ちょっとバカみたいだけど本人は本気だったのである。「掃除にティッシュを使うだなんて……」もったいない? エコじゃない? ズボラすぎない?

 しかし今なら言える。「だから何?」だと。そこ、その汚れてるとこ、拭かずにほっとくより、ティッシュだろうがなんだろうが拭いたほうがはるかにマシだろう、と。

 そんなティッシュペーパー1枚にガタガタ言っていた当時の私には絶対に使えなかっただろう「紙」が今回ご紹介する「キムワイプ」だ。

日本製紙クレシア「キムワイプ」

 「キムワイプ」のビジュアルは相当にティッシュなのであるが、1枚あたりの単価ははるかに「キムワイプ」のほうが高い。「キムワイプ」は概ね200枚入りの一箱あたりの価格は200円。だが、私がいつも買うティッシュペーパーは150組(薄紙2枚重なってるのが150)5パックセットで150円だ(……安い)。鼻をかむのに問題ないのでこれでいいのだが、高いほうの「キムワイプ」では決して鼻をかんではいけない。

 なぜなら、「キムワイプ」は「独自の加工が施された産業用ウエス」だからだ。

 薄いがとても硬く、ケバ立たず、パルプくずが出にくく、水にも溶けにくいという性質から理系の実験、実務に幅広く活用されている(実験器具を拭くとか)のだが、硬いから、鼻をかむと鼻の下が擦れてすごく痛い。しかし、住まいの掃除はこの硬さのおかげですこぶる捗るので、ここ3年ほどリピート購入し続けている。

薄いがとても硬く、ケバ立たず、パルプくずが出にくく、水にも溶けにくい

 主に鏡(洗面所の)掃除、洗面台、クロムメッキのドアノブや水栓金具など一式、等々が、これで拭きこすると容易にピカピカになる。水回りでは窓掃除用の、アルコール含有度の高い市販の洗剤や、消毒用エタノールそのものと併用するとさらに仕上がりがいい。

拭きこすると容易にピカピカになる

 この使い勝手に味をしめてしまった今の私が、あのティッシュ1枚に「罪悪感」をもっていた私から、かなり遠ざかったところにいることは否めない。しかしイライラからも遠ざかり、いらぬ手間暇からも遠ざかった。

藤原 千秋

主に住宅、家事、育児など住まい周りの記事を専門に執筆するライターとして17年目。リアルな暮らしに根ざした、地に足のついたスタンスで活動。現在は家事サービス、商品開発アドバイザリー等にも携わる。大手住宅メーカー営業職出身、中3、小5、小1の三女の母。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)、『ズボラ主婦・フニワラさんの家事力アップでゆるゆるハッピー‼』(オレンジページ)など著監修書、マスコミ出演多数。