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ピザ冷めない大きな保温プレート 最後の1枚まで温かい!

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
サンコー「フードウォーマープレート SBGHOTPL」

日々の食事づくりで何品も同時に調理すると、最初にできあがったものはどうしても冷めてしまいます。温かい料理は温かいうちに食べたいのは言うまでもなく、食べ終わるまでずっと温かいままが理想です。

そんなわがままを叶えてくれる便利な家電がサンコー「フードウォーマープレート」。食材を上にのせておくだけで、ピザの最後の1枚、フライドポテトの最後の1本まで温かく食べられる保温プレートです。

プレートのサイズは大きい順にL、M、Sの3種類がラインナップされています。食べ盛りの3人の男子がいる我が家は、最も大きいLをセレクトしました。価格は7,980円。

直径35cmある大きなピザの最後の1ピースまで温かい!

フードウォーマープレート(L)は、あらゆる食品を温められるプレート状のキッチン家電です。

見た目は大きめのIHクッキングヒーターのようですが、土鍋、陶器、紙皿、プラスチック容器など、IHに対応していない調理器具や食器(ただし耐熱性のあるもの)を温められるのが特徴です。本体サイズは500×380×23mm(幅×奥行き×高さ)。Lサイズ(直径35cm)のピザをドドーンとのせられる大きさ。Mサイズ2枚はやや微妙かもしれませんが、Sサイズのピザなら2枚並べてのせられそうです。

近所のピザ屋さんで購入したLサイズの箱入りピザで試したところ、プレートの上に置いておくだけで、最後の1ピースまでホカホカの状態で食べられました。

直径35cmのホールサイズのピザをのせられる

直径30cmを超える大きなホールサイズのピザは、そのままでは大きすぎてオーブントースターやオーブンレンジには入らず、温め直すときは数ピースずつに分けて焼かなければなりませんが、本品ではその必要がありません。大きなピザをまるごと温められるのは便利だなと感じています。

最後の1ピースまでホカホカの状態で食べられた

さらに、プレートの端の方まで温まるため、保温が効く面が広く、チーズフォンデュを試したときにディップする食材を一緒に温められたのも良かったです。本品は誕生日、クリスマス、お正月などのイベントをはじめ、おもてなしやパーティーシーンに大活躍してくれると思いました。ちなみに、高温に設定すると、保温範囲から少し外れる端まで熱くなるのでヤケドに注意が必要です。使用後は電源をOFFにして、プレートが冷めるまで触らずにしばらく待ちましょう。

チーズフォンデュはディップする食材も一緒に温められた
高温に設定すると端もかなり熱くなるのでヤケドに注意が必要

60~110℃の範囲でじんわり温める

本品は、プレート自体が発熱して、上に置いたものをじんわりと温める仕組み。温度は60~110℃の範囲で、5℃刻みで設定できます。

60~110℃の範囲で、5℃刻みで温度設定できる

操作方法もとても簡単です。温度表示窓の下部にある電源スイッチをONにして、プレート上部にある「-」または「+」ボタンを使い、表示窓で数字を確認しながら好みの温度を選ぶだけ。

温度表示窓の下部にある電源スイッチをONにする
プレート上部の「-」または「+」ボタンを使って温度を選ぶ

温度を設定すると、表示された数字がしばらく点滅します。15秒ほど経過すると点滅が止まり、「Lock」の文字が表示されたらセット完了です。以後は交互に設定した温度も表示されます。

なお、数字が点滅している間は温度を変更できますが、Lockが表示されると変更はできません。温度を変更する場合は、「-」または「+」ボタンを3秒以上押してロックを解除すると再び数字を選べるようになります。

Lock表示中は温度設定ができないため、変更する場合は「-」または「+」ボタンを3秒以上押してロックを解除する

温度設定が完了すると、本品はじわじわ温かくなります。想像していたよりも温まるスピードが速かったので、あらかじめ温めておく必要はないと思いました。スイッチを入れるのは、料理を置く直前で問題ないでしょう。

本品はすぐに発熱し、最高110℃まで温度が上がりますが、急速加熱には対応していません。プレートの熱が器に伝わり、その器に伝わった熱で食品をじんわり温めるので、冷たいものを熱くするという用途には不向き。温かい料理が冷めないように保温するのが本来の使い方です。

最高110℃まで温度が上がる

この「じんわり温める」という機能は侮れません。スピーディーに加熱できないものの、ゆっくり、ゆっくり熱を加えることで、お料理を最後まで温かいまま食べられるのです。本品はプレートにのせたものに下側から熱を加えるため、食品の上部は少しぬるくなることがあり、食べ始めよりもむしろ食べ終わる頃の方が温かいことも。

フライドポテトを保温したときに、温度を高めに設定(110℃)したこともあってか、最後の1本まで熱々だったのは驚きました。

フライドポテトを保温したら最後の1本まで熱々だった

実際に使ってみて、保温機能の効果を十分得るには、なるべく底が平らで、かつプレートに接する面が広い調理器具や食器を使用し、中の食品やお料理が重ならないように盛り付けるのが良いと分かりました。

サッと拭くだけでお手入れできるフラットデザイン

本機にはフラットデザインのガラス製プレートが採用されています。汚れたら、ふきんやキッチンペーパーなどを使ってサッと拭くだけで簡単にお手入れできるのもうれしいポイントです。

サッと拭くだけで簡単にお手入れできる

また薄型設計のため、ちょっとした空きスペースに収納できます。厚みがなく、スリムなので、テーブルの上に置きっぱなしでも圧迫感がありません。ですので、置き場に困ることがあれば、卓上に設置したままでもいいのではないかと思いました。プレートの上に食器を並べてスイッチを入れれば最後まで温かい食事を楽しめる上、テーブルが汚れることもありません。

筆者宅のフードウォーマープレートの定位置は、もちろんテーブルの上。商品が自宅に届いた時には「けっこう大きいなぁ」とも思いましたが、今ではすっかり馴染んで、温かい料理を最後まで温かいまま楽しんでいます。

サンコー「フードウォーマープレート」を卓上に置きっぱなしにしても圧迫感がない
野本 美樹