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Shokzのイヤホンは着けているのを忘れるほど快適な装着感!

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
OpenFit Air

使っていたイヤホンが、どうもしっくりとこないので、Shokz(ショックス)の「OpenFit Air」を使い始めた。価格は19,880円。

Shokzは、骨伝導イヤホンで有名なブランドだが、今回のモデルは骨伝導ではなく、振動板によって空気を震わせることで音を奏でる完全ワイヤレスイヤホンだ。ただし、イヤホンで主流の耳栓のように耳穴を塞いでしまうものではなく、耳穴の上に乗せるように装着する。

オープン型イヤホンなので、装着していても周囲の環境音もほどよく聞こえて、ながら聴きしやすい。例えば家族が「ごはんだよぉ〜!」と呼ぶ声もしっかりとキャッチできるので、気が付かずに怒られることもなくなった。

耳穴を塞がない状態で装着する

装着時にはイヤーフックで、耳に引っ掛ける。筆者は大人としては異常に耳も耳穴も小さく、耳栓型……インナーイヤー型のイヤホンだとすぐに痛くなるが、イヤーフックは肌との接地面が広いからか、痛くなることもなく装着感は上々。家で仕事をしている時などは、音楽を聴いたりオンラインでの打ち合わせに使いつつと、終日着けっぱなしにしていることもある。

ちなみに今回の写真に写っている耳は、すべて小学4年生の息子のもの。彼が装着して首をブルブルと振っても取れることはなかった。

イヤーフックで耳に引っ掛けるように装着する

音に関しては、直接耳穴に音を伝えるインナーイヤホンよりも不利な印象があり、実際に聞く前には、音がこもってしまうのでは? とも思ったが、全くそんなことはなく極めて良質な音だ。音楽を聴いていると「けっこういい音だなぁ」と思うこともある。変にズンッズンッと重低音が効いたりせず、あくまでも自然な、好みのサウンドだからかもしれない。

ここから音が聞こえてくる

オープン型では音漏れが心配になるが、その点は対策も施されているようだ。筆者は寝る時に小説の朗読や落語などを聞くことが多いが、今のところ音漏れで家族から指摘を受けたことはない。

そんな就寝時に使っていても、イヤホンが耳に当たって気になることもほとんどない。本体を手に持つと、少し分厚いようにも思えるが、枕にイヤホンが当たって気になる、なんてことがないのは少し不思議だ。そのため、たいていは装着したまま寝落ちして、朝まで耳に着いている。

イヤホン本体
本体は少し分厚いようにも感じるが、寝ながら使ってもそれほど気にならない

ケースはUSB Type-Cでの充電が可能。イヤーフックを採用しているためもあるだろうが、ケースのサイズは少し大きめ。ただし、バッグなどに入れて持ち歩く際には全く問題にならない程度だ。

充電用のUSB Type-C端子を備える
イヤホン本体を収納したところ
ケースを手に持ったところ。少し大きめか?

1カ月ほど使っているが、非常に満足している。もし完全ワイヤレスイヤホンを探しているようなら、候補としておすすめしたい。

河原塚 英信