e-bike日々徒然

キャノンデールのミニベロe-bike「Compact Neo」を購入した理由

cannondale(キャノンデール)の「Compact Neo(コンパクトネオ)」を買いました。価格は290,000円のミニベロタイプe-bikeです。2023年1月27日発売で、すでにe-bike Watchにて詳細なレビューが掲載されています。

筆者はこのレビューを読みつつ、レビュワー本人からもCompact Neoの話を聞き、「むむむ……これは欲しい!」と思っていました。そしてGW連休前に購入してCompact Neoを楽しんでおります。

Compact Neoの何に惹かれて買ったのか? いろいろありますが、外見とサイズ感、それからその名のとおりの「コンパクトさ」です。また、軽さにも惹かれました。

まず外見ですが「いつかは欲しい!」と思っていたけど買いそびれたキャノンデールの人力ミニベロ「HOOLIGAN(フーリガン)」によく似た風貌。キャノンデール伝統の「デルタVデザイン」フレームが独特の個性を滲ませ、なんというかほかのメーカーとは一線を画した「キャノンデールらしい硬派さ」に惹かれました。

キャノンデールのMTBにかつて採用されていた「デルタVデザイン」フレーム。キャノンデールは性能・外見に独特のテクノロジーとデザインを誇るメーカーとして知られています

人力ミニベロのHOOLIGANは、残念ながらすでに生産終了。実は日本で非常によく売れたミニベロで、「1年間のヨーロッパ全土での販売数より、日本だけでの販売数のほうが多かった」そうです。日本の自転車ライフスタイルにマッチしていたんでしょうね。

そしてそのHOOLIGANに代わって、というカタチで登場したのがCompact Neo。言われなければe-bikeに見えず、「えっソレってBMX風の新型HOOLIGAN?」と思ってしまいそうな外観がイイ感じです。

あとCompact Neoはコンパクト。ミニベロなのでタイヤが小さいぶん全長がやや短めなのに加え、コンパクトに収納できるのがイイです。具体的には、ハンドルやべダルを折り曲げられて出っ張りを極力なくし、玄関内などにも置きやすい「スリムさ」を実現しています。

レバー操作で簡単にハンドルを90°曲げられます。左右どちらにも曲げられ、曲げた状態でロックできます
ペダルはやや強く引くことで90°曲げられます
ハンドルとペダルの出っ張りをなくすことで通路脇などに置いても邪魔になりにくい

ハンドルもペダルも、曲げたり元に戻したりするのに1分とかかりません。Compact Neoは折り畳めないミニベロですが、そのぶん車体剛性と安定性が良好。でもハンドルとペダルを曲げてスリム化できるので、玄関などへの収納性は抜群。キャノンデールは比較的に米国コテコテな感じの完成車メーカーですが、日本でのミニベロの使われ方をバッチリわかってるような気がします。

あとこのCompact Neo、ヘッドライトやテールランプ、リアキャリア、さらにはマッドガードなどの標準装備品をすべて含めて、約18kgという重量。装備品込みで考えると、e-bikeとしては非常に軽い部類です。実際にクルマに乗せたり玄関まで持ち上げて運んだりしましたが「重さが負担」という印象にはなりませんでした。

走りも好印象。走り出しにドーンとアシスト……という印象はなく、至ってマイルドな走り出しのアシストですが、ペダルを踏み続けると強い追い風を受けているような押し出し感がありつつ、さらには背中を押されているような強めのアシストへとスムーズに変化します。急坂にも強く、坂が多い街での普段使いや通勤通学などにも適するという印象があります。

ともあれ、まだまだ納車したてで乗り始めという感じのCompact Neo。さらに走り込んでみて、気づいたことなどありましたら、またご報告いたします。

スタパ齋藤