e-bike日々徒然

中学生の頃に愛車ランドナーで必死に上った顔振峠。今はe-bikeで風景を楽しむヒルクライムに

e-bikeで峠に行くのが好きな筆者。とくに好きな峠は埼玉県内にある顔振峠(こうぶりとうげ・こおぶりとうげ・かあぶりとうげ)です。中学生の頃に自転車で行ったことがあり、その記憶に誘われて、モーターサイクルやクルマでよく行っていました。そして、坂に強いe-bikeでも行くようになりました。

モーターサイクルで訪れた顔振峠。埼玉県飯能市(はんのうし)にある峠で標高500m。奥武蔵グリーンラインの途中にあり、近くに茶屋や蕎麦屋などもあり、眺望も良好です

話がちょっと飛びますが、業者に写真フィルムのデジタル画像化を依頼しました。たくさんの古い写真がPC上などで見られるようになったのですが、そのなかから「中学生の頃に顔振峠へ行った写真」が出てきました。うわ懐かしい!

中学生の頃に友達と顔振峠に行ったときの記念写真。写真に写っているのは筆者です。2人でのサイクリングだったのでツーショット写真はありませんでした

写真の筆者は疲れ切っている様子。笑顔を見せることさえ忘れているようです。確かに、自宅から顔振峠まで行くと……元気な中学生とはいえヘトヘトだったと思います。

ところで顔振峠へはどんな感じでヒルクライムできるのか? ダイジェストでご紹介しましょう。

筆者は顔振峠のふもとの駐車場までクルマでe-bikeを運び、そこから顔振峠へと走ることが多いです。峠までの距離は約12kmで獲得標高は440mです。まずはふもとの道(国道299号)を走ります。トラックなどが多いので楽しいサイクリングではない感じ
数キロ走って脇道に外れ、高山不動尊方面に回り込みつつ顔振峠へと進みます。クルマの通りが非常に少なく安全に走れます
ヒルクライム開始という感じですね
傾斜が次第に増していきます。激坂ですがe-bikeなら風景を楽しみつつ上って行けます
e-bikeとはいえ、激坂がずっと続くとそれなりに体力も使い、健康的な有酸素運動ができます
坂は急ですが路面はキレイで走りやすい
奥武蔵グリーンラインへと続きます
奥武蔵グリーンライン上で標高500mくらいの場所です。レストランがあったりします
もうすぐ顔振峠。蕎麦屋さんがあったりします
顔振峠の真ん前にある茶屋
振り向くと顔振峠の山頂標識ならぬ峠標識が
この日は曇りがちで眺望がよくありませんでした
晴れると良好な眺望を楽しめます。高度感があって気持ちがいい

筆者の場合は少し遠回りしつつ顔振峠へとe-bikeヒルクライムすることが多いです。理由は風景を楽しみたいから。それにしても約12km・獲得標高440mのヒルクライムを、この歳になって「楽しむ」とは思いませんでした。e-bikeならではですね。

ところで、前出の「中学生の頃に友達と顔振峠に行ったときの記念写真」をよくよく見てみると、新たな発見がありました。下記の写真からの発見です。

西武鉄道西武秩父線・正丸駅(しょうまるえき)で「自転車の記念写真」を撮っています。輪行の経験はありませんので、駅に自転車で立ち寄ったんでしょう
こちらは顔振峠付近での「自転車の記念写真」。自転車大好き中学生2人組だったんですね
左が友達のスポルティーフで、右が筆者のランドナーです。約45年前の自転車。クラシカル!

写真の順番から、正丸駅→恐らく刈場坂峠(かばさかとうげ・かりばさかとうげ)→奥武蔵グリーンラインを通って顔振峠、というルートを辿ったものと思われます。健脚の人にとっては、なかなか楽しいサイクリングルートかもしれません。

このルート、自宅から正丸駅まで約30km。正丸駅から刈場坂峠を経由して顔振峠まで約18km。獲得標高約760m。帰途は下り基調で約25km。合計約73kmのヒルクライム含みのサイクリングですが、この数値を見て筆者は「すごいな中学生パワー!」と思ってしまいました。

約45年前の写真のなかの自転車大好き中学生らは、どちらかといえばスポーツは苦手な2人組。でも自転車は好き、みたいな。そんな彼らでも「約73km・獲得標高約760m」のサイクリングができちゃうんですね。やっぱり若いってすごい!

でもまあそれから45年が経ち、e-bikeというものが存在しているおかげで、同じようなサイクリングができている現在。e-bikeがなかったら、体力的にきっと自転車で顔振峠へ行けてなかった(そうする気もなかった)と思うんですが、いや~e-bikeがあってくれてよかった。今後もe-bikeを楽しんでいきたいと思います。

スタパ齋藤