e-bike日々徒然

冬のe-bikeサイクリングで手足の防寒対策の大切さを実感した

昨年末は急に寒くなりました。寒さでe-bikeサイクリングの習慣がやや遠のいていた筆者でしたが、いい天気で暖かい日が訪れたので「チャンス!」と思ってe-bikeサイクリングに出かけました。久々のe-bikeサイクリングなので張り切って走行。

晴れて暖かい日にe-bikeサイクリング。近場の川沿いを走りました。日差しが暖かい

冬でも太陽光を体に浴びながら走ると暖かくて快適。風は多少ありましたが、そこはe-bike。向かい風でもグイグイ走れてしまいます。久々のサイクリングを堪能すべく、細道裏道知らない道と、気の向くままに走ります。

で、途中までは快適に楽しく走っていましたが、日が傾いてきた頃に「あっヤッちゃったかも」と思いました。早く帰らないとマズいな、と。

気の向くままにe-bikeサイクリングを楽しんでいたら、そろそろ夕暮れ

なにを「ヤッちゃった」のか? 実はあまり深く考えずe-bikeサイクリングに出かけたので、グローブは指なしタイプで、シューズは通気性の良いタイプだったのです。冬のサイクリングなのに“末端の防寒ほぼナシ”状態。

日が出ているうちはよかったんですが、日が傾いて暗くなりつつ北風が強めに吹いたりすると、手足の末端の冷たさが痛さに変わり、もうe-bikeサイクリングを楽しむどころではありません。とくに足先が冷たくて痛くて、なんだか苦行。

筆者がe-bikeサイクリングで使っているシューズは、e-bike用に開発されたシマノ「ET3」です。ちょっと特殊な中敷があるシューズですが、一見ふつうのスポーツシューズという感じ。

詳しいレビューは上記リンクにありますが、フィット感も良く、底部の硬さもイイ感じで、とても快適です。自転車から降りたときの歩きやすさも上々。

シマノ「ET3」はサイクリングシューズですが、外見や履き心地は軽快に履けるスポーツシューズというイメージです。重量はサイズ42(約26.5cm)で332g
中敷きをめくると赤いものが見えます
赤く見えていたのはET3独自の「Power Trasnfer Blade(パワートランスファーブレード)」というプレート。これで靴底の剛性を高め、ペダリングのロスを少なくしているそうです(画像出典:シマノ)
この「Power Trasnfer Blade」というプレートが効き、ペダルを踏んだときに靴底があまり変形しません。なのでパワーロスが少ないというわけです(画像出典:シマノ)

非常に快適なシューズで、通気性も抜群。春夏秋あたりは足が蒸れずにとても気分良くペダリングできます。

しかし冬だとその通気性が災いし、足先が寒いんですね。まあでも日が当たる昼間だと寒いってほどでもないんですが、日没前あたりからは「寒い」となり、さらに「足先が冷えて痛い」ということに。

とても通気性がいいET3は、春夏秋と非常に快適。足のムレはほとんどありません。ただし冬になると……

冬に思い立ってサイクリングをすると、よくこれをヤッちゃうんですよね、筆者の場合。この浅はかさに反省。ともあれ冬場は足や手の末端の防寒が、やはり大切ですね。

こういう足先の冷たさや痛さは、シューズカバーがあれば解決できます。とくに自転車用として販売されているものは、風により足先が冷えるという問題を解決する機能性に優れています。

シューズカバーの一例
くるぶしあたりから先を全部覆います。後方にはファスナーがあります
つま先だけ覆うタイプもあります

手軽なのはつま先だけ覆うタイプかもしれません。シューズ全体にかぶせるタイプより、シューズに対する着脱が手軽です。その分、防寒効果は薄いですが、足先の冷えさえ抑えればかなり快適性が増します。

次回からは……常用のシューズにシューズカバーを被せて足の末端を防寒しようと思います。グローブは指先まで覆う冬用に変更で。ヘルメットの下には冬用インナーキャップを。そして真冬でも快適なe-bikeサイクリングを楽しもうと思います。

スタパ齋藤