e-bike日々徒然
乗鞍レースでe-bikeのケイデンス機能を使いたい。ステム交換でディスプレイの位置を変更
2022年7月8日 08:05
コラテック「E-POWER SHAPE PT500」は、ボッシュ製のディスプレイ「Intuvia(インチュービア)」が標準装備となっています。大きめで視認性が良く、停車時には取り外して携帯できるディスプレイです。操作スイッチも大きめ。ターン「Vektron S10」なども搭載していますね。何か不満があったわけではないですが、小型の「Kiox(キオックス)」発売時に速攻で交換しました。
マグネット着脱式、カラー液晶、アプリとの連携など、いろいろと進化を遂げていましたが、ハンドル周りをすっきりさせたいのが単純な目的でした。取付位置がステムの真上になってしまいましたが、e-bikeで気持ち良く走ることが中心で、なおかつ快速系e-bike「E-POWER SHAPE PT500」はバッテリーもあまり消耗しません。なのでディスプレイを頻繁にチェックすることもないですし、デジタルキーとして使える盗難防止目的のLock機能があれば……十分みたいな状況でした。
ですが、乗鞍スカイラインヒルクライムのレースに参戦を決めて、初めてケイデンス表示を活用したくなりました。全長18.4km・標高差1,342m・平均勾配7.2%、ゴールは自転車で行ける国内最高地点(標高2,702m)。レースは初体験ですが、過去にも富士山ヒルクライムに挑戦したり、ロケでもいろいろ山を上っているので、完走できると思っていますが、どうせなら「e-BIKE部門」で上位に入れるようにしっかり走りたい。そこで、目線を下に向ける状態を改善するために向かったのが、トレック直営店の「TREK Bicycle 六本木ヒルズ」。
ボントレガーのステムでKioxの取付位置を変える
コラテックのe-bikeなのになぜトレックストア? と思うかもしれません。実はトレックでしか扱っていないボントレガー「RSL Blendr Stem」にステムを変更することで、ハンドル前の見やすい位置にKioxを装着できます。「RSL Blendr Stem」は、超軽量OCLVカーボン構造が特徴。e-bikeには軽量さは意味ないかもしれませんが、アクセサリーをシームレスに一体化できるのも大きな魅力です。E-POWER SHAPE PT500(直径31.8mm)のような一般的なハンドルに適合すれば、別のe-bikeにも取付可能。
もうひとつメリットも。Busch & Mullerのe-bike専用ライトを使用していますが、こちらはIntuvia時のほうが装着しやすかったのです。
これで乗鞍スカイラインヒルクライムも万全!?
さっそくKioxの位置を変更したタイミングで6月に乗鞍スカイラインヒルクライム試走へ。本番は全長18.4km・標高差1,342m・平均勾配7.2%のレースですが、その手前のほおのき平スキー場・駐車場からの約20kmほどを走ってみました。e-bikeでヒルクライムを体験済みなら、どのドライブユニットでもいきなり最強モードを使わなければ、ある程度バッテリーの心配がないことはご存じだと思います。
変速も活用しながらペダルを回していけば上れるのは分かっていますが、いつもと違ってケイデンスとアシストモードを意識しながら走ると、e-bikeの魅力が引き出せる気がします。今回のようなレースでも活かされるのかなと。いつもは気軽に楽しく乗っているだけなので新鮮です。とはいえ、実際の感想はテンション高めの本気モードで走ってからにしたいと思いますが。TREK Bicycle 六本木ヒルズ店長の宇川 怜志さんによると、Kioxのケイデンスや出力などはかなり正確で信頼できるとのこと。
今回はケイデンスを見るためにe-bikeのディスプレイ「Kiox」用にステムを交換しましたが、せっかく初めてのレースだし、結局いろいろカスタマイズしてしまいました。こちらはまた別の機会に。まずはレース本番の天気が良いことを願っています。