e-bike日々徒然

新しいe-bikeが欲しい! 次の候補は意外と軽快に走れるファットバイク!?

定期的にe-bikeのレビュー記事を書いていますが、アリガチなのが「このe-bikeいいなあ、買おうかな」と思うこと。e-bikeに試乗して欲しくなっちゃうわけですね。

例えば去年の秋、ファットバイク系のe-bikeが欲しくなりました。FANTICの「ISSIMO」

FANTIC「ISSIMO FUN」。バーファン製ドライブユニット「M500」(最大トルク95Nm)を採用し、満充電からの航続可能距離は約70~120km。価格は396,000円
20×4.0インチというファットタイヤを採用。幅が10cm以上ある極太タイヤが特徴的です。段差もへっちゃらという感じの走破性があります

ISSIMOはどこを走っても楽しいe-bikeでした。乗り心地もいいですしアシストもパワフル。乗り降りしやすさもISSIMOの楽しさを嵩上げしてくれている感じ。ISSIMOの試走中、頻繁に「んん~これは欲しいなあ、日常使いしたい」と思いました。

追加で1台のe-bikeを購入……ISSIMOのサイズなら玄関にギリギリ置ける。すでに2台のe-bikeがありますが、それに追加で置くことができそう。ISSIMOは内装ギアなのでメンテナンスの手間も少なくて済みます。ISSIMOのフレームは超頑丈でミニベロタイプながらも折りたたみ機構がないのでガタがきにくそう。

街中を走っても道なき道を走っても楽しいe-bikeです

などとISSIMO購入を後押しする理由が次々に浮かびます。そして「んーやっぱりコレ買うことにしようかな」と思いつつ、ISSIMOをクルマに積み込みました(試走先までトランポしていた)。

その瞬間……「あぁっ、そうだこのe-bike、けっこう重いんだった」とあらためて気付きました。その車体重量は32.4kg。また、前後のタイヤが重めということもあり、ヒョイと持ち上げてクルマに積む、というのがけっこうシンドい。トップチューブがないのも、車体を担ぎ上げにくい要素です。ISSIMOは、走っているときは軽快なんですが、持ち上げようとするとタイヘンなe-bikeなのでした。

意外なほど軽快に走れるISSIMOですが、車体がけっこう重い。またタイヤの重量もそこそこあるので、前輪を上げてクルマに積むようなときは、より重さを感じます。「手で掴む箇所が少ない」のも持ち上げにくくしている要素かも

でもISSIMOでトランポとかってそうそう頻繁にはしないし……と思ったところで、もうひとつ気付きました。筆者はe-bikeを玄関内の室内に保管していますが、玄関と地面には2段ほどの段差があります。ISSIMO保管時にはその段差を持ち上げる必要がある。

結局「毎回この車体を持ち上げるのはタイヘン」となり「ISSIMOは道路と地続きの駐車場を使える人向き」と考え、購入を断念したのでした。でも今も欲しいんですけどネ(玄関の2段の段差をスロープにしたら……)。

それと、つい最近欲しくなったe-bikeがもう1台。BRONX CYCLES(ブロンクスサイクルズ)の「TRX-2WD」という、ファットバイクタイプのe-bikeです。

BRONXの「TRX-2WD」。これはわりとベーシックな雰囲気のファットバイクで、e-bikeです。ドライブユニットはバーファン製で、フロントハブ位置にあります。定格出力は250W、最大トルクは80Nm
タイヤサイズは26×4.7インチ。約12センチの幅があります

このTRX-2WDもレビューのために試乗しました。そしたらコレもまたイイ! 車重情報が得られませんでしたが、クルマへの積み込み時、前出のISSIMOほど重くありませんでした。トップチューブを掴んでグイと持ち上げられるのもイイ感じ。

そしてまたもや「これを買ってファットバイクe-bikeを楽しみまくりたいかも」と思ってしまいました。これならクルマへの積み込みもまあまあイケますし、玄関の2段の段差を越えるときに持ち上げるのも大丈夫そう。

なのですが、車格が大きい。一般的なMTBより前後長があります。またフレームも横幅があって(太いタイヤを収めるため)、そのぶんペダルが左右により長く突き出たりもしている。玄関にこのe-bikeを追加するのは……ちょっと無理があるかな~、となりました。

e-bikeって置き場に悩みますね。値段が張る自転車ですし、外に置いておくのは不安。室内保管をしたくなります。

でも室内保管するとなると、玄関などに置き場があるかどうか? 室内に持ち込むときにタイヘンじゃないか? 家族に反対されないか? いろいろ障壁があります。

じゃあグラベルロードなら? グラベルロードe-bikeなら横幅少ないし軽めだし……などと考え始める、懲りない筆者なのでした。

スタパ齋藤