941のイクメン徒然

第382回

コオロギってどんな味? SDGsを楽しく学べる昆虫食キット

環境のことを考えながらコオロギ食べ比べてみました!

まいど、どうも! くしいです。

週末は3食ご飯を作っているのですが、子供たちに何を食べたいか聞くと息子はいつも「カレー!」と即答します。ほんとにー? と思って昼と夜を息子だけカレーにしたらガツガツ食べてました。親としてはいろいろと栄養を取ってほしいのでさすがに他のメニューも出しますが、カレーはいつの時代も最強ですね。

さて、小2の娘が夏休みの自由研究としてクロスステッチでハートを作り髪ゴムにしていました。男親としては、夏休みの自由研究って何でもアリなんだなぁなんて思っていたのですが、この夏に発売された「コオロギフード体験キット」を買って試してみたのでご紹介したいと思います。

ここから先、コオロギの実物が出てきますので苦手な方はご注意ください。

この体験キットはSDGsの代表アイテムともいえる「コオロギ」を通じ、環境問題、生産背景、そして昆虫食の歴史や魅力に触れられるようになっています。セット内容は、ガイドシート・研究まとめシート・産地や品種が違う3種類のコオロギ・味付け用パウダー。価格は734円で、内容の充実度を考えるとかなりお得だと感じます。

コンフェクショナリー・コオロギ「未来コオロギラボ・コオロギ食べくらべキット」

コオロギ体験キットがこちら
考えるきっかけになるガイドシートの説明が素晴らしいです

現在わたしは40代前半ですが、ニュースを通じて「コオロギを食用にする」ということを知識として知ってはいても、体験を伴って理解するのとは捉え方がまるで違います。親としては変な先入観を与えてもよくないと思い、まずはガイドシートを一緒に読みすすめました。地球にやさしい食材としての価値が図解入りで解説されていてとてもわかりやすいです。

コオロギもいろいろな種類があることが実物でよくわかります
研究まとめシートが大変わかりやすい
さっそく観察して書き込んでいきます

まずは観察して絵を描いてみましょう、何もつけずに食べて感想を書いてみましょう、と研究手順がガイドシートに書かれているので何をすればいいかがわかりやすく「え、これを食べるの?」という躊躇もなく次々進むのでよい教材です。子供たちが「苦い!」「なんか変な味!」と言いながらも普通に食べていたことに驚きました。

味付けをすれば随分と変わるというのが醍醐味なようで、キットにはピザ・ガーリック・カレーの3種類のパウダーが同梱されています。湯煎で油を温めてコオロギに振りかけ、3種のパウダーを3種のコオロギにまぶして合計9種類を食べ比べてみます。

味付けのためにシャカシャカしていきます
9種類の準備が完了!

味はというと、コオロギの種類と味付けでかなり変わるようで子供たちとしては「ジャマイカン×ガーリック」の組み合わせが一番甘く感じて美味しかったようです。他にも「ヨーロッパイエ×カレー」もお気に入りだったようです。研究まとめシートにはメモを書き込んだり最後にランキングとして感想をまとめるエリアがあり、自由研究的にもわかりやすい構成になっています。

娘の研究まとめ、かなりよいきっかけになったようです

普段たべているものがどのような影響を地球に与えるのか、昆虫食の可能性、体験としての昆虫食と、これまでなかったことができて大変よかったのではないかと思いました。親子で会話しながら試せるのでぜひ!

櫛井 優介

1979年1月デビュー。シャイな奥さんと2013年の春に生まれた娘&2016年の秋に生まれた息子を溺愛し、お寿司が大好きなおじさんです。インターネットでは 941 と名乗っていることが多く、色んな会社に行ったりするブログ書いてます。櫛井だから941。
普段はLINE株式会社でエヴァンジェリスト / 技術広報。会社では技術系イベントの企画や運営などを担当してます。コラムは週末に書き溜めてるので微妙に時期がズレたりします。

Twitter:@941
ブログ:http://blog.kushii.net