育児に悩むパパママにオススメの一冊『ママは悪くない!』

　4歳の娘が大好きなプリキュアの映画がついにスタート。たまには、ということでママと二人で行ってもらいランチにお菓子に映画にとフルコースだったはずの娘。「どうだった?」と感想を聞くと「なかなか楽しかった」とのこと。なかなかって…。

　今回は、夏にでた『［コミック＆エッセイ］ママは悪くない！子育ては“科学の知恵”でラクになる』という育児本をご紹介。

　2016年の1月に放送された「NHKスペシャルママたちが非常事態!?」という番組を、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。3月には続編も放送されて話題になりましたね。

　「子育てがつらいのはお母さん、あなたのせいではないのです」という力強いメッセージで始まったこの番組、日本の母親たちの育児が孤独でつらいものである理由を脳科学・生理学・進化学など、最新の科学で解き明かしていくというもの。

　産後うつがなぜ起こるのか、子供の夜泣きやイヤイヤ、夫へのイライラなどを科学的なアプローチで解明していく番組で大変参考になりました。この本は漫画とエッセイという構成になっていて、番組を作ったスタッフも登場して子育てについての誤解やアドバイスをしてくれるという内容。私はKindle版で読みました。

商品説明より引用

　産後間もない「高齢出産」の漫画家が番組で得られたヒントを実践するコミックエッセイは抱腹絶倒!
そのほか、番組に出演した専門家による特別コラムもたっぷりと収録。
育児にまつわる真実と解決アイデアが満載です。

1章 ママたちを苦しめる〝深い孤独感のナゾ〞
2章「夜泣き」「イヤイヤ」「人見知り泣き」が最新の脳科学でラクになる!
3章 育児中のママたちのカギを握る「オキシトシン」の真実
4章 夫にイライラ! 夫婦の危機を救う科学ワザ
5章 ママもパパも満たされる〝新しい育児〞の形へ
引用ここまで

漫画でわかりやすく説明されていて読みやすい

　章ごとに「子育てがラクになる新発見!」といった形で問題についてのアドバイスやまとめが入っているので読みやすく、「専門家に聞いた育児のヒント」という大学教授など、専門家からのアドバイスもあったりする構成。

　個人的には「イクメンと自称している旦那さん、奥さんは実はこんな不満があるよ」というパート。なかなかグッときますね……。私も育児や家事は協力してやっているつもりではありますが、そう思っているのは本人だけという可能性もあるのでドキッとしちゃいます。

　オキシトシンというホルモンがパパやママにどんな影響を与え、育児にどう作用してくるのか。今まさに育児をしているパパママはもちろん、これからパパママになる人にも是非読んでみてほしい一冊。読みやすいし説得力もあるしで、かなりオススメです。