東芝、コンロ台にそのまま置ける据え置きタイプのIHクッキングヒーター

 東芝ホームアプライアンスは、ガスコンロを設置していたコンロ台にそのまま置ける据え置きタイプのIHクッキングヒーター「UHP-V31S」を発売した。価格はオープンプライス。店頭予想価格は17万円前後。

 ガスコンロの設置スペースにそのまま置くことができる、据え置きタイプのIHクッキングヒーター。上部左右に3.0kWのIHヒーターを備えるほか、1.9kWのグリルヒーターも搭載する。

UHP-V31S上面部分。2口のIHヒーターと、操作部を備える

 機能面では、同社独自の火力制御システム「デジタル・シグナル・プロセッサー」を搭載。IHクッキングヒーターでは鍋底を検知して温度制御を行なうため、鍋振りなどの際、鍋をヒーターから持ち上げると温度が一時的に下がるが、デジタル・シグナル・プロセッサーでは細かい温度差にも素早く対応し、火力復帰が早く、鍋に食材を投入した時の温度低下にもすぐに対応。ガスを使っての調理と変わらない感覚で調理できるという。

 上部のIHヒーターは10段階で火力調節できるほか、140~200℃まで温度調節できる「揚げ物温度調節機能」、200~800gまでの油の量を自動で判別する「油量自動判別機能」、少ない油(200g)でも揚げ物ができる機能などを備える。

 グリル部は、予熱や食材の裏返しが不要な「オート両面自動焼き」機能、調理中のニオイや煙を二酸化炭素と水に分解して抑える「脱臭・脱煙システム」を搭載する。手入れしやすいように、焼き網、受け皿、庫内をフッ素加工としたほか、開閉がスムーズなレール式を採用する。

 使いやすさの面では、操作ボタンを全て上面に配置したほか、ボタンや文字のサイズを大きめとした。また、手入れが楽になるように、吸気口を上面ではなく底面と前面下部に設置。吸気口に食材や油などが入り込むことなく、手入れが簡単になったという。

 安全面では、切り忘れ自動OFF機能、鍋なし自動停止機能、温度過昇防止機能など9つの安全機構を搭載する。

 本体サイズは590×480×180mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約19kg。電源は単相200V、定格出力は5.8kW。本体カラーはシルバー。

UHP-M21B

 下位機種として、定格出力数4.0kWで、グリル部の脱臭・脱煙システムを省略した「UHP-M21B」を同時発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は15万円前後。本体カラーはブラック。




(阿部 夏子)

2011年2月1日 13:56