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自動車のセンサー技術を応用したベッド用睡眠計

ne.mu.ri monitorのセンサー類と、連携させたiPad

 アイシン精機は、睡眠状態をスマホやタブレットで確認できる睡眠計「ASLEEP ne.mu.ri monitor(ねむりモニター)」を7月1日より発売する。希望小売価格は30,000円(税抜)。

 ne.mu.ri monitorは、ベッドの脚に取り付けて使う睡眠計。睡眠中の人の動きを検知し、睡眠の時間や深さを計測する。

 アイシン精機はトヨタグループの自動車部品を作るサプライヤーで、1966年からはベッドやマットレスなどの寝具事業も手掛けている。新製品は、同社が培ってきた自動車部品の「体重検知センサー」技術を、睡眠計に応用した点が特徴。同社が睡眠計を発売するのは初となる。

シングルベッドの脚に設置している様子。一度設置すれば、眠るたびに自動で測定される
ベッドの下、頭に近い方の2本の脚に、センサーをそれぞれ設置する
2つのセンサーは、解析ボックスに接続して使う
寝た時に足を向ける側の脚2本には、センサー機能を搭載しないスペーサーをそれぞれかませる

 測定したデータは、無線LANおよびWi-Fi経由でクラウドサーバーに保存され、スマートフォンやタブレットでグラフ化して閲覧できる。同時に、睡眠専門家が監修したアドバイスも提供する。これにより、生活リズムがわかり、生活習慣を見直すきっかけを作るという。

対応OSはAndroidOSまたはiOS。iPadに表示したところ。眠りの深さをグラフ化するほか、睡眠の状態を点数で表示する
詳しい測定結果や過去の測定記録もチェックできる。オンラインのマイページでチェックできるほか、無料の専用アプリもリリースする

 ne.mu.ri monitorのもう1つの特徴は、見守り機能を搭載した点にある。離れて暮らす高齢者の寝室などに本製品を設置すれば、ウェブを通して生活リズムを確認できる。見守り用のカメラと違い、監視されている感覚がないのもメリットという。

 さらに、月額300円の有料会員サービスに加入すると、離れて暮らす家族の睡眠時刻を通知するお知らせメールなどのサービスを提供する。

 測定条件として、1台につき、測定できる対象は1人。体重は30kg以上102kg以下の人。設置条件は、4本脚のベッドで、サイズはダブルサイズまでとなっている。

 セット内容は、センサー2個、スペーサー2個、解析ボックス、専用ACアダプター、クリップ4個、すべり止め4枚。センサーサイズは108×140×47mm(幅×奥行き×高さ)、重量は700g。解析ボックスのサイズは86×170×35mm(同)、重量は140g。

センサー2個、スペーサー2個、解析ボックス
センサー部。この上に頭に近い方のベッドの脚をのせる
センサー背面には滑り止めが付いていた
センサーと繋ぐ解析ボックス。Wi-Fi通信機能を内蔵する
解析ボックスの側面
設置条件によると、残念ながらペットと一緒に寝ている人や2人で1つのベッドに寝ている人、布団に寝ている人は測定できないようだ

アスリートも重視する、睡眠の大切さ

 会場には、元サッカープレイヤーの福田正博さんと元バトミントンプレイヤーの潮田玲子さんが登場。アスリートと睡眠の関係についてトークを行なった。

発表会には元サッカープレーヤーの福田正博さんと元バトミントンプレイヤーの潮田玲子さんが登場
ちなみにこの人は、羊をモチーフにしたイメージキャラクターのDr.ASLEEP

 元サッカープレーヤーの福田正博さんは、睡眠について「現役時代は睡眠に神経質だった。遠征先のホテルで枕元のランプが明るいと、タオルをかけて隠したほど。スポーツは、睡眠、栄養、トレーニングのバランスが重要。引退した今は全然よく眠れるようになりましたけど」と話し、会場の笑いを誘った。

 元バトミントンプレイヤー潮田玲子さんは、「私はどこでも眠れるタイプだが、合宿先などで気が立って眠れない時には、アロマで気持ちをリラックスさせたり、お風呂に浸かったり、とにかくリラックスすることを心掛けながらベッドに入っていた」と睡眠のコツを披露した。

元サッカープレイヤーの福田正博さん
元バトミントンプレイヤー潮田玲子さん
アイシン精機の廣瀬隆久 専務役員

 アイシン精機の廣瀬隆久 専務役員は、ne.mu.ri monitorについて「健康志向の高まり、眠りに関する悩みの増加、社会の高齢化という時流をとらえた製品。我々の目指す、眠りのトータルソリューションを実現するためのキーとなる」と語った。

(小林 樹)