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オムロン、Bluetooth搭載でiPhoneで使えるようになった睡眠計
~浅田真央さんは完璧な睡眠のヒツジタイプ
(2013/6/17 12:03)
オムロンヘルスケアは、睡眠時間や寝返りの回数を測る「ねむり時間計 HSL-002C」を6月20日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は6,980円前後。
睡眠の長さや時刻を測る睡眠計。同社では昨年初めて睡眠計を発売し、今年で2年目となる。昨年モデルは当初の予想を上回る好調な売れ行きで、現在のユーザー数は約10万人にのぼるという。
基本機能は従来通り、就寝時の枕元に置くと、本体に内蔵する加速度センサーが寝具の動きを検知し、入眠から起床までの睡眠時間を測定できる。また、目覚まし機能も搭載し、設定時刻から30分前までの間に、起きやすいタイミングでアラームが鳴り、すっきりとした目覚めに導く。
新製品の改良点は、就寝時の寝返りの回数をカウントする機能を追加したこと。寝返り自体は自然な動きだが、その回数を知ることで、睡眠の日々の変化を捉えやすくなり、「心配事が多い夜は寝返りが多い」などの自分の睡眠パターンが見えてくるという。
計測したデータは、スマートフォン用アプリ「ねむり体内時計」やウェブの健康サポートサービス「ウェルネスリンク」に転送して、グラフ化してスマートフォンやパソコンから確認できる。
通信方式には、新たにBluetooth 4.0を採用。これにより、iPhone 4S/5にもデータを転送できるようになった。従来通りNFC-F通信(おサイフケータイ)にも対応し、Androidスマートフォンにも連携する。データ通信機能の対応機種はAndroid 2.3、iOS 6.0以上。Bluetoothの通信距離は約10m。ただしiPhone向け「ねむり体内時計」アプリは申請中(6月16日現在)のため、アップル社側の認可が下り次第、提供を開始するという。Android版は既にリリースされている。
専用アプリや睡眠情報ウェブサイトもわかりやすくリニューアル
新製品の発売に合わせて、アプリやウェブサイトもリニューアルする。専用アプリ「ねむり体内時計」では、昨年モデルのユーザーから測定データのグラフ表示だけでなくアドバイスを求める声があったため、睡眠のタイプを動物に例えてわかりやすく判別するアドバイス機能を導入する。
1週間分の睡眠の計測データを「睡眠時間」「起床時刻」「就床時刻」「寝つき時間」「起床にかかった時間」の5つの指標から、睡眠タイプ別に9種類の動物に例えて判定。具体的には、パーフェクトな眠りの「ヒツジ」タイプ、夜更かし気味の「フクロウ」タイプ、なかなか起きられない「ネコ」タイプなどが用意されている。それぞれ、快適な眠りに導くポイントも表示する。
アプリでは従来通り、就寝時刻や眠りにかかった時間、寝返りの回数をグラフで表示する。また、食事や運動の情報を手入力することも可能。1日の生活リズムを記録することで、自分の眠りの傾向や変化を把握しやすくなり、快適な目覚めに導くという。
また同社の提供する睡眠情報の無料ウェブサービス「ねむりラボ」もリニューアルする。同サイトではアプリと連携して自分の睡眠タイプに合う眠りの工夫「ねむりレシピ」や、睡眠の基礎知識、睡眠に関する実験結果などの情報を提供する。
本体カラーは従来の3色から、ホワイト、ブラック、パープル、グラスグリーン、オールドピンクの5色に増やした。
本体サイズは約83×83×16mm(幅×奥行き×厚さ)。本体重量は約65g。電源はコイン形リチウムイオン電池CR2032が2個付属する。電池寿命は約4カ月。本体の表示メモリは1回分。本体記憶メモリは最大14回分。
なお同社では昨年、より詳細に睡眠データを測定できる睡眠計「HSL-101」を発売しているが、こちらのモデルについては現在のところ新製品を出す予定はないという。