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約10分で生麺が作れるフィリップスの「ヌードルメーカー」
(2014/6/3 14:12)
1台でそば、うどん、ラーメン、パスタなどを作る
フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、約10分で生麺が作れる「フィリップス ヌードルメーカー HR2365」を6月下旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は32,200円(税抜)。
本体上部から材料を入れ、内部で攪拌、圧力を加えて前面から生麺が出てくる自動製麺機。製麺用キャップを付け替えることで、1.6mm角麺、2.5mm角麺、1.6mm平麺、2.0mm平麺を作ることができ、そば、ラーメン、うどん、パスタなど様々な種類の麺を作ることができる。
作り方は簡単、まず準備した粉を本体上部から入れてカバーを閉める。その後こね時間を設定し、こね動作が始まったら水などの材料を加える。こね動作が終わると製麺が自動で始まる。
一般的に麺を手打ちで作る際は、途中に生地を寝かせる必要があるが、ヌードルメーカーではこの工程を省略、約10分(2人前約250g)で本格的な麺を作ることができる。なお、寝かせ工程とは、生地を薄くのばす時に生地が切れないように行なうもので、ヌードルメーカーのように生地を押し出して麺を作る場合は必要ないという。
日本向けに仕様を大幅変更
ヌードルメーカーは、2013年4月に中国で、同年11月に台湾で発売、売上が好調だったため、日本での発売が決まった。日本に発売するにあたり、内部機構やメンテナンス性を見直している。コシのある麺を作るために、製麺棒の回転時、キャップ押し出し時、製麺時の3段階で、約720kgの圧を加える「3段階押し出し製麺」を採用。これは、日本の製麺業者からヒントを得たものだという。
また、日本人はうどんなどコシのある麺を好む傾向があるため、こね時間調整機能を新たに搭載、基本設定は5分だが、好みに合わせて最大8分まで延長が可能。
製麺キャップについては、日清フーズのアドバイスを得て、4種類にしたという。メンテナンスについては、製麺キャップ専用のクリーニングキットを付属するほか、本体各部は分解して手入れすることができる。
本体には36のレシピが掲載された専用のレシピブックが付属。レシピは日清フーズと共同開発しており、日清フーズの製品名でレシピが紹介されている。
本体サイズは215×343×300mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は7.8kg。消費電力は200W。電源コードの長さは約1.8m。最大製麺量は600g。