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フィリップス、油を使わずに揚げ物が作れる調理家電「ノンフライヤー」
~最高200℃の熱風を高速循環
(2013/2/6 15:02)
フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、油を使わずに揚げ物が作れる調理家電「ノンフライヤー HD9220」を4月下旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は29,800円前後。
独自の「高速空気循環技術」により、油を一切使わずにエビフライやポテト、とんかつなどの揚げ物が作れる調理家電。最高200℃の熱風を高速で対流循環させることで、食材全体を一気に加熱することで、食材表面の水分を3%以下にし、揚げ物のようなサクサクの食感に仕上げるという。
食材自体の油で、表面を均一に加熱し、旨味を閉じ込めるため、調理の際に油は一切使わないという。そのため、最大で約80%の脂肪分がカットできる。たとえば、とんかつの場合、従来通り油で揚げた場合、1枚のカロリーが約564kcal程度になるが、ノンフライヤーで作ったとんかつは、低カロリーのため、ごはん、味噌汁、小鉢をつけて564kcalに収まるという。
使い方は、簡単だ。食材の下ごしらえをして、本体の予熱をスタート。予熱時間は、設定温度などにもよって異なるが、設定温度180℃の時の予熱時間は4分ほど。その後、本体のバスケットに食材を入れて、温度と時間を設定するだけでいい。加熱時間は食材によっても異なるが、だいたい10分から15分程度だという。
食材の下ごしらえは、通常揚げ物をするときと同じように行なう。例えば、唐揚げの場合、下味をつけて小麦粉をまぶす。エビフライやとんかつも、普段と同じようにパン粉をつける。本体には、22のレシピが掲載されたレシピブックが付属するほか、フィリップスでは本日よりノンフライヤーオリジナルウェブサイトを公開。ウェブオリジナルレシピが閲覧できる。レシピは今後も常時追加されていくという。
本体のバスケットなどは、全て水洗い可能で、食洗機にも対応する。
本体サイズは、287×384×315mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は7kg。消費電力は1,425W。電源コードの長さは約96cm。
全世界40カ国の実績がある「フィリップス史上、最もヒットした調理家電」
なお、同製品は、既に世界40カ国で販売されており、累計販売台数は100万台を突破。フィリップスは現在、日本市場において、シェーバーなどの「メンズグルーミング」、電動歯ブラシなどの「オーラルヘルスケア」、オーディオ機器など「ライフスタイルエンターテイメント」の3つの分野で展開。調理家電製品に関しては、2009年に撤退している。
しかし、ノンフライヤーが「フィリップス史上、最もヒットした調理家電」と言われるほど、人気があり、特にアジア諸国からの支持が高いことを受け、今回日本での販売を決めたという。日本での販売開始に際しては、徹底的な事前マーケティングを行ない、本体仕様も日本向けとした。製品名も、海外では「エアフライヤー」としていたが、日本では製品の特徴をよりわかりやすく伝えるため「ノンフライヤー」に変更した。今後は、キッチン分野を加えた4つのカテゴリーで製品展開していく。
神田うのさん、“これなら使ってみたーい!”
会場には、ノンフライヤーのイメージキャラクターを務めるモデルの中林美和さんと、タレントの神田うのさんが登場。中林さんによる実演も行われた。中林さんは既に自宅でノンフライヤーを使っていると言い「油を使わない揚げ物って聞いて、最初はどういう風に仕上がるのか心配していたけど、サクサクでおいしい揚げ物を作ることができました。調理中は、全てお任せできるので、その間にほかの料理の後片付けができるのも気に入っています」と話した。
一方、結婚前は全く料理しなかったという神田さんは、「子供ができてからは、少しずつお料理の練習を始めてます。今は子供がまだ小さいので、揚げ物は一切やっていません。ただ、主人が本当は揚げ物が好きなので、いつかはチャレンジしてみたいとは思っていました。でも、カロリーが気になるという気持ちもあったんですが、ノンフライヤーならその問題も解決してくれますね。これなら使ってみたーい!」と語った。