やじうまミニレビュー

貝印「モッタイナイス ペットボトル替え口」

~ペットボトルを調味料の容器に変える便利グッズ
by すずまり


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


貝印「モッタイナイス ペットボトル替え口」。左から、液体用、粉用、液体用・粉用

 食材の中で、なかなか減らないものがある。たとえばチャック付きの袋に入った調味料。使い終わったらチャックを閉めればいいのだが、だんだん開け閉めが面倒になってくる。次に使うときに見たら、半分開いていた、なんてこともある。

 そんな時に便利なのが貝印の「モッタイナイス ペットボトル替え口」だ。これは、ペットボトルを調味料ボトルに変えてしまうアイデア商品。ペットボトルのキャップを外して、「ペットボトル替え口」に付け替えるだけで、開け閉めしやすいキャップタイプの調味料ボトルになるのだ。




メーカー貝印
製品名モッタイナイス
ペットボトル替え口(調理お助けキャップ)
タイプ液体用粉用液体用・粉用
購入場所Amazon.co.jp
購入価格398円525円


 ペットボトル替え口の素材はポリプロピレンで、1個あたりのサイズは約62×50×42mm(幅×奥行き×高さ)、本体重量は25g程度だ。替え口は、小さな穴がいくつも空いた粉用と、液体用の2種類があり、必要に応じて交換できる。
左から液体用替え口、粉用替え口、ペットボトル替え口替え口はペットボトル替え口に取り付けるペットボトル替え口を取り付けたペットボトル。元の中身は水だと洗浄がラク

 それでは、本品を取り付けたペットボトルに、パッと使いたくなるものを入れてみよう。筆者はふだんなかなか減らないゴマ、小麦粉、片栗粉を入れた。見えるところに置くと、意識して料理を考えるからか、これまでより調味料の使用頻度が増えたのである。片栗粉は砂肝にまぶして使ったし、ごまはサラダにパラパラとかけ始めた。粉用は適量振りかけるのにちょうどよい。

左から片栗粉、ゴマ、小麦粉の入ったボトル詰め替えるだけで、気軽に使えるようになる
サラダにゴマを振りかける。以前に比べ、ゴマの使用率がアップした片栗粉を砂肝に振りかける。まんべんなくまぶしたいときは、粉用の替え口が便利

 ほかにも、鶏の唐揚げを作る際に便利だった。唐揚げの衣をつくるためには、鶏肉に小麦粉をつける必要があるのだが、筆者はふだんビニール袋に鶏肉を入れて、そこに小麦粉をまぶしている。

 あらかじめ小麦粉をペットボトルに移し変えておけば、いざビニール袋に小麦粉を入れる時に飛び散らないので便利なのだ。ボトル自体が細長いので、ビニール袋の中での作業は楽ちんそのもの。小麦粉の袋の先端をすぼめて直接入れるという面倒な作業からも解放される。

鶏肉の入ったビニール袋に小麦粉を入れてまぶす「ペットボトル替え口」のフタが若干邪魔ではあったが、簡単に使えるって嬉しいと思える瞬間だこんなささいな手間の省略が、料理を楽しく前向きなものにしてくれる! 

調味料をペットボトルに小分けして、パパッと使いやすく

 パックや袋入りの調味料などは、引き出しなどに保管しているうちに忘れて、あるのに新しいものを買うというミスも起こしがちだ。ペットボトルに移し替えておけば、使いやすくなるだけでなく、見える場所に置けるため忘れる心配がなくなるというわけだ。個人的には、丈夫な350mlのペットボトルが使いやすくて気に入った。大きなボトルで購入したお酒やめんつゆなどの液体も、液体用替え口を付けたペットボトルに小分けしておけば使いやすさがアップする。

 問題があるとすれば、ペットボトルの中にあらかじめ小麦粉や片栗粉を入れておく時に少々手間がかかることくらいだろうか。ごまなどのサラサラした材料なら問題ないが、スルスルと落ちない粉ものは、撒き散らしてしまう恐れがあるため、慎重に作業する必要がある。

 とはいえ、その手間がかかっても使い勝手に満足できるアイテムなのだ。おかげで最近は小分けがヒートアップ。「そういえば粉末の中華スープの素もいつも面倒だったな、パラパラかけらればチャーハンに便利。青汁の粉末も毎回大変だからボトルにしちゃおうかしら」なんて考えるこの頃だ。





2011年 10月 17日   00:00