やじうまミニレビュー
chef’n「グレープフルーツカッター」
■チョキッと切れば、グレープフルーツの果肉がすっぽりとれる専用バサミ
chef’n「グレープフルーツカッター」 |
グレープフルーツは好きだが、ジュースとしていただくことのほうが多い。なぜなら、皮をむく、もしくはスプーンで1つずつすくいだすという行為が面倒だからだ。グレープフルーツは、皮が硬くて大きいため、食べ方も特殊で、ミカンやオレンジよりもずっと手間がかかる。
グレープフルーツを半分に切って、スプーンですくいだしたり、皮に切り込みを入れたりという作業をしても、果肉だけを上手に取り出すのは難しい。そこで見つけたのが、今回紹介するchef’nの「グレープフルーツカッター」だ。
メーカー | chef’n |
製品名 | グレープフルーツカッター |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | 貝印直販サイト「Kai Online Store」 |
購入価格 | 2,100円 |
「グレープフルーツカッター」は、横半分にカットしたグレープフルーツから、きれいに果肉だけを切り取れる、グレープフルーツ専用のはさみなのだ。「V型刃」と「回転刃」の2枚構成で、ハンドルを握ると「回転刃」が飛び出して来る仕組みで、使い方もいたって簡単。
「V型刃」を、輪切りのグレープフルーツに対して垂直に突き刺したら、はさみを使う要領でハンドルを握ればカット完了という簡単さである。皮に切り込みを入れて、裏返したり、むいたりしなくても、ズバズバと果肉だけを抜き出せるので、その手軽さに思わず唸ってしまうほどだ。
はさみのような形をしている | 先端には刃カバーがついている。使用時には取り外す | V型刃はかなり鋭利なので、取り扱いに注意しよう |
山型に出ているのが回転刃 | ハンドルを握ると、回転刃が飛び出してきて、皮から果肉を切り取る |
最初は刃を突き立てるのも恐る恐るだが、慣れてくれば1回の作業は1~2秒で終わる。グレープフルーツ1個分なら、早ければ30秒程度で果肉を分離できるだろう。先端がギザギザとのこぎり状になったグレープフルーツ用のスプーンもあるが、力任せにこそげ取るため、どうしても果肉の形は崩れがちになる。「グレープフルーツカッター」なら、食べやすいサイズのきれいな果肉がサクサク切りとれるのである。あまり力を必要としないこと、手を汚しにくいところも魅力だ。
実際に使用している様子。場所の都合上「回転刃」を手前に向けているが、本来は逆のほうが力は入れやすい |
ザクッ! チョキッ! という単純な作業で、果肉がきれいに取れるのは気持ちいい。できあがる果肉は小房の1/2サイズなので、小房の形をそのまま生かした料理には向かないが、ポンと口に入れやすい、食べやすいサイズである。ゼリーなどのデザートの具としてちょうどよいし、見た目がきれいなので、来客用の食材としても重宝するだろう。
おなじみのグレープフルーツで使ってみよう | まず「V型刃」の先端を小房に合わせて差し込む | ハンドルを握ると「回転刃」が出てきて、果肉をカット |
「grapefruiter」から取り出した果肉 | 切り口の様子 | 突き刺してはハンドルを握るの繰り返しで、スピーディに果肉を取り出せた |
ただし、スイカを食べるとき、白い皮ギリギリまで食べてしまう自分としては、皮側の果肉が残る点がやや気になる。もう少し回転刃にカーブがあると、グレープフルーツの皮に沿ってきれいにとれるのではないかという気もする。
果肉は形が整っている | 残りが気になる場合は、専用スプーンの出番 | 専用スプーンを使うとぐちゃぐちゃになりがち |
とはいえ、どうしてもそこまで食べたいなら、グレープフルーツ用のスプーンを使えばいいのだ。最初からスプーンを使っていると、小房の皮がボロボロになってゆき、食べにくさを覚えるが、最初に「グレープフルーツカッター」を使うと、残りのかき出しはかなり楽になる。グレープフルーツ好きの人なら、一度は試してみるべきアイテムだ。
2011年 10月 18日 00:00
やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです