やじうまミニレビュー

マーナ「たためる携帯コップ」

~薄く折りたたんで持ち運べるシリコンコップ
by 小林 樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


マーナ「たためる携帯コップ」

 うだる暑さがじりじりと続く日々はどこへやら、突然、寒さを感じる季節になった。この気温差についていけず、風邪気味の方も多いのではないだろうか。風邪はひき始めが肝心という。予防のためにもうがいを習慣付けたいが、うがいとなると、朝晩の自宅か、会社のトイレの洗面台でするくらい。なかなか出先までコップを持ち歩くのは不便だったりする。

 本日取り上げる「たためる携帯コップ」は、手のひらサイズのシリコンのコップである。シリコンの素材を活かして、コップとして使うとき以外は平たく折りたためるようになっており、かさばらずに、ポーチの中にしまっておけるのだという。


メーカーマーナ
製品名たためる携帯うがいコップ
希望小売価格480円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格480円

 さっそく使ってみよう。スチロール樹脂製のケースからコップを取り出す。折りたたまれた状態での厚さは約11mm。つまみ部分を引き上げると、ボコッボコッボコッ、と3段階に伸びてコップになる。

ケースに収納された状態。厚さは約11mmつまみ部分をひっぱると、ケースから外せる外した状態
コップの形にするには、つまみ部分をひっぱっていく片手で押さえながらやると。ボコッボコッと立体的になってくるコップになった

 コップの状態でのサイズは、67×67×57mm(幅×奥行き×高さ。幅と奥行きは最大部分)で、容量は約95ml。手のひらに乗る大きさなので、ちょっとした歯磨きやうがい、薬を服用する際などにちょうど良い。

コップの状態。安定して立つ縄文土器のようなシルエット底の面積は小さいが、机に置いても安定している

 持ってみるととても軽い。重さはコップのみで28g、ケースを含めると36gだという。シリコンラバーが意外と厚手なので、柔らかすぎてグニャグニャ形崩れするということはなく、安定している。


コップを押しつぶしてみた。グニョグニョしすぎない適度な柔らかさだ

 まず、会社のトイレで歯磨き時に利用した。歯磨きをして、口をゆすいで、さらにうがいをする。

使い終わった後は、3段階に伸びたコップを今度は逆に潰せばいい。最初はグニョグニョして捉えにくいと感じるが、慣れてくればなんということはない。ものの数秒で、薄い円盤状に戻る。これなら十分にポーチに収まって、場所もとらない。嬉しかったのが、普通のコップだと乾かしてからしまわないといけないが、このシリコンのコップは撥水性が良く、紙や布でササッとふけば水分がぬぐえるので、すぐにしまえる。忙しい昼時や出先で非常に便利だ。

歯磨き時に利用かさばらないので、収納がらくちん
シリコン製のため撥水性が良い紙や布でふくと簡単に水分がぬぐえる

 アウトドアや旅先など、遠出する際にも携帯しやすいだろう。場所を問わず使え、これからの季節の風邪予防にちょうど良いのではないだろうか。

 ちなみに、このコップの耐熱温度は200℃(ケースは70℃)だという。そう言われてみると、何か熱い飲み物が飲みたくなってしまった。試しに、会社に常備している粉末飲料を入れて、お湯を注いでみた。

会社に常備してある粉末飲料。今回このコップが熱いお湯も大丈夫だというので、粉末をコップに入れて、お湯を注いでみた紙コップよりも、容量は少ないが、紙の無駄は減らせて経済的

 やはり、ゆっくり飲み物を味わうには、このコップはやや小さい。画像のコーヒー粉末のように、自分で粉末の量を調整できるものなら適量を注げるが、袋に小分けされた一杯分にはコップの容量が足りない。ぜひ次は、もう少し大きめで150ccぐらいの製品が欲しいと思った。

 


2010年 10月 5日   00:00