やじうまミニレビュー
ottotto「coma」
ottotto「coma」 |
不況による“内食ブーム”が話題になっているが、我が家では内食ならぬ“内飲み”の機会が増えている。これまでは仕事帰りにちょっと一杯だったのが、諸般の事情により、最近ではもっぱら家で飲んでいる。そうはいっても、節約のためにシンミリ飲むというのもなんだか侘びしいので、最近は自宅で楽しめるお酒グッズがちょっとしたマイブームである。
中でも注目しているのがグラス。中身は同じでも入れ物によってグンと雰囲気が変わって、おいしく飲めるから不思議だ。今回紹介するottotto「coma」は、焼酎やウィスキーを飲むときにぴったりなロックグラス。林 秀行氏が展開するブランドottottoの製品だ。
メーカー | ottotto |
製品名 | coma |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 6,300円(2個セット) |
製品名のcomaは玩具の独楽から取ったもので、その名の通りグラスが独楽のようにクルクルと回るという製品。本体は、円周が78mm、高さが74mmで、一般的なロックグラスと変わらない大きさ。一番違うのは底部が平らではないということ。ちょうど独楽のように中心部がふくらんでいて、周りは中心からなだらかな曲線を描いている。傾斜はそれほどきつくなく、ただ置いておいても本体が倒れるというようなことはない。
底部は独楽のように中心部が盛り上がっている | 底が平らではないので、テーブルに置いた時も本体がやや傾斜する |
飲み物を入れると、また印象が変わる。中の氷と飲み物で本体に微妙なバランス変化が加わって、グラスに触れる度に、カランという涼しげな氷の音がするのだ。ちょっと変わった仕掛けがあると聞くと、どうしても確かめたいという性分のため、実際に回してみると、なるほど、うまく回る。しばらく使ってコツを掴んでくると、片手だけでも上手く回せるようになった。
独楽のように回したところ | 扱いに慣れてくると、ちょっと触っただけでグラスを回せるようになる |
安定感がないグラスだけに、いちいち気を使ったり、氷の音がうるさく感じるのはイヤだなと思っていたのだが、使ってみると、ちょうどいい音、めんどくさくない程度の不安定感で、イライラしたりすることがない。一歩間違えれば、イロモノに見られがちな製品だが、絶妙なバランスで「大人の使う道具」として成立している。
手に馴染んで持ちやすい本体や、全体の安っぽくない造りも気に入っている。なかなかの製品だよなと思って調べてみると、この製品は、ガラス工場の職人が手作りしているものだという。1つ3,150円という価格もこれを聞くと納得してしまう。
我が家ではもっぱら焼酎や、梅酒をロックで飲むときに使っている。涼しげな氷の音が心地良いので、氷はちょっと贅沢をしてロックアイスを用意したい。また、これからの季節ならシャーベットやちょっとしたデザートを盛りつけるのにも良さそうだ。
芋焼酎を入れたところ | 梅酒を入れたところ | デザートなどを入れても良い |
平日はビール1杯だけと決めていてもcomaがあるとついつい、その次の焼酎に手が伸びてしまう。飲み過ぎには要注意だが、お酒好きにはたまらない一品だ。
2009年 6月 18日 00:00
やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです