やじうまミニレビュー

Joseph Joseph「Rinse & Chop」

~まな板から水切りに変形するインテリア志向の調理器具
by 林 佑樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


Joseph Joseph「Rinse & Chop」

 調理器具は星の数ほどあって見ていて楽しい。なんてことを友達に話していたところ、「今度、友達が結婚するから、お祝い品を選んでくれ」というお願いが。若いおふたりとのことなので、オシャレな調理器具を探していたところ、見た目がユニークでまな板・水切り可変型のイギリス・Joseph Joseph社の「Rinse & Chop」を見つけた。プレゼント分だけにするつもりが、自分の分も購入してしまったので、紹介しよう。


メーカーJoseph Joseph
製品名Rinse & Chop
希望小売価格2,100円
購入場所楽天市場
購入価格2,100円

 一見まな板には見えないデザインが特徴的なRinse & Chopはちょっとしたアイディアで、まな板をザルとして、更にボールとしても使ってしまうという製品。

 サイズは430×280×5mm(幅×奥行×厚み)と日本国内で見るまな板よりも奥行きがやや長い。最近の一軒家やマンションクラスのキッチンならば問題ないサイズだが、アパートだとちょっと置き場に困る大きさかもしれない。なおカラーリングには、レッド、ホワイト、グリーン、グレーの4種類がある。

 さて、本体を見ていくと水切り用の穴が角にあり、中央などに折り曲げるための谷が設けられている。まな板から水切りへの変形のさせ方は、谷のある面を上にして、手前と手奥を持って曲げるだけで終わる。無理に力を入れる必要もなく、変形後もロック機構があるため、水切り時にまな板に戻ってしまうこともないし、ボールとしても使えてしまう。戻すときは水切り口近くにあるツメを軽く押すだけでよく、こちらもキツくないので野菜をのせたまま戻すことも可能だ。

三角面には水切り穴がある。目が細かく、野菜が流れ出にくい作り変形時のロック部分。意外に大きく安定感がある水切り状態にしておいてみたところ。このまま野菜をディスプレイすることもできる

 実際に使ってみると、かなり便利。本来ならまな板でカットして、それから水切りに移して……という流れなのだが、容器に移す必要がなくそのまま洗えてしまう。さらに完全にカゴ状になるわけではないので、フライパンや鍋に移すときにも便利。

 また下部には平行をとるための足があるので、変形させたまま水ですすぎつつ、他の調理を進めることもできる。ただこのとき注意したいのは水切り穴をふさぐように野菜を置かないこと。水が溜まって、反対側に流れて出てしまうことがあるのだ。

カットしているところ。表面はなかなか傷がつきにくい。カット感覚はまな板のそれとなんら変化なしカットしたあと、水洗いしたい野菜をのせて、手前と手奥を持って折り曲げる。このとき、水切り側に少しだけ傾けておくとバランスを崩しても野菜がこぼれなくて済む
水洗い中の様子。角度をつける必要があるものの、水のはけも思った以上によく、使い勝手は実にいい水洗い放置中。このケースだともやしが水切り口に近すぎて、反対側にも水があふれてしまっている。(若干、流し台が凹んでいるのも多少影響している)水切りが終わったら、そのままフライパンまで持って行き、反対側から投入するだけ! 三角形であるため、ボールよりも野菜を移しやすく感じた。ちなみに耐熱温度は110度まで

 複数ある調理器具をひとつにまとめたナイスなアイテム。サイズがやや大きいところだけ要注意なのだが、筆者宅のように狭いキッチンだとボールや水切りを用意する必要がなくなるため、調理がスムーズになるという利点もアリ。もちろん、インテリア要素も強いためプレゼントにも最適だ。




2009年 6月 19日   00:00