やじうまミニレビュー
柔らかいバッグを自立させる「カバンの骨」
by 片岡 義明(2013/11/19 07:00)
布素材のビジネスバッグは、レザーなどのバッグと違って柔らかいため、デスクや床に置いた時に倒れてしまうことがある。今回紹介する「カバンの骨 BAGBONE」は、そんな問題を解決してくれるアイデアグッズ。バッグに装着すると、柔らかいバッグが手を離しても倒れなくなり、中身を簡単に取り出せるようになる。
メーカー | ハピネオ |
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製品名 | カバンの骨 BAGBONE |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,480円 |
カバンの骨は発泡ポリエチレン樹脂を布カバーで覆った芯材だ。対応するバッグのサイズは、約350×80mm(横幅×奥行き)から430×130mm(同)まで。
使うには、まず組み立てる。セットには、長い大骨パーツが2本、短い横骨パーツが2本ずつ入っている。樹脂が剥き出しになっている部分を布カバーの差込口に入れて、大骨と横骨を交互に連結させる。4本をすべて連結させたら、全体を半円状にしならせて、端と端を連結してリング状に組み付ける。大骨も横骨も自由に曲げられるようになっているので、この作業は簡単だ。
大骨と横骨を連結させてリング状にしたら、入れたいバッグに合った形状に整えて、バッグに仕込む。このとき、大骨の中心がカバンのマチ(奥行き)の中心になるように入れる。つまりカバンを正面から見たときに、横骨の連結部分が中央に位置するようにセットする。
大骨と横骨の連結部分がきつめでカバンに一旦入れてしまうとサイズ調整がしにくいので、おおよその調整をしてからバッグ内で微調整するのがコツだ。説明書には、芯材の形状を楕円形にすると適合するカバンが多いと書かれているので、まずは楕円形で試してみて、もし合わなければ長方形にするなどカバンに合うように調整していく。
実際にビジネスバッグに入れてみたところ、底のほうでフィットしておさまった。普段は立たないバッグだが、カバンの骨を入れると手を離しても倒れないので、使い勝手が格段に良くなった。バッグにノートPCを入れても倒れず安定していた。そのまま書類や筆記用具などを入れて1日行動してみたが、書類を入れている限りは実に安定しており、横に倒れたりすることもなかった。
なお、カバンの骨自体の重量も実測で136gと軽量なので、重さはほとんど気にならない。
カバンの骨には携帯電話を留めるための小さなバンドが布カバーに縫い付けてあるので、ここにスマートフォンなどを挿しておける。試しにiPhone 5sを入れてみたが、きちんと固定されて、使っているうちに位置がずれたりすることもなかった。小物入れ用ポケットが少ないカバンを使っている人には便利だと思う。
このほか、底が丸くなっているトートバッグに入れた。激しく動かすとカバンの骨が何度か横倒しになってしまうこともあったが、すぐに直せるのでそれほどストレスにはならない。
たとえば芯が無く柔らかい素材のバッグも、カバンの骨さえあれば使い勝手を向上させることができる。バッグの型崩れを防ぐという効果もある。とくにカバンからモノを出し入れする機会の多い人にはおすすめのグッズだ。