ルクエ「ケーキポーション」

ルクエ「ケーキポーション」

　素朴な手作りケーキの味が好きなので、たまに気が向くと作っている。しかし、いつも子供たちがモメる。上の子はチョコレートケーキ、下の子はショートケーキが好きで、お互いに「こっちを作って! 」とアピールしてきて面倒なのだ……。

　見た目もかわいく、少しずつ作れる型はいものかと探したところ、ルクエの「ケーキポーション」というものを発見した。8等分になっているから、必要な数だけ好きなフレーバーを好きなデコレーションで楽しめるケーキの型だ。さっそく使ってみることにした。

　ルクエ「ケーキポーション」はホールケーキを8つにカットしたシリコン製のケーキ型で、サイズは263×46mm(直径×高さ)。耐熱温度はマイナス30℃～260℃となっており、電子レンジ、オーブン、冷凍庫、食器洗い機はすべて使用可となっている。

8個まで三角形のケーキが作れる

シリコン製なのでやわらかい

手で押すと簡単に潰れるが、すぐに戻る

ベーシックケーキ、ケークサレ、モーニングケーキの3種類のレシピが付属

自由にトッピング!　好みのケーキを作れる

　最初にベーシックケーキを作ることにした。いつも子供達の間で揉めているので、半分はふつうのケーキ、半分はココアを混ぜたチョコレートケーキを作ることにした。

プレーンなスポンジケーキとチョコレートケーキを同時に作った

　ベーシックケーキの基本の材料は卵、薄力粉、砂糖、溶かしバターだけ。ココア生地にする場合は、薄力粉を少し減らしてココアを入れる。添加物を使わない、シンプルなスポンジケーキと同じ材料だ。

　オーブンは180℃に予熱し、生地を型に流し入れ、20分ほど焼く。竹串を刺して何もついてこなければ取り出す。

　粗熱が取れたら型を引っ張るようにして型からケーキを出す。型からは簡単にはずれ、汚れがほとんど残らないので後片付けも簡単。あとはお好みでトッピングすれば完成だ。

トッピングの好みを聞いたところ、全員バラバラ…

作り始めて30分程度でできてしまった

　我が家では、それぞれの好みで上の子はチョコレートケーキ+チョコソース、下の子はスポンジケーキ+生クリーム+イチゴ、私はスポンジケーキ+生クリーム+オレンジ、旦那はチョコレートケーキ+チョコソース+生クリーム+ブルーベリーという組み合わせになった。手作りの場合、何種類も作るのは面倒だが、これなら簡単にできる。三角形のかわいらしいケーキができて子供達も大喜びだ。

スポンジがフワフワ、素朴でおいしい!

チョコレートケーキは濃厚。ガトーショコラのようだ

甘くない「ケークサレ」も電子レンジで簡単にできる

　ちょっとしたおやつやブランチにぴったりな甘くないケーキ「ケークサレ」も作ることができる。こちらは牛乳、サラダオイル、卵、チーズ、塩、薄力粉、ベーキングパウダーで作った生地を型に流し入れてから、ソーセージやブロッコリーを上に乗せてレンジで加熱するだけだ。

　試しに4個だけ作ったのだが、我が家の電子レンジは古く、調子が悪いため、加熱にムラが出てしまった。また、1個分の加熱時間の目安は600Wで1分10秒とのことだったが、我が家の電子レンジでは倍以上時間がかかってしまった。加熱の様子を見ながら、途中で向きを変えた方がよさそうだ。

4個だけ作った。8個全部作る必要はない

生地の上にブロッコリーとソーセージを乗せる

ケークサレも簡単だ

こびりつかないので洗うのもラク

　ベースの生地を作って中に入れたら、上にトッピングをするので「嫌いなブロッコリーの代わりにパプリカを入れる」など、アレンジも効く。チーズの香りが口に広がる濃厚な味わいだ。

朝食におすすめのモーニングケーキ

　簡単に短時間でできるモーニングケーキは、朝食にさっと作れるので便利だ。ホットケーキミックス、卵、牛乳、砂糖を混ぜるだけで、あとは好みの具材を入れて電子レンジで加熱する。

　ケークサレのように後からトッピングするのではなく、最初に型に入れてから生地を流す。今回はチョコチップと乾燥フルーツミックスを入れてみた。

　電子レンジで加熱しているので、ホットケーキというよりフワフワ生地の蒸しパンに近い食感になる。好みは分かれるかもしれないが、我が家では好評だった。

チョコチップとドライフルーツを入れたモーニングケーキ

蒸しパンのようだ

型から簡単に外れる

　トッピングはバナナやブルーベリーなど、生のフルーツを入れてもおいしそうだ。これもベースの生地だけ作り、後からトッピングは自由にできるので、色々試しても楽しそうだ。

「三角形」がポイント! 子供が想像するケーキの形で大喜び

手作りの三角形ケーキに子供達も大喜び!

　シリコン製のケーキ型は既に多数販売されている。マドレーヌ型、フィナンシェ型など様々な型はあるが、シンプルな「三角形のケーキ型」は珍しい。子供たちが想像するケーキというのは、主に誕生日などで食べられるホールケーキか、こういった三角形のケーキだ。いつも手作りのときはパウンドケーキばかりで、切り分けた味気ない四角形ばかりだったが、かわいらしい三角形のケーキは子供達に大好評。1個から8個まで無駄なく作れるのも嬉しい。

　ケーキだけでなく、オムレツやキッシュなど、工夫次第で様々なバリエーションが楽しめそう。型からケーキはスポッと抜けて洗うのも簡単だ。ありそうでなかったシンプルな三角形のケーキ型は、小さなお子さんがいるご家庭はもちろん、ホームパーティーなどでも活躍する楽しい製品だ。