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やじうまミニレビュー

センチュリー「レインボーフラッシュLED傘」

〜雨の夜道も安心して歩ける“光る傘”
by 藤山 哲人


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


センチュリー「レインボーフラッシュLED傘 大人用」

 今年の夏は晴天の日が続いたが、秋になると一変、天気が崩れる日が多くなった。とくに最近は「ゲリラ豪雨」が頻発して、雨の夜などは車を運転していると歩行者がさっぱり見えない。読者の中にも、雨の日の夜歩いていて、危うく車と接触なんてことがなかっただろうか?

 今回は、そんな危険を回避する傘をご紹介したい。何と、高輝度LEDを内蔵した光る傘「レインボーフラッシュLED傘」だ!

 


メーカー センチュリー
製品名 レインボーフラッシュLED傘
希望小売価格 1,480円
購入場所 白箱.com
購入価格 1,480円

傘がLEDで発光、高い視認性を確保できる。カラーも変えられるぞ!

 LED傘って何だ? とお思いの読者も居るだろうが、百聞は一見にしかず、下の写真を見ていただきたい。

お姉ちゃん(左)が持っているのがレインボーフラッシュLED傘 街灯が暗いところでも、しっかりと光っている

 左の写真は、自宅前の外灯が少ない道を歩いているところだ。お姉ちゃん(左)が持っているのが「レインボーフラッシュLED傘」だ。傘自体は黒く、夜の闇に溶け込んでしまっているが、軸の部分は雨の中でもはっきりと光って見える。この視認性の高さが、レインボーフラッシュLED傘の最大の特徴だ。

 比較対象として、右側の妹に、夜でも目立つ白い傘を持たせている。しかし、さすがレインボーフラッシュは高輝度LEDを内蔵しているだけあって、光が強く目に届き、高い視認性がある。かなり明るく光るので、コンビニの照明が明るい場所でも、十分に光って見える。また傘の先端も光るので、後ろから見たときの視認性も確保できるようになっている。

横から見たところ 傘の先端部分が光るため、後ろ側からも視認性も確保できるようになっている

 このLED傘、カラフルにイルミネーションできる機能もある。パターンは、全部で8種類。赤、緑、青、黄色、水色、紫、白で常時光るモードと、これらの色が1秒おきに早く七色に変化するモード、そして3秒おきに遅く変化するモードがある。

非常に目立つ「赤」 ライトセイバーのような「緑」 紫に近い「青」 「黄色」は、赤と緑のLEDが点灯する。2灯のLEDを点灯するため明るい
青と緑が点灯する「水色」。これも明るい 青と赤のLEDが点灯する、キレイな「紫色」 「白」は青、赤、緑が3灯点灯するため、一番明るい
グリップはラバー加工で、さらにエンボス(凹凸)があるため滑りにくい

 イルミネーションの切り替えは、グリップのボタンを押すごとに切り替わる。各色の間がOFFになっているので、1回押すと赤に光り、もう一度押すとOFF、さらに押すと緑に光るといった感じだ。グリップはラバー製で握り具合もよく、ライト側に引っかかりがあるので閉じた状態で持っていても滑りにくくなっている。

 暗闇に浮かぶLEDの明かりは見ているだけで飽きない。例えがマニアックかもしれないが、まるでパソコンのLED付き空冷ファンのようだ。待ち合わせで「7色に光る傘持ってるのが俺!」と伝えておけば、すれ違いになることはまずないだろう。まあ、待ち合せの相手以外の人にも気付かれてしまいそうだが……

 実は、光るのは傘だけではない。グリップ部内部には、LED式の懐中電灯も仕込まれている。直視できないほど明るいため、意外に便利に使える。路面を照らしたり、ドアの鍵穴を探すときにも便利に使えるだろう。

レンズの部分を押し込むと、3灯の白色LEDの懐中電灯になる。もう一度押し込むとOFFになる 傘を使っている状態だと、足元の1mほどが明るくなる この懐中電灯機能、鍵穴を探す場合にも便利だ


普通の傘と比べて、ドライバーからどれだけ見えやすいの?

 さて、一通り使い方が分かったところで、ここからはレインボーフラッシュLED傘の視認性の高さについて検証してみよう。

 これから秋から冬にかけて、コートなどを羽織って外を歩くことも多いだろう。例えばそのコートが白ければ、たとえ雨の日であっても、自動車のヘッドライトがコートに反射するため、ドライバーは歩行者を確認できる。しかし、コートが黒だったり、暗いアースカラーだったりすると、闇に溶け込んでしまい、ドライバーは歩行者を確認しづらい。

 そんなときに、レインボーフラッシュLED傘を使っていれば、ドライバーも歩行者を認識しやすくなるため、交通事故の危険性も、自ずと低くなるだろう。

 というわけで、レインボーフラッシュLED傘と、ほぼ同じ大きさでこげ茶色の普通の傘で、どちらの方がドライバーからの視認性が高いかを実験してみよう。なおウチの車はワンボックスなので、運転席視線が一般車に比べると少し高めになっている点はご容赦願いたい。

一般的な傘と比べて、ドライバーからどれだけ見えやすいかを検証しよう。写真はレインボーフラッシュLED傘 これが比較対象の傘。いたってフツーの傘だ 両方ともサイズはほとんど同じ

 まずはヘッドライトを点灯した状態で見比べて見てみよう。なお、この実験ではレインボーフラッシュLED傘のカラーを赤にしているが、これは警察官が持つ赤い誘導棒(通称ニンジン)をイメージしたから(笑)。これならドライバーは過敏に反応するのは間違いない!

ヘッドライト点灯:距離10m程度(家1軒ぶん)】

【普通の傘】
シルバーの三脚がかなり反射しているが、すでに傘が闇に溶け込んでおり、見づらい
【レインボーフラッシュLED傘】
軸と先端が赤く光り、左の写真の三脚並みに、闇に浮いて見える

ヘッドライト点灯:距離20m程度(家2軒ぶん)】

【普通の傘】
傘はほとんど見えない。ヘッドライトも腰から下辺りしか照らせないので、黒いコートを着ていたら確認するのは難しいだろう
【レインボーフラッシュLED傘】
傘の部分は闇に溶け込んでいるが、赤く光る軸はまだ見えている

ヘッドライト点灯:距離30m程度(家3軒ぶん)】

【普通の傘】
すでに三脚も見えづらくなってきた。傘はまったく確認できない
【レインボーフラッシュLED傘】
傘の部分は闇に溶け込んでいるが、赤く光る軸はまだ見えている

 というわけで、やっぱりレインボーフラッシュLED傘の視認性が高いことがお分かりいただけただろう。写真は止まった状態だが、歩いていれば傘も動くのでレインボーフラッシュはさらに視認性がいいだろう。より用心深くするならば、七色で光るモードにしておけば、運転席から見ても「アレは何だ?」と注意するのは間違いない。

 ついでに、車のヘッドライトを消した状態で、レインボーフラッシュLED傘と普通の傘を見比べてみる。これは、主に自転車、歩行者からの視点を想定したものだ。

ヘッドライト消灯:距離2m】

【普通の傘】
カメラから2mとかなり近いはずだが、画面左側にうっすらと輪郭が見える程度。ほぼ見えないと言ってもいいかも知れない
【レインボーフラッシュLED傘】
軸が光ってよく見える

ヘッドライト消灯:距離10m程度(家1軒ぶん)】

【普通の傘】
傘はほとんど見えず、三脚もかなり見づらい
【レインボーフラッシュLED傘】
視認性の違いは一目瞭然だ

ヘッドライト消灯:距離20m程度(家2軒ぶん)】

【普通の傘】
外灯で三脚のシルエットがかろうじて見える程度。黒い服を着ていたら、ほとんど見えないだろう
【レインボーフラッシュLED傘】
かなり遠いが、それでも赤い軸がよく見える

ヘッドライト消灯:距離30m程度(家3軒ぶん)

【普通の傘】
3つ目の外灯の下あたりにあるが、もうほとんど見えない
【レインボーフラッシュLED傘】
まだ赤い軸が確認できる

 というわけで、ライトを暗くした状態では、さらに視認性が歴然とした差になった。普通の傘は暗闇にすっかり溶け込んでしまっているが、レインボーフラッシュLED傘なら、明らかに暗闇でも存在感を放っている。もし歩行者用の保険があるとすれば、エアバッグ搭載車割引のように、“レインボーフラッシュ割引”が適用されることになるだろう(笑)。


傘としての使い心地や剛性もバッチリ!

 さて、最後に傘としての性能を確かめてみたい。まずはサイズだが、102×82cm(直径×長さ)と大きく、成人男性にも充分な大きさだ。

布を支える放射状に伸びる8本の骨は、しなやかな柔軟性を持つ樹脂製だ。柳の木が折れないのと同様に、しなって強風を逃すためだろう

 骨の構造は、意外といっては失礼かもしれないが、しっかりしている。布を支える8本の骨は、しなやかさを持った樹脂製のため、強風に吹かれてもしなって風を逃がせる仕組みになっているのだ。

 すぐダメになると分かっていて、つい買ってしまう透明ビニール傘は、薄い鉄板をU字に曲げた骨を使っているが、強風が吹くと骨の硬さが仇となり、真ん中あたりがポッキリ。日本人のほとんどがコレを体験しているんじゃないだろうか?

 骨をもう少し詳しく見て行こう。8本の骨の中間から軸に向かう支持棒に加え、バネの入ったワイヤーが伸びている。これが開閉をスムーズにする機構だ。


レインボーフラッシュの開閉機構はバネによるロック。開閉時には、バネが力の補助をするので軽く開閉するだけでいい 一般的な傘は、魚の背びれのようなロックまで、グィッ!と押し込まねばならない。古い傘だとさびちゃって、開閉が大変なんだよなぁ

 通常の傘は、グリップ手元と先端近くに魚の背びれ状のロック機構があり、かなりの力で押し込まないと傘は開かない。また閉じる際はロックを押し込んでやる必要がある。錆びた傘だとなお大変だ。

 レインボーフラッシュの場合は、バネの力を補助してくれるので、少ない力でスムーズに開閉ができるようになっている。もし錆びてしまったとしても、スムーズさに変わりはないだろう。

 しかし、難アリの部分もある。軸とグリップの接合部だ。使われているネジが非常に小さく、軸がアクリル製なので、ネジが食い込まずにグラグラとする。今回の実験で使った際にも、うまく固定できなかった。そのため、アクリルの軸に少し穴を開け、3mm径20mmのタッピングビスで固定するという補強を行なった。

 ちょっと細かいが、電池ユニットも扱いづらかった。言い忘れたが、本製品の電源は単4電池3本で、グリップ内の電源ユニットを取り出して、電池を差し込む仕組みになっている。まあ、電池の寿命は1日2時間使って12日間と、ワンシーズンごとに取り替えといった感じなので、そこまで頻繁に交換することはないかもしれない。

レンズ部分はスクリューキャップ式になっている ワンシーズンを終えたら電池を交換するといいだろう。電池ユニットには溝が切ってあり、グリップ側の凸とかみ合うのでグラつきがない

 ちなみに、傘の軸ではなく傘の骨が光る子供用も用意されている。塾通いの子供にぜひ持たせてやりたいアイテムだ。

 もちろん、傘は使い続ければいずれは壊れるが、例え壊れてしまっても使い道は多い。クリスマスのイルミネーションやビームサーベル、果てはPCの照明用アクセサリとしても使えてしまう。何しろ、アクリル棒と電池3本、LED6灯を秋葉原で買えば、それだけで1本の傘の値段になってしまうのだ。オーバーに言えば、光るギミックに傘の機能が無償でついてくるということになる。絶対にソンはしない!

 今回テストした傘は初期ロットだが、あまりの人気で5,000本が完売。新色のレッドも「完売御礼」となっている。現在直販ショップでは、予約注文が受け付けており、商品到着は10月下旬ごろとのことだ。傘の視認性を高めたい人、ただ“面白そうな傘だな”という人も、予約を入れてみてはいかがだろうか。



2010年 10月 7日   00:00