やじうまミニレビュー

Joseph Joseph「Nest 8」

~料理が楽しくなるカラフルなボウルセット
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


大小のボウル、計量カップ、ザルなどがセットになったJoseph Joseph「Nest 8」

 料理をするときに必要不可欠なのがボウルやザルの類だ。卵を混ぜたり、粉をふるったり、水切りをしたり。ボウルといってもそれこそピンからキリまであり、100円ショップに売っているプラスチック製のものから、ガラス製やステンレス製まで様々なものがある。

 我が家でも複数揃えているが、これまで行き当たりばったりで、買ってきてしまったため、サイズも素材も違うボウルがシンク下にびっしりと溜まってしまっている。収納にも困るし、サイズもマチマチで使いにくいため、思い切って全部買い買えることにした。そこで選んだのが今回紹介するJoseph Josephのボウルセット「Nest 8」だ。



メーカーJoseph Joseph
製品名Nest 8
希望小売価格6,195円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格4,325円


製品パッケージパッケージには製品写真が効果的に使われていて、このままギフトとしても使えそうなほど洗練されている

 Nest 8は、計量カップ3つと小ボウル、小ザル、大ザル、大ボウルがセットになったもの。それぞれのサイズと容量は以下の表の通りだ。


製品名直径容量
ボウルスカイブルー226mm
水切りかごブルー227mm
ふるいグリーン191mm
ボウルライトグリーン155mm
計量スプーンイエロー89mm250ml
オレンジ77mm125ml
レッド65mm85ml
ピンク58mm60ml


 一番の特徴は、実用と見た目の良さを兼ね備えたそのデザインにある。Nest 8は収納した状態でも、使っている状態でも美しい。
計量カップ3つと小ボウル、小ザル、大ザル、大ボウルがセットになっている収納した状態

 8つのボウルは全て重ねて収納することができるようになっていて、上からみるとまるで渦巻のようだ。収納するときは、大きいボウルに、小さいボウルを重ねていくのだが、重ねた状態でも安定して置くことができるように、それぞれのボウルの縁には取っ手と、取っ手をはめるスペースが設けられている。取っ手がきちんとはまるので、場所も取らず、安定感が高い。

 次に、使ったときのデザインはどうだろう。それぞれのボウルは全て違う色が採用されていて、並べて置いたときもカラフルで楽しい印象。用途やサイズが違っていても、デザインに統一性があるので、料理に使うのが楽しみになる。

重ねたときに安定感が出るように、取っ手の部分をはめるスペースが設けられている一番大きいサイズのボウルを使った時、ハンバーグなどしっかり混ぜるものを作る時にはこの大きさが便利だ大きめのザルは野菜を洗う時や、パスタの湯切りによく使っている
網目の細かいザルは粉ふるいにも使える小さめのボウルは天ぷらの種を作る時に使ったり、ちょっと卵を混ぜるときに使ったりと用途が広いデザインが特徴的な計量カップはディップやソースを作って、そのまま容器としても使える

 雑貨寄りの調理器具の場合、デザイン優先で実用性に欠けることも多いが、Nest 8ではその点も評価できる。計量カップや小型のボウルには内側に、目盛りを示す線が付いていて、料理の時にとても便利。

 感心したのが、日本用の目盛り線が付いているということ。Joseph Josephは英国の雑貨メーカーなのだが、日本と英国では1カップの量が違う。英国では250mlが1カップ、日本では200mlが基準となっている。Nest 8ではそれをカバーするために、4つの計量カップそれぞれに、日本の基準を量るのに便利な線を付けている。250mlのイエローのカップならば200mlのところに目盛りを、125mlの計量カップには100mlのところに線をという具合だ。

 当たり前といえば当たり前かもしれないが、ユーザー目線で細かいところまで配慮してくれるというのは好印象だ。

4つの計量カップ。それぞれ色が違っていて、ひと目で区別が付くカップの裏には容量が記載されている英国と日本の基準の差は説明書に記載されている
計量カップをソース入れとして食卓でも活用している

 日常的にカラフルで目を引くデザインなので、キッチンだけでなくて、食卓でも活躍している。8つのラインナップもこれさえあれば、ボウル類はとりあえずいらない――という見事なチョイスで、センスを感じる。

 これまで様々な種類のボウルを使ってきたが、Nest8はその中でも一番のヒット。デザイン、使いやすさ、価格どれをとっても納得の優れた製品。プレゼントとしても喜ばれそうな一品だ。





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2010年 10月 8日   00:00