家電製品ミニレビュー

たこ焼きと焼きそばを同時調理! 2面ホットプレートが便利すぎてヘビロテ確定

アイリスオーヤマの「両面ホットプレート DPO-133」

 ホットプレートは、うまく活用すれば、料理の手間を大幅に省いてくれる調理家電だ。その筆頭が、材料を用意しておけば、みんなが勝手に焼いてくれる焼き肉。またお好み焼きも、同じくタネを置いておけば、おのおの自分で焼いてくれるし、食べる直前まで保温しておくこともできる。

 しかし、さまざまな調理ができる分、プレート数が多く、かさばるという面もある。そんなとき、アイリスオーヤマからコンパクトに折りたためる「両面ホットプレート」なるものが登場したと聞き、さっそく使ってみることにした。

メーカー名 アイリスオーヤマ
製品名 両面ホットプレート DPO-133
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 11,546円

2枚のホットプレートを別々の温度に設定できる!

 製品を見て、まず驚いたのが、そのコンパクトさ。折りたたんだときのサイズは、155×336×343mm(幅×奥行き×高さ)で、女性が持っても大きすぎないバッグ程度の大きさだ。

 そして、何より軽い! 重量は4.7kgと、筆者が現在使用しているものの半分程度しかない。軽く持ち上げてテーブルに乗せ、取っ手部分のロックレバーを解除すると、開くことができる。

持ち運びやすいよう取っ手がついている
テーブルに置いても、こんなにコンパクト
ロックを外してゆっくり広げる
完全に開くと、2面タイプのホットプレートになる

 セットになっているプレートは、お好み焼きや野菜炒めに向く「平面プレート」、たこ焼き用の「たこ焼きプレート」、熱を伝えやすく焦げ付きにくい焼き肉向きの「ディンプルプレート」の3枚。収納時に立てても落ちないよう、しっかりロックできるようになっている。

プレートは3枚付属し、さまざまな調理に対応
プレートは、外れないようロックできる

たこ焼きと焼きそばが同時に作れた!

 このホットプレートのウリは、何といっても2面のプレートが個別に温度設定ができること。違う種類のハーフサイズのプレートをセットして、別々の調理が同時にできるホットプレートは他にもあるが、温度まで個別に調整できるタイプは珍しい。同時調理する料理のバリエーションがかなり増えそうだ。

別々に温度設定が可能
最高温度は約250℃と、火力もじゅうぶん
もちろん、ヒーターも独立して備えてある

 さっそく、たこ焼きと焼きそばを同時に作ってみた。片面にたこ焼きプレート、もう片面に平面プレートをセット。最初にたこ焼きを作り始め、続いて焼きそばの肉や野菜を炒める。

たこ焼きと焼きそばという王道の組み合わせにチャレンジ
まずはたこ焼きから作り始める
同時に、焼きそばの具材を炒め始める
隣でたこ焼きをひっくり返しているころ、こちらは焼きそばの具材もいい感じに
焼きそばが先に完成! あとはたこ焼きの裏側が焼き上がるのを待つばかり
焼きそばが焦げないよう、右側だけ保温に変更

 たこ焼きと同時に別の料理が作れるのは、実に便利だ。たこ焼きだけ食べると飽きてしまうし、全部食べ終わって2回目を焼いている間、焼きそばなど別の料理を食べながら待つこともできる。

 ちなみに焼き上がったたこ焼きは、プレートの穴が小さいため、やや小ぶりだったが、外はパリッと焼き上がり、中はとろりとしている。さすがに「銀だこ」クラスではないし、場所によっては色白だったり、焼きむらもあったが、個人的にはいい感じの焼き上がりだと感じた。

 というのも以前、たくさんのたこ焼き器を集め、焼いて食べ比べをしたことがあるのだが、火力が弱かったり、熱の回りが悪いものは、外がしっかり焼ける前に、中も固まってきてしまい、外はしっとり、中はボソボソとした食感になってしまうのだ。

 このホットプレートのヒーターは、1つが600Wと決して強いほうではないが、そのぶん加熱する面積も狭い。火力の弱さを感じることなく、満足できる焼き上がりだった。

外側はいい具合に焦げ目もつき、カリッとしている
箸で割ると、内側はとろとろ
舟に乗せてみると、なかなか本格的だ

たこパの定番、アヒージョにも挑戦

 ここ数年のたこ焼き器人気を牽引していると思われるのが、やはりたこ焼きパーティーだろう。たこ焼きだけでなく、ホットケーキミックスを焼いたり、アヒージョを作ったりすると盛り上がるらしい。

 ということで再び、たこ焼きプレートと平面プレートを使って、アヒージョを作ることにした。相棒は、ラクレットチーズを溶かして食べる「ラクレットグリル」にしたかったが、ラクレットチーズはなかなかお高いので、スーパーで手軽に手に入るモッツァレラチーズで代用した。

右側がエビとマッシュルームのアヒージョ。左側では、溶かしたチーズに焼き野菜やウインナーをつけて食べる″なんちゃってラクレットグリル″だ
アヒージョがぐつぐついっている間にチーズが溶けたので、ブロッコリーにつけて食べた
アヒージョもいい感じに熱々。慣れないせいか、油跳ねがすごい
そのまま食べたり、バケットに乗せてみたり。とにかく美味!

 一度に2種類の調理ができるのは、やはり便利。どちらもわが家で日常的に食べる料理ではなかったが、ホットプレートがあったからこそ楽しむことができた料理だ。そして今回も、プレートごとに温度設定ができる便利さを痛感した。アヒージョは加熱しすぎると油が跳ねるし、チーズは焦げるしで、随時温度調整が必要だったからだ。

プレートの洗いやすさ、片づけやすさに感動

 ここまで便利に使ってきたが、いよいよ宴も終わり、後片付けをしないといけない。一般的にホットプレートは大きくてシンクに収まりきらず、斜めにしながら洗うことも多いのだが、このプレートは小さくて軽いので、普段使いのお皿感覚で洗える。

 収納も簡単で、プレートをロックで挟んで固定し、半分に閉じて取っ手のロックをかけるだけ。コンパクトなので、キッチンのシンク下などにしまえるほか、部屋の隅に置いておいても違和感がない。

コンパクトサイズのプレートで、シンクで洗いやすい
ダイニングの隅に置いておけば、思いついたときに使える

 この両面ホットプレートを使う前は、実はここまで便利だとは思っていなかった。折りたためるし、温度調整が個別にできるだけで、じゅうぶん画期的だが、そのぶん火力が弱かったり、使い勝手が悪い部分があってもしかたないと思ってしまっていたのだ。斬新な商品とは、得てしてそんなものだという思い込みがあったのかもしれない。

 しかし実際は、使えば使うほど、その性能の良さと使いやすさを実感することになった。何より、片づけ終わった後、「また使おう」と思えるのは、個人的にはすごいことだと思う。どんなに高性能なものでも、使いにくかったら、結局は使わなくなってしまう。その点、このホットプレートは、性能も手軽さも備えている。「最近ホットプレートを使わなくなったな」と思っている人に、おすすめしたい1台だ。

(田中 真紀子)