老師オグチの家電カンフー

ホットプレートとかいう鉄板家電

カンフーには広く「訓練を積み重ねる」といった意味があります。「老師オグチの家電カンフー」は、ライターの小口覺が家電をネタに、角度を変えてさらに突き詰めて考えてみるコーナーです

 お笑いの世界で「鉄板」といえば、絶対に笑いをとれるネタやギャグのこと。鉄板は硬いので、確実という意味で使われるのですね。そして、家族持ちのオッサンにとっての鉄板家電はホットプレートではないかと思う今日この頃です。

 ホットプレートの素晴らしさは自由度の高さ。フラットな鉄板は汎用性が高く、たいていはたこ焼きプレートもセットになっています。さらに昨年購入した象印のホットプレートは、半分ずつプレートが変えられるタイプで、焼肉と焼きそばというように2種類の料理が同時に作れます。PCに例えるとウィンドウズのような、マルチタスクによる調理の効率化が図られるのです。

今年の春に購入した象印マホービン「ホットプレート やきやき/EA-GV35」(購入価格は約14,000円)。ピザのハーフ&ハーフのように、2種類のプレートを組み合わせられる
プレートは広めなので、焼きそばとお好み焼きの同時調理も可能

 食卓に置いて調理できるという点では鍋に似ていて、調理中もコミュニケーションが楽しめます。主婦の憧れオープンキッチンも、会話しながら料理できることが魅力です。ならば、いっそダイニングテーブルにホットプレートを埋め込むのはどうですかね。お好み焼き屋さんに行くと、このぐらい広い鉄板が家にあるといいなぁと思いますもん。広ければ端の方を保温として使えますし。鉄板ホームパーティとか絶対楽しいはず。

 ただし、ホットプレートはダイエット中の人には敵かもです。鍋料理では、最後に麺やごはんを入れて締めますが、ホットプレートでは際限なく別の料理を作り続けられるからです。鉄板の空いている所を見ると、何か焼きたくなるんですね。冷蔵庫の余り物はもちろん、ごはんがあればチャーハン、ジャガイモがあればポテトチップスを作りたくなる。

たこ焼きなう写真。チーズを入れたりアヒージョにしたり、たこ焼きプレートのままでも遊べます
プレートの端の方で揚げニンニクを作るのがマイブーム
穴あきプレートは油の飛び散りが少ないのがメリットです
とくに豚肉は脂身が多くて煙が出がちですが、穴あきプレートかつ水の受け皿があるのでモクモクになりにくい

 そう、ポテトチップスも作れるんですよ。プレートの表面がフッ素加工されているので、少ない油でも焦げ付きません。お好み焼きなんかも滑りがいいです。汚れも滑りやすいわけでプレートを洗うのも楽です。お笑い的には滑るのは良くないことで、鉄板とは言えなくなるわけですが……。

 滑るといえば、先日ホットプレートでポテトチップスを作ろうとスライサーを使っているとき、手を滑らせて親指の表面をスライスしてしまいました。イターーイ! 板だけに。ハイ、滑った。今年もよろしくお願い申し上げます。

最近のヒットはポテトチップス。ジャガイモを薄く切って揚げる。油の量は少なくても大丈夫
調子に乗って巨大さつまいもチップスを作る。酔っ払ってスライサーを使っていたら悲劇が!

小口 覺

雑誌、Webメディア、単行本の企画・執筆、マンガ原作、企業サイトのコンテンツ制作を手がけるライター。日経MJの発表した「2016年上期ヒット商品番付」では、命名した「ドヤ家電(自慢したくなる家電)」が前頭に選定された。

Webページ「有限会社ヌル/小口覺事務所」
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