家電製品ロングレビュー
最新スティッククリーナー5機種の実力をガチ比較 前編
~ダイソン、エレクトロラックス、東芝、シャープ、マキタ 一番吸うのはどれだ!?
by 編集部(2014/7/8 07:00)
最近、改めて注目を集めているコードレススティッククリーナー。充電しておくことで、手軽に使える点が人気だ。とはいえ、手軽なだけで掃除機としての実力を兼ね備えていなければ意味がない。
今回は家電Watch編集部が選んだ主要5機種を様々な方法でテストした。はっきり言って、結果は歴然。もっとも気になる吸引力から、使い勝手、メンテナンス性、収納方法まで、気になる性能をガッツリテストしたので、ぜひ最後まで、チェックして欲しい。
ダイソン、エレクトロラックス、東芝、シャープ、マキタの5機種をガチ比較
まずは、今回比較対象とした5機種を紹介しよう。
ダイソン、エレクトロラックス、東芝、シャープ、マキタの5機種だ。今回のテストのために購入したもので、すべて新品。いずれも各メーカーの上位機種を用意した。
メーカー名 | 製品名 | 本体サイズ (幅×奥行き×高さ) | 重量 | 充電時間 | 運転時間 | 希望小売価格 | 実売価格 |
ダイソン | DC62 モーターヘッド | 211×208×1,100mm | 2kg | 3.5時間 | 20分 | オープン | 55,940円(Amazon) |
エレクトロラックス | エルゴラピード・リチウム ZB3013 | 263×150×1,070mm | 2.6kg | 4時間 | 35分 | オープン | 27,367円(Amazon) |
東芝ライフスタイル | TORNEO V cordless(トルネオ ヴイ コードレス) VC-CL100 | 210×207×1,060mm | 2.3kg | 5時間 | 20分 | オープン | 37,060円(Amazon) |
シャープ | コードレスサイクロン FREED EC-SX200 | 218×199×1,003mm | 2.2kg | 1時間20分 | 20分 | オープン | 43,200円(Amazon) |
マキタ | 充電式クリーナ CL141FDRFW | 114×152×981mm | 1.3kg | 22分 | 40分 | 38,232円 | 26,762円(Amazon) |
・ダイソン「DC62 モーターヘッド」
今のスティッククリーナー人気の火付け役ともなった人気機種。静電気の発生を抑える独自の回転ブラシを備えており、布団用やすき間用、ミニモーターヘッドなど豊富なアタッチメントも魅力。
・エレクトロラックス「エルゴラピード・リチウム ZB3013」
スタンド式の充電スタンドを備えたモデル。ハンディクリーナーを中に備えた「2in1構造」で、日本での累計販売台数100万台を達成した人気シリーズ。
・シャープ「コードレスサイクロン FREED EC-SX200」
5月下旬に発売したばかりの新モデル。バッテリーを取り外して充電するというスタイルを採用している点が特徴。床の材質を見分けて最適運転するモードも備える。
・東芝「TORNEO V cordless(トルネオ ヴイ コードレス) VC-CL100」
スティック、ハンディ、ショルダーの3WAYで使えるというモデル。付属のスタンドに立てて収納する。
・マキタ「充電式クリーナ CL141FDRFW」
新幹線やホテルの清掃など業務用としても使われているちょっと毛色の異なる製品。シャープと同様、バッテリーを取り外して充電するスタイル。マキタの充電工具とバッテリーを使い回せるのは他にはない特徴だ。集じん方式は5機種中唯一サイクロン式ではない。
まずは一番気になる吸引力をチェック!
掃除機の性能で、最も重視されるのは、間違いなく吸引力。まずはここから、チェックしよう。
・アクリル×オガクズの組み合わせ
最初のテストはアクリル板に約100gのオガクズを撒き、それを各モデルで吸うというもの。今回のテストは全く新品の状態で行なった。約2mの長さに細長く撒いているので、最初と最後の吸い方に変化が出たものもあった。
・テスト結果
カーペット×小麦粉の組み合わせ
次に行なったのは、カーペットに小麦粉を撒き、それをブラシでよく馴染ませた状態を吸うというもの。
オガクズを吸引したあと、中のゴミを捨てて、フィルターのメンテナンスが必要なモデルはメンテナンスをした上でテストした。
今回のテストは横並びの状態で一斉に行ない、いずれも3秒かけて往復させた。
以下は吸引後のヘッドの状態と、それぞれの結果だ。