家電製品ロングレビュー
主要メーカー6社のサイクロン式掃除機をガチ比較 後編【訂正版】
~フィルターが一番汚かったのはどれだ!?
by 編集部(2014/11/28 07:00)
キャニスタータイプのサイクロン式掃除機の比較検証企画をお送りしている。パナソニック、三菱、シャープ、東芝、日立、ダイソンの6メーカーの最新機種をガチで比較、前編では吸引力に歴然とした差が現れた。
第2弾ではゴミを吸ったあとのフィルターの様子がどうなっているか、“ありのままの”姿をお見せしよう。比較対象機種は以下の6機種だ。
※初出時、ゴミ捨て工程の項目で、シャープの工程が間違っておりました。追記の上、写真も撮り直しております。誠に申し訳ございませんでした。
メーカー名 | 製品名 | 本体サイズ (幅×奥行き×高さ) | 重量 | 集じん容量 | 消費電力 | アタッチメント数 | 実売価格 |
パナソニック | プチサイクロン MC-SR520G | 238×293×296mm | 2.7kg(4.6kg) | 0.25L | 380~850W | 2個 | 52,450円(Amazon) |
三菱電機 | 風神 TC-ZXD30P | 216×357×283mm | 3.7kg(5.3kg) | 0.9L | 600~850W | 2個 | 45,980円(Amazon) |
シャープ | プラズマクラスターサイクロン掃除機 EC-VX600 | 257×308×293mm | 3.4kg(4.9kg) | 0.35L | 270~850W | 3個 | 56,800円(Amazon) |
東芝ライフスタイル | TORNEO V VC-SG514 | 220×322×267mm | 3.2kg(4.6kg) | 0.4L | 300~850W | 6個 | 59,800円(Amazon) |
日立アプライアンス | パワーブーストサイクロン CV-SA700 | 240×336×290mm | 3.6kg(5.1kg) | 0.4L | 190~950W | 4個 | 52,448円(Amazon) |
ダイソン | DC63 モーターヘッドコンプリート | 193×361×253mm | 2.75kg(4.97kg) | 0.5L | ?~1,150W | 4個 | 77,576円(Amazon) |
ゴミを吸ったあとのフィルターの状態をチェック!
前編では小麦粉やベビーパウダーなど、掃除機にとってはかなり負荷の高い物質を吸って、吸引力のテストを行なった。そこで後編では、それらのゴミを吸ったあとのフィルターの状態がどうなっているかをBEFORE/AFTERの写真でお見せしよう。フィルターに粉が入り込んでいるということは、ゴミがきちんと分離されていないということ。当然、吸引力も低下する。
機種によっては、サイクロン機構上部のフィルターだけではなく、排気フィルターにまで粉が入り込んでいるものも。各画像はクリックすると拡大できる。是非、じっくりと見比べてみて欲しい。
・パナソニック「プチサイクロン MC-SR520G」
・三菱電機「風神 TC-ZXD30P」
・シャープ「プラズマクラスターサイクロン掃除機 EC-VX600」
・東芝ライフスタイル「TORNEO V VC-SG514」
・日立アプライアンス「パワーブーストサイクロン CV-SA700」
・ダイソン「DC63 モーターヘッドコンプリート」
ゴミ捨てしやすいのは? 工程をチェックしてみた
続いてチェックしたのは、ゴミの捨てやすさ。本体からダストボックスを取り外して、ゴミをゴミ箱に捨てるまで工程がいくつあるか数えてみた。サイクロン式掃除機というのは、基本的に使用後は毎回ゴミを捨てるのがベスト。当然、ゴミ捨ての頻度も紙パック式に比べると段違いに多い。ゴミの捨てやすさというのは、使い勝手に直結するのだ。
・パナソニック「プチサイクロン MC-SR520G」 2工程
・三菱電機「風神 TC-ZXD30P」 3工程
・シャープ「プラズマクラスターサイクロン掃除機 EC-VX600」 2工程
※初出時、シャープの掃除機のゴミ捨て手順が間違っておりました。3工程としておりましたが、正しくは2工程です。ここにお詫びして、訂正いたします。大変申し訳ございませんでした。
・東芝ライフスタイル「TORNEO V VC-SG514」 3工程
・日立アプライアンス「パワーブーストサイクロン CV-SA700」 2工程
・ダイソン「DC63 モーターヘッドコンプリート」 2工程
収納しやすさは?
コードが付いたキャニスター型掃除機の場合、リビングに出しっ放しにしておくわけにはいかない。収納スペースに入るのか、収納方法はどうなのかをチェックした。場所は編集部員の自宅マンション。掃除機などを収納する場所として用意されているスペースだ。収納スペースのサイズは430×425×1,435mm(幅×奥行き×高さ)。
ソファの下は掃除できるか
高さ8cmのソファの下スペースを掃除できるかチェックした。6機種中、掃除出来なかったのは三菱電機「風神 TC-ZXD30P」のみ。ヘッドが他機種と比べて高いようだ。それ以外の機種は、ソファの奥まで掃除できた。