ぷーこの家電日記

第108回:口寂しいなら食べちゃえよ! ポップコーンメーカーでダイエット

 前回にちらりと書いた、義妹にプレゼントしたポップコーンメーカー。私が一番はしゃいで興奮してたかもしれないなんて言いつつ、もっと興奮してた人がいた……。夫だ(笑)。

 溢れ出すポップコーンに、「すごーい!」と大喜び。「こんなのあるんだねー?」と、ポップコーンメーカーに思い切り釘付けになっておりました。「欲しいの?」って聞いたら、何度も頷きながら「欲しい」と一言。

 2,500円弱で買えるし、場所もそんなに取らないし、じゃあ買おうかって事になったんだけど、夫が欲しがったからという理由よりももっと大きな理由があったのだ。それは「ダイエット」でございます。

 我が夫、今は「がっちりしている」というレベルだけれど、2年半前までは110キロという、大変巨大な体を誇る肥満でございました。最大時は120キロあったらしい。何がどうなればそこまで太れるか、ちょっと私には分からないけれど、その肥満という大きな体を15年程維持していた、肥満のベテランだったのです。

 病気も心配だけれど、一緒に過ごすにあたり、肥満から来るイビキが酷くて、私は眠れない日々。あまりにも辛く、私は数ヶ月玄関で寝るという生活をしたりしたけれど、狭い家では玄関のとリビングの間の扉一枚なんてあまり効果が無い。

 「痩せて!」と何度も減量をお願いしても、「そうだねー」とのらりくらり。そして挙句には「今までこれで困らなかったし」なんて言い出す有様。「こっちは十分困ってます。玄関で寝てる人によくそんな事言えるな」と、軽い殺意が湧いたとか湧いていないとか(笑)。

 まぁ、怒っても喚いても不眠の解決にはならないので、私は鬼と化して夫にダイエットをさせ、1年弱で30キロ減に成功したのであります。

 そんな経緯があり、大きなリバウンドがないものの、何せ相手は肥満のベテラン。気を抜いていると、じわりじわりと太ってくる。そして痩せた今も、どうしても抜けない癖があるのだ。それは、「目の前にあるものは食べ続ける」ということ。

 大皿料理、残ったものは明日のおかずにしよう。なぁんて思ってても、お皿を下げるまでひたすらに食べ続ける。鍋も材料がなくなるまで食べる食べる。

 人の家でも、乾き物やお菓子などを出されると、ひたすらにぽりぽりむしゃむしゃ食べ続ける。食前だろうが食後だろうが、空腹だろうが満腹だろうがお構いなしなのだ(笑)。

 たちが悪いことに、これがまた無意識にずっと手と口を動かしているらしく、指摘されるまで気づかない(笑)。指摘されるとはっとして、食べるのをやめるのだ。

 ということで、その染み付いて取れない癖には「ポップコーン」は最適だと閃いたのだ! ポップコーンって、カロリーが高いイメージあるけれど、それは味付けのキャラメルやバターなどがほとんどで、ポップコーン自体は、低カロリー。

 トウモロコシを皮ごと食べる100%全粒穀物のスナックなので、抗酸化作用が高いポリフェノールや食物繊維もたっぷりで、逆に美容や健康に良い食べ物! 少しのコーンからかなりの量ができるので、たくさん食べると言っても限度も知れているし、これなら許そう。と、夫にポップコーン用のコーン1kg(600円)と共に購入したのです。

 小腹が空いたらポップコーン、口寂しいときはポップコーン、腹八分でポップコーン。ご自由にお食べください作戦。お酒のんびり飲みながら、テレビ見たり読書したりしながら、ポップコーンを食べている。出来立ての香りに惹かれて、私の手も伸びる伸びる(笑)。

 2,500円弱で買った「D-STYLIST ラクラクポップコーンメーカー」というポップコーンメーカー。ドライヤーのようなウィーーンという結構な音はするけれど、1分位でボール1盛りのポップコーンがあっという間に出来てとっても優秀!

 家にはいろんな味の塩があるので、塩分とりすぎないようには気をつけつつ楽しんでる。私的には塩ではなくて、七味をふりかけて食べるピリ辛ポップコーンがお気に入り。

 無意識に食べ続ける姿を見て「いい加減自己管理してくださいよ」と毎度イラっとしていた私も、「これ位だったら大丈夫だ」とイライラしなくなった(笑)。映画館でポップコーンを食べながら見ているような感じで、一緒にDVDを見たりするのも楽しい。

 ポップコーンメーカー様様! 満足感が半端ない! もっと早くに気づいて、買っておけばよかったー! と思うのであります。

このまま無駄に太りませんように。もう少し痩せられますように。なむなむなむー。

徳王 美智子