ぷーこの家電日記
第603回

初めての醤油搾り体験が最高に楽しかった
2026年1月16日 07:05
ふるさと納税。夫が「ボールペン作ってみたい」と、ボールペン作り体験という体験型返礼品を使い、茨城県の高萩市まで木工体験をしに出かけたのが2024年。木工体験自体ものすごく楽しかったし、その地域を観光して土地のものを食べ、翌日には車に積んで持って行っていたe-bikeでサイクリングしたり、サイクリング先でたまたま大きなお祭り見つけて出店で名産品食べたりと、ふるさと納税の返礼品だけじゃなく、それ以上にその地域にどっぷりと浸ることができたのがめちゃくちゃよかった。
「体験型の返礼品って最高だね!」と目覚め、2024年のふるさと納税では、夫婦合わせて体験型返礼品がいただける4自治体に寄付をした。返礼品は「蕎麦打ち体験」「醤油搾り体験」「切子グラス体験」「ホテルビュッフェ」の4つだ。どれも日帰りで行ける近場で、蕎麦打ち体験は去年の5月に行った。蕎麦打ちは楽しいし打った蕎麦は美味しいし、月に1度開催されるという朝市が近くで開催されていたりと、これまた大変満喫した。やっぱり知らないことを体験したり、見たり聞いたりするのはめちゃくちゃ楽しい!
なぁんて思っていたのに、もともと出不精な私に、率先して計画を立てるのが苦手な夫。なんとなく忙しく過ごしていたせいもあり、気付けば年が明けてしまった。そして「ヤバい! チケットの有効期限!」と危うく無効になるところだった。
体験型返礼品はチケット発券から1年間有効というものが多くて、2024年の12月末にバタバタ駆け込みでふるさと納税をしたので、チケット発券されたのが去年の1月上旬、残りの3つ全部が今年の1月のどこかで有効期限を迎えてしまう。いつでも何でもギリギリになってしまう先送り癖には年始早々「今年こそは計画的に」と反省しつつも、ギリギリ滑り込みで予約が取れ、週末に3つ全部体験してきた!
醤油搾り体験チケットは、埼玉県日高市にある弓削田醤油という100年以上続く醤油蔵のもの。返礼品は木樽で仕込んだもろみから醤油を搾る体験と工場見学、名物の醤油ソフトクリームが2個付いていて、さらにお土産として絞った醤油360ml×2本と、搾った残りのもろみまで持って帰ることができる贅沢プランである。
お味噌は家でも結構手軽に仕込めるし、私も何度も作ったことがあるけれど、醤油の場合は仕込むだけじゃなくて、この最後に「搾る」という工程のハードルが高すぎてなかなか家では気軽に作ることができない。それもあって1度体験してみたかったのだ。
朝ちょっとだけ早起きして車で2時間程度。すごく天気が良くて、高速道路を走りながら富士山が見えたり、田んぼが広がっていたりと景色だけでかなり楽しい。高速を降りた後に目の前に広がる果樹園に「これ何の木だろう……あ! 栗だ!」と初めて見た栗畑には物凄くテンションが上がった。
楽しい気分のままたどり着いた、体験できる醤油蔵「醤遊王国」。醤油搾り体験は昔ながらの圧搾器を使って搾る。工場で作っている醤油は機械絞りで70トンほどの力をかけることができ、もろみから9割ほど搾れるらしいのだけど、てこの原理を利用して搾る昔ながらの圧搾器では4割程度しか搾れないらしい。
もろみをたっぷり入れた麻袋をセットして、上から体重をかけながらグッと搾ると、お醤油がちょろりちょろりと出てきて「わー。本当にお醤油だ!」と感動した。でも、30分もすると疲れるし飽きる。やっぱり家で醤油を作るのは無理だと諦めた(笑)。
醤油を絞った後は工場見学。原料処理室では醤油作りの工程を学び、大きな木樽が並んだ蔵や搾り場を見たりと、見どころ盛りだくさんで聞く話も本当に楽しい。物凄く大きな樽は、地元の杉の木を使って職人が作り上げる物らしく、めっちゃくちゃ格好良かった! 樽仕込みのお醤油は今は本当に少ないらしく、とても貴重な体験をすることができた。
工場見学が終わった後に食べた醤油ソフトクリームは、想像していた味とはちょっと違くて美味しすぎてびっくり。これを食べるためだけに再訪してもいいなと思ったくらい! 帰りもいろいろ寄り道をして、半日思い切り日高市を堪能した。
そして翌日のランチは自分達で搾った醤油を使って釜玉うどん! 「埼玉の醤油には埼玉のうどんだよね!」と、うどんも買って帰った私に抜かりなし。搾りたてのお醤油は香り高く、旨味とまろやかさが口いっぱいに広がって相当に美味しい! 釜玉うどんは一気飲みをしたかのようにあっという間に消えてなくなった。搾りたての生醤油の美味しさは格別だった!
福岡出身の私はちょっと甘めの醤油で育ってきたこともあり、自分の口に合うというか馴染むのは地元のお醤油だ。日々の料理にも1番使う調味料が醤油だけど、どうやっても思った味に決まらないというか、ちょっとズレるんだよなぁと思っていた時に、実家で使ってる醤油を使ってみたら「おぉー! これだ! この味だ!」と、瞬間で求めていた味になって驚いた。それ以来、今も醤油は実家から送ってもらって暮らしている。
それくらい醤油の味というのは、味覚や嗅覚だけでなく記憶や思い出なんてものとも一緒に味わっている調味料なんだと思う。そして私の地元の醤油と同じように、日本全国各地に「醤油といえばこれ!」という逸品がたくさん根付いていて、それを食べた時に数値で表せない美味しさがプラスされてるのかなぁなんて思う。
私が家で食べた感動の釜玉うどんだって、このお醤油で育った埼玉の人が食べたら「これー!」って美味しさが脳内で増幅されて、さらに美味しく感じたりするのかなぁ。ふるさと納税きっかけで体験した醤油から、「ふるさと」だとか「文化」だとかをしみじみ考える体験にもなった。
めちゃくちゃ楽しかったので、もう1度行きたいなと思いつつ、また新たな「その土地の醤油」に出会うために、別の醤油蔵とかにも行ってみたい気もする。とにかく期待していたより何倍も楽しかった醤油搾り体験、かなりオススメであります! 切子グラス体験もとっても楽しかったので、また次回に続くかも!?



