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SwitchBot、今度は人型ロボット! 片付けなど「家事を学習」する?
- 提供:
- SwitchBot
2026年1月28日 09:00
米国ラスベガスで開催された「CES 2026」の広い展示会場では、日本でも急速に存在感を強めているスマートホームの「SwitchBot(スイッチボット)」のブースが、多くの来場者から熱い視線を集めていました。
同社は「Smart Home 2.0」を今年のCESの展示テーマに、バラエティに富んだスマートIoT家電のほか、最先端のAIとロボティクスの技術を駆使して「家事の負担をなくす」ための挑戦として、一歩進んだ未来を提案しました。
SwitchBot初のヒューマノイドロボット「onero H1」誕生
今年はCESの開幕直後から、筆者のようなプレス関係者たちの間で「SwitchBotが“人型ロボット”を出しているらしいよ」と話題が盛り上がっていました。筆者もSwitchBotのブースに足を運んで、最初にそのロボットを目撃した時にとても驚きました。背丈が160cmぐらいありそうな人型ロボットが、ブース中央のステージで衣類を洗濯機に放り込んだり、生き生きと動いていたからです。
SwitchBotが初めて開発した汎用ヒューマノイドロボットの名前は「onero(ワンロ) H1」です。名前の由来は「ワン・ロボット」から来ています。ドアベルやサーモセンサーのような特定のタスクに特化した従来のスマートIoT家電とは異なり、onero H1は様々な家事をこなしながら、オーナーとなる家族の生活を主体的に助けてくれるロボットを目標としています。
具体的にはどんな家事をonero H1に任せられるのでしょうか。ブースでSwitchBotの開発者に聞いてみました。
今回のCESの時点ではまだ試作段階にあるonero H1でも、例えば洗濯物を扱うことのほかにも、床に散らかったおもちゃの片付け、食器の整理、窓拭き、さらにはコーヒーをいれたマグカップを運ぶといった所作をこなせるようになるそうです。人間にとって、毎日の繰り返しになる単純な反復作業系の家事負担を手伝いながら、心身に重なるストレスをonero H1が軽減してくれるようなイメージです。
目で見ながら家事を学習してくれる
onero H1はオーナーの生活環境や、オーナーがロボットに手伝ってほしい作業を「学習」できる能力を備えています。その中核となる技術が、SwitchBotが独自に開発するAIモデル「OmniSense VLA Model」です。
VLAとはVision Language Actionの略。ロボットが人間の行動(Action)を、本体に搭載するカメラで「見る」ことにより、行動を言語化(Language)しながら学習を重ねて、ロボットの手足によるフィジカルなActionに具現化する、最先端のロボット向けのAIテクノロジーです。
ビジュアル認識を正確に実現するため、onero H1は本体の頭部や腕、腹部に複数のIntel RealSenseカメラを搭載しています。立体的な視覚情報を取り込める点が特徴です。
近い将来にonero H1が一般コンシューマーの手もとに届く時、理想的にはロボットが自律学習をしながら、例えばオーナー宅の家電の配置、操作方法などをVLAモデルにより「自分で学習」するようになりそうです。
オーナーがパソコン等を駆使してプログラミングしたり、スマホアプリでオートメーションのコマンドを組んで、逐次ロボットにインストールするといった負担がかからないように設計されています。
ただ、その前にロボットの専門家である研究施設や大学などのエキスパート向けに限定して、onero H1を先行提供するところからSwitchBotは始めるようです。専門家への先行導入時期は3月以降が計画されており、日本からも購入が申し込めます。価格は9,999ドル(1万ドル以下)となる予定です。
ロボットの専門家たちを巻き込みながら、onero H1の安心安全で便利な運用方法を突き詰めてから、獲得した様々なトレーニングデータをもとに一般販売へと踏み込む計画を同社は立てています。その時期は2026年内を見込んでいるそうです。とても展開が早いと筆者は思います。
SwitchBotの開発スピードも驚異的で、onero H1は構想を立ち上げてから、わずか1年ほどで現在の形になったといいます。デザイン面では、一般的な住環境を考慮して「二足歩行」ではなく「車輪移動」が採用されました。
これは電源コードなどを踏んで転倒するリスクを避けることや、二足歩行による床の振動からくる騒音を抑える狙いから来ています。ロボットを家庭に導入するための現実的な選択であると言えます。
もしかすると今後、CESに展示したonero H1のデザインも変更されるかもしれませんが、これから約1年後にSwitchBotがどんなロボットを家庭に届けてくれるのか楽しみです。
スケジュール管理もしてくれるボイスレコーダー「AIマインドクリップ」
仕事やプライベートで、大切な約束やアイデアをメモし忘れて困ったことはありませんか。SwitchBotが新しく開発した「AIマインドクリップ」という製品は、日常生活の記録とリマインドを先端のAIテクノロジーでサポートするウェアラブルデバイスです。
本体は重さ18g前後のクリッピングスタイルのデバイスです。シャツやジャケットの襟元などに簡単に身に着けることができます。本体にはバッテリーとマイクが内蔵されており、3m範囲の音声を最大18時間連続で記録します。
録音した音声をもとに、スマホアプリを介してクラウドAIサービスにつながり、音声の記録の要約やタスク生成が行なわれます。例えば記録された会話の内容はAIが自動で整理し、重要なポイントを要約してくれます。「いつまでに何をやる」といった会話の内容があれば、ToDoリストも自動で作り、スマホアプリに保存します。アジェンダや手帳も持ち歩く必要がなくなりそうです。
本機を使い込むほどに貯まっていく膨大な生活の記録データは、「Ask AI」の機能により素速く検索して呼び出せるようにもなりそうです。
ユーザーにとって特にプライバシー性が高い行動や会話のデータを扱うデバイスなので、セキュリティへの配慮にも万全の構えであるとSwitchBotの担当者は強調していました。記録される音声データはエンドツーエンドで暗号化されており、サーバーでもセキュアに管理されます。
発売は今年の4月頃を予定しており、価格は2万円以下を目指すそうです。日本でも発売を予定しています。
AIを搭載するパーソナルな情報端末「スマートデイリーステーション」
SwitchBotが今年のCESで発表した魅力的な製品がもう1つあります。7.5インチのE-Ink(電子ペーパー)ディスプレイを搭載する、フォトスタンドのようなデバイスの「スマートデイリーステーション」です。ひとつの画面に時計、天気や空気質、さらにはGoogleやiCloudなどのカレンダーと連携したスケジュールなどの情報をまとめて表示する、パーソナルな情報ディスプレイです。
AI機能も統合されています。「暮らしナビ」では、AIが天気予報と自分のスケジュールを組み合わせながら分析して、「今日は雨が降るから傘が必要ですよ」といった暮らしのアドバイスを提案してくれます。
ディスプレイ下のフレームに搭載する「シーンボタン」をクリックすると、SwitchBotのスマートIoTデバイスに限られますが、アプリから設定したシーン設定を起動して、外出時に家中の照明を消して鍵を閉めるといった、一連のアクションをスムーズに実行することもできます。
本機は今年の3月から4月頃の発売を予定しており、予価は2万円以下。外出時に毎度スマホを手に取らなくても、1日の始まりに有用な情報を見たり、面倒なスマート家電の操作を一手に引き受けてくれるコンパニオン的なデバイスです。
SwitchBotの開発力とそのスピード感には、毎回同社のイベント展示や発表会を取材するたびに筆者も驚かされています。今回のCESでは初のロボットも誕生したことから、「これからSwitchBotはどこに向かうの?」と思いましたが、ブースで同社のエンジニアと直接話してみると、彼らの情熱と探求精神が開発力の根底にあることがよくわかりました。AIとロボットの領域でも、SwitchBotが大きなことを成し遂げてくれそうです。
(提供:SwitchBot)











