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BLUETTIの大容量ポータブル電源で災害・停電時に使いたい家電を試す! 贅沢な車中泊も可能に

BLUETTI「AC200L」

キャンプなどアウトドアを楽しむ人たちだけでなく、災害への備えとしても導入する例が増えているポータブル電源ですが、近年はラインナップも増え、用途に合わせて容量を選べるようになってきています。そして今回は停電時に家電を動かしても安心の大容量、2,048Whの、BLUETTI(ブルーティ)「AC200L」を試してみました。停電時を想定して実際にいろいろな家電を動かしたり、車中泊でも使用感を検証しています。

BLUETTI「AC200L」はどんなモデル?

BLUETTIが2020年にブランドを立ち上げた際、最初に日本で発売した製品が容量2,000Whの「AC200P」でした。「AC200L」はその後継モデル。創業時よりこのクラスの容量を中核にすえていた点にBLUETTIの先見性が感じられます。

新モデル「AC200L」は36.6×28×42cm(高さ×幅×奥行)。重量は28.3kgで、公式サイトでの価格は219,800円
出力ポートはAC100V(20A)が5つ、USB-AとUSB-Cが2つずつ。DCシガーソケットは12V/10Aと48V/8A装備されています
モニターには充電残量のほか、AC、USB、DCの各出力とAC入力(充電)の数値、その出力で稼働できる時間などが表示可能

最近のポータブル電源は、より安全性と耐久性の高いリン酸鉄リチウム電池を採用することが大きなトレンドとなっていますが、BLUETTIでは「AC200P」からすでにリン酸鉄リチウム電池をいち早く採用。もちろん「AC200L」もリン酸鉄リチウム電池を採用しており、3,000回以上の充放電サイクルに対応しています。容量は少し大きくなった2,048Wh。出力は2,000Wですが、3,000Wまでの電力リフト機能に対応しており、瞬間最大では6,000Wまで対応可能となりました。重いアダプターを持ち歩く必要もなく、AC充電ケーブル1本で充電できるのもメリットです。

充電はACケーブルをつなぐだけでOK。ソーラーパネルやシガーソケットの充電にも対応
家庭用のAC100Vコンセントで充電。残量80%程度からの充電だったため、入力は1,100W程度までしか上がりませんでした

もう1つの嬉しい進化が「静音性」。大容量ポータブル電源は稼動中の発生音が大きくなりがちですが、「AC200L」はかなり静かになっています。夜間に部屋の中で使用しても気にならないレベルになっているので、キャンプや車中泊はもちろん、自宅で使用する場合にもありがたいポイントでしょう。

また、拡張バッテリーの接続にも対応していて、「B210(2,150Wh)」「B230(2,048Wh)」「B300(3,072Wh)」を接続可能。「B210」と「B300」は2つまで接続できるので最大8,192Whまで容量を拡張できます。実際に使用してみて、もっと容量がほしいと感じたら、手軽に拡張できるのは大きなメリットといえます。

自宅でいろいろ家電を動かしてみる

大容量ポータブル電源を導入する目的の1つは、災害などで停電になった際の電源の確保でしょう。仮に年間消費電力量が250kWhの冷蔵庫で使用した場合、1時間あたり28.5Wh程度となりますので「AC200L」を使うと約70時間も動かすことが出来る計算になります(※)。冷蔵庫を稼働させることができれば、停電中でも食品の劣化を防げますし、電子レンジや電気ケトルなどを動かせれば、暖かい食事や飲み物を確保することができます。そして今回は特に消費電力の大きい、電子レンジと電気ケトルを動かしてみました。
(※)あくまでも目安としての使用時間であり、実際の消費電力量はお使いの冷蔵庫、および設置環境や使用方法によって変わります。

重量が28.3kgあるため、床に置いた状態で使用。最大1,500W程度まで出力が上がる電子レンジも問題なく使用できます
出力値はディスプレイで確認できますが、出力値は1,500W弱で余力も十分
家庭で使用されることも多い電気ケトルも試します。こちらも問題なくお湯が沸きました
消費電力は100W弱。残量は86%だったが、1.6時間は稼働させられる表示

続いて、家電の中でも瞬間的な消費電力の大きいドライヤーを使用してみました。もっとも出力の大きいモードで使用すると、1,500Wくらいまで消費電力が上がるような製品もありますが、今回使用した製品では1,200W程度でした。

瞬間的な出力が大きい家電の代表ともいえるドライヤー
1,200W弱の出力で1時間以上は連続使用できる計算に
電気ケトルとドライヤーの同時使用も試してみると、2,000Wを超える出力値になったものの、そのままどちらも動かし続けることができました
ドライヤーと電子レンジも同時に使用。途中までは動いていましたが、途中で電源が落ちてしまいました。瞬間的な出力が3,000Wを超えてしまったようです
USB-Cの出力ポートを使用してスマホを充電。消費電力は4W程度なので、稼働可能時間は99.9時間との表示

車中泊でも「AC200L」を使用してみた

筆者は車中泊もする機会が多いのですが、ポータブル電源はもはや必須のアイテムとなりつつあります。ほかの車中泊ユーザーに話を聞いても、容量も増加傾向。容量が大きければ、それだけ多くの家電を使用することができるので、容量が大きくて困ることはありません。特にこれからの暑い時期に車中泊をすると、熱中症のおそれが高まります。窓に網戸を設置してポータブルの扇風機を使用したりして暑さを凌ぐ人が多いですが、ポータブルエアコンを使用することができれば、車中泊ライフは一気に充実します。そこで、まずはポータブルエアコンを使ってみました。

使用したのはシロカ「除湿機能付きポータブルクーラー」。軽量で持ち運びやすく消費電力が160Wと小さめなのが魅力です。排気を窓から出すように設置
実際に稼働させると消費電力は150W強。「AC200L」なら10時間以上は動かせるので一晩かけっぱなしで寝られる計算です
まだ日が出ている炎天下で試用しましたが、きちんと冷風が全身に当たって、これなら問題なく寝られそう

エアコンが一晩使用できるというだけで、車中泊ユーザーなら「AC200L」の魅力が感じられるはず。夏の車中泊には救世主となってくれそうな組み合わせです。その後、電気ケトルやドライヤーも動かしてみました。お湯が沸かせれば朝のコーヒーを楽しむことができますし、温泉などに入ったあとドライヤーを使いたいという人も少なくないはず。容量の大きなポータブル電源があれば、こうした家電も気軽に使えるようになります。

車内でお湯が沸かせるとコーヒーだけでなく、カップラーメンなども食べられるので車中泊が充実します。天面がテーブルのように使えるのもメリット
現実的な使い方ではありませんが、電気ケトルとクーラー、ドライヤーも同時に動かすことができました

非常に大きなメリットが実感できたBLUETTI「AC200L」ですが、サイズが大きいので車種によっては車内に持ち込むのは厳しいケースがあるでしょう。重量もあるため、クルマに積み込むのが大変なのも事実。筆者の場合はクルマが「ハイエース」なので問題なく積み込めましたが、車中泊に使用するのであればスペースなどを確認しておいたほうがいいでしょう。

一方、自宅に災害対策として導入するのであれば、その点はデメリットになりません。拡張性も高いので、消費電力に合わせて容量をアップさせることもできます。大容量ポータブル電源の導入を考えているのであれば「AC200L」は有力な候補だといえます。

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(提供:ブルーティパワー)