トピック

掃除もお手入れもお任せ、なのにコンパクトなRoborock Q Revoを使ってわかったスゴさ

Roborockから新たに登場した「Roborock Q Revo(ロボロック キュー レボ)」を使ってみた

ロボット掃除機に起きた、見逃せない進化

もしかしたらロボット掃除機の流れを変える“ゲームチェンジャー”となるかもしれないモデル「Roborock Q Revo」が登場した。

最近の家電というイメージも持たれているロボット掃除機だが、実際には最初の製品が登場してからすでに20年以上が経っている。すでに定番家電といってもおかしくないポジションにまで成長している。

最初のころはただランダムに動き回って掃除するだけだったものだが、センサーを強化してモノを避けるようになったり、部屋の形を計測して効率的に動けるよう計算したりと、いくつかの進化を繰り返しながら成長してきた。

振り返ると1つの大きな進化点は、吸引掃除に加えてモップによる水拭きができるようになったことだろう。フローリングを裸足で歩き回れる快適さを求めて人気が高まった。もう1つの進化点は掃除機本体ではなく、充電ドック側で起こった。掃除機が吸い込んだゴミをドック側で吸い取ったり、水拭き用のモップを自動洗浄して乾燥までしてくれる。ただしここまでの機能を持つものは、20万円近く、またはそれを超えるようなハイエンドモデルに限られていた。

今回ご紹介する「Roborock Q Revo」は、ロボット掃除機のリーディングカンパニーともいえるRoborock社の最新モデル。1台でゴミ吸引と水拭きの両方ができて、上記のような多機能ドック「4way全自動ドックQ」側で自動ゴミ収集やモップ洗浄、乾燥まで、ほったらかしで行なってくれる高機能なモデルだ。それなのに価格は抑えられているのが大きな魅力。

Roborock Q Revo本体

実際に使ってみると、この製品はロボット掃除機を初めて検討される方はもちろん、これまで「高機能なハイエンドモデルは必要ない」と思っていた既存製品のユーザーにもおすすめのモデルに仕上がっていると実感した。そんな「Roborock Q Revo」のどこがすごいのか、紹介しよう。

パワフルな掃除性能と、お手入れ不要な「4way全自動ドックQ」で楽々

Roborock Q Revo本体を見てみると、上部には部屋の形状をマッピングするためのLDSレーザーセンサーがある。前面には赤外線カメラがあり、小さな物体でもきちんと認識して回避する。障害物を避けながら効率よく掃除するにはこれらの性能が大事であり、実際に賢く避けながら掃除してくれたので、そのあたりも後ほど紹介する。

※ 100%の回避を保証するものではありません。幅5㎝、高さ3.5㎝以上の物体を回避します

上部にはLDSレーザーセンサーがある
正面には障害物回避用の赤外線カメラ

吸引力は5,500Paあり、昨今のロボット掃除機の平均からすればかなり強い方だ。天板を開けるとダストボックスがあり、フィルターも搭載していて排気もクリーン。写真を見ると、パワフルな吸引にしてはダストボックスが小さいんじゃないかと心配されるかもしれないが、そこは気にしなくて大丈夫。

なぜなら清掃完了のたびに毎回、多機能ドックの「4way全自動ドックQ」側にゴミが収集されるから。本体側に大きなダストボックスは不要だし、普通に使っていれば、本体側のダストボックスを開けることもほとんどないと思う。

本体内のダストボックス
ボディ背面には自動ゴミ収集用の穴

4way全自動ドックQのゴミ収集パックは、約60日分のゴミを収集可能。つまり掃除後に毎回ゴミ捨てをする必要がなく、紙パックの交換は2カ月に1度で済む。花粉クラスの微粒子も99.7%カットできるため、排気もキレイだ。

ゴミの自動収集を行なう4way全自動ドックQ
約60日間交換要らずのゴミ収集パックを内蔵

※ 部屋の環境によって、収集できる日数は変わります

この自動ゴミ収集は、一度使うと手放せなくなる人も多い機能。これに加えて、後で説明する水拭きモップの洗浄や乾燥までこのドック1台で行なえて、それが掃除機本体よりもスリムな幅34cmでコンパクトなのも魅力。リビングだけでなくキッチンや個室などにも置きやすいスッキリしたデザインになっている。

出かける際にロボット掃除機を動かす人は多い。やはり人が居ない間に掃除が完了しているのは、気持ちが良いものだ。だが一般のロボット掃除機で面倒なのは、小まめにダストボックスのゴミを捨てること。ダストボックスは一杯になっても動くことは動くので、実際には吸えていないのに無駄に動かし続けている状態になりがちだ。

また、水拭きのモップかけも便利な機能だが、掃除したあとはすぐに外して洗って乾燥させないと、環境によっては雑菌が繁殖して臭くなってしまうことがある。それに気づかず水拭きをしてしまうと、なんだか家じゅうニオイが気になる、といったことにもなりかねない。

Roborock Q Revoの4way全自動ドックQは、この両方の問題を解決してくれた。紙パックは約2カ月に1回交換するだけで済むし、モップは自動で水洗いしたあと乾燥までしてくれる。ゴミの収集時は結構動作音がうるさいが、こうした作業も人が居ない間にやらせれば問題ない。モップの乾燥時間は3つの時間設定(2・3・4時間)で選べる。また、動作音はかなり静かなので、テレビなどが点いていればそばに居てもわからない。

ドックの操作もアプリで可能。リモートで動かす際の配慮も十分されている

障害物を賢く避けてゴミをしっかり吸引

清掃する際は、最初にクイックマッピングにより掃除なしで部屋を巡回し、マップを作成する。その次からが本番の清掃である。クイックマッピングを使用すると、掃除しながらマップを作成する時と比べ、最大6倍の速さでマッピングが完了し、すぐに進入禁止エリアなどの設定ができる。もちろん、掃除しながらのマッピングも可能だ。

マップを素早く作成して効率的に掃除できる

清掃はかなり細かくカスタマイズできる。吸引と水拭きを同時に行なう場合、吸引力は4段階、水拭きするモップに含ませる水量も30段階で調整できる。

吸引力や、水拭きのモップに含ませる水量をカスタマイズできる。モップ水量は30段階で調整可能

まずは吸引力を「バランス」、モップ水量を「普通」にセットして清掃してみた。サイドブラシが右側に付いているので、最初に左回りで部屋をぐるりとまわり、その後、中を埋めるように掃除していくというパターンだった。

動作音はそれほど大きくないと感じた。音のほとんどは吸引音なので、吸引力に応じて動作音も変わってくる。定期的に掃除させればゴミがたまらず、1回の掃除は静かに行なえるわけだ。

最初に外周から掃除して、内側を埋めていく。木目の方向に掃除するよう設定できるのも気が利いている

清掃動作は、メーカーやモデルごとで違いが出てくる部分だ。細かいところは気にせずガンガン行くモデルもあるが、そのタイプだと清掃中に部屋が「荒れる」ことがある。軽い物は認識されないと押しのけてしまうので、スリッパが土間に落とされたり、床に這っているケーブルをどんどん巻き込んで身動き取れなくなることもある。

一方Roborock Q Revoは、正面の赤外線カメラで障害物を常に捉えているので、モノがそこにあるとわかっていて突っ込むということはなかった。正面にバンパーがあるが、大抵はバンパーに当たる直前で停止して向きを変えて掃除した。

※ 100%の回避を保証するものではありません。幅5㎝、高さ3.5㎝以上の物体を回避します

頑なにマップ情報にこだわるわけではないので、普段そこに無いもの、例えばネコがいたりすると、ネコに突っ込んでいくこともなくネコの周りを掃除してくれた。明かりが点いていない部屋でも問題なく動作し、押せそうなものを無理に押しのけて掃除するような荒っぽい挙動もなく、性格的にすごく慎重な「いい子」である。このあたりはさすが最新モデルだ。

ネコを綺麗に避けて掃除してくれた

個人的に気に入っている掃除方法は、料理したあとキッチンのみエリア清掃するというスタイルだ。料理のあとはどうしても野菜の切りくずやピーマンの種なんかが床に落ちてしまうことも多く、知らずに踏みつぶしてフローリングを汚してしまうこともある。そこで調理後に強力吸引で掃除をさせ、その間に食事を始められる。

料理後にキッチンだけ清掃に出動

部屋のマップは、通常の2D(平面)表示にもできるが、立体的な3D表示も面白い。掃除機が部屋をどう見ているのかがわかる。またこのマップは掃除しながらもリアルタイムに更新されている。日によってドアが閉まっていたり開いていたりする状況も、逐一把握してマップを更新していく。

3Dマップも面白い機能

吸引に重要なメインブラシは、ラグやカーペットの奥に落ち込んだ微細なゴミを掻き出す役割を持つ。このブラシ自体がラバー素材になっている製品は、あまり多くない。

細かい毛の生えたブラシを採用しているものもあるが、そのタイプだと髪の毛が巻き付きやすい難点がある。定期的にカッターで髪の毛を切断する必要があるのだが、ラバータイプでは髪の毛が絡まりにくい。

1週間ほど試用したにも関わらず、髪の毛の巻き付きはゼロ。これまで試用したどのモデルでも髪の毛の巻き付きは避けられなかったが、これには驚いた。

ラバー製メインブラシ

水拭きも回転式モップで強力。カーペットが濡れる心配もナシ

水拭きのモップは大型で、回転式のものを2つ差し込むスタイル。これが1分間で最大200回転しながら、床を拭き上げていく。モップ自体も簡単に台座からはがせるが、これを自分で洗濯する必要はない。ドックに戻ると自動で水洗いされ、45℃の温風で乾燥まで行なってくれる。

モップは後部に2つ取り付ける

モップ用の水は、本体タンクに自分で給水する必要はない。4way全自動ドックQ側にある清水タンクに水道水を入れておくと、水拭き用の給水からモップ洗浄まで、すべて自動で行なってくれる。汚れた水も汚水タンクへ自動で移される。ドック内の洗浄トレイは簡単に外れるので、汚れてもお手入れが楽だ。

モップはドック内で洗浄/乾燥される

フローリングの水拭きはしたいが、敷いてあるラグまで濡れるのはイヤ、というのは当然ある課題だ。普通は全体を吸引掃除したあと、モップを取り付けてカーペット部分を進入禁止エリアに指定し、再度掃除するといった手間がかかる。

だがRoborock Q Revoは面白い方法でこれを解決している。ラグやカーペットを検出すると、モップを持ち上げて、吸引掃除だけに切り替えるのだ。毛足4mm未満のカーペットに対応しているので、毛足の長いカーペットだと対応できないものがあるが、織物系のラグなら問題なかった。玄関マットも敷いたままでOKだった。

※ 毛足4mm未満のカーペットに対応します。毛足4mm以上の場合はカーペット回避機能が利用できます

カーペットを濡らさないようにモップを持ち上げる

毛足の長いカーペットの場合は、設定を変更すればカーペットを回避して掃除してくれる。また子供部屋に傷防止のためジョイントマットを敷いているご家庭も多いだろう。これは水拭きしても問題ないので、カーペット回避機能を無効にすれば、ジョイントマットも水拭きできる。

カーペットの扱いにも多くの設定パターンがある

せっかく買うなら全部入りモデルがおすすめ

Roborock Q Revoは、パワフルな吸引力で水拭き性能も高く、水拭きの強度や水量変更など、細かいカスタマイズも可能な掃除機だ。また、障害物の回避性能も高く、ここまで回避してくれるなら、ロボット掃除機を動かすためにあらかじめ部屋を徹底的に片付ける手間が省ける。掃除機本体の基本性能の高さが光るモデルだ。スリムになったドックの外観もシンプルで、飽きの来ないデザインに仕上がっている。

この4way全自動ドックQのおかげで、モップ洗浄やゴミ収集などの掃除後のメンテナンスまでまさに手間いらず。これまでのロボット掃除機で満足していなかった人にとっても憧れの高機能ぶりだ。床掃除は人間がやろうと思うと立ったり座ったり水を使ったりしなければならない重労働だが、床に関しては安心してお任せできるマシンである。

Roborock Q Revoは、価格を抑えながらも妥協点は見当たらない。まさにドックタイプのスタンダードになり得るモデルだろう。

取り扱っているのは全国のヤマダデンキとヤマダウェブコム。一度実機を見てみたいという方は、店頭でサイズ感などを確認して、どこに置くか考えてみるのもいいだろう。ロボット掃除機初心者の方にも安心しておすすめできる1台だ。

(提供:Roborock)