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待ってた! 床拭きできる本命ルンバ コンボ j7+は掃除をガッツリ頼れるロボットでした
- 提供:
- アイロボットジャパン
2022年12月15日 08:00
最新トレンドは「クリーンベース」「障害物回避」「床拭き」
「ルンバ」に代表される、高機能なロボット掃除機。そのトレンドは大きく3つあります。
1つめは、ダスト容器のゴミを自動で集めてくれる充電台「クリーンベース(自動ゴミ収集機)」。掃除が終わるたびにいちいちゴミ捨てをする必要がなく、格段に手間は減らせます。例えばルンバなら「最大1年分のゴミを収納でき、ゴミ捨てを最大1年間忘れられる」という快適な良さがあります。
2つめは「障害物回避機能」。床に落ちているものを認識し、避けてくれる機能があれば、掃除前に片付けをする必要がありません。しかも電源コードやスリッパなど、よく床にありがちな障害物は、種類の認識までしてくれます。これについても、世界シェアNo.1のアイロボットだからこそ、使うたびにどんどん賢くなり、回避できる障害物が増えるのは、ルンバならではといえます。
そして3つめが、床拭き(水拭き)機能。ゴミを吸い取ると同時に、濡らしたモップで床拭きまで行なってくれる「2 in 1」タイプが注目を集めているのです。正確にいうと、この機能自体は新しいわけではありませんが、従来は“ついで”的だった床拭き機能が、本格的に進化し始めています。
実は、この3つめの「2 in 1」はこれまでアイロボットにはありませんでした。そもそもアイロボットには、水をジェット噴射し、汚れを浮かせてからゴシゴシ落とす、床拭き掃除に特化したロボット「ブラーバ ジェット m6」があり、ルンバで掃除機がけしたあと、ブラーバ ジェットで床拭きをする連携掃除も行なえます。つまり「2 in 1」は必要がなく、筆者自身もそのような使い方をしていました。
なので、アイロボットは2 in 1を出さないんだろうと思う一方、「でも、どうせ掃除機がけするなら、ついでに床拭きしてくれたら便利だな」「ロボット掃除機を2台置くと場所を取るし……」と密かに思っていたところ、出ました! 床拭きも同時に行なう掃除機&床拭きロボット「ルンバ コンボ j7+」が11月に発売されたのです。これは意外! これは嬉しい!
では実際、どのような掃除機なのか、さっそく使ってみましたのでレビューしていきます。
今年2月に発売された「ルンバ j7+」に床拭き機能を追加
ルンバ コンボ j7+は、今年2月に発売された「ルンバ j7/j7+」をベースにしています。ルンバ j7シリーズ最大の特徴は、床にモノが散らかっていても回避できる点。トレンドの2つめに挙げた「障害物回避機能」の精度が高くなっています。
まずカメラの位置を、従来の天面から本体前面に移動。さらに広角カメラを採用することで、足元まで広範囲に撮影が可能になりました。それがコードなのか、ペットの排泄物なのか、見分けることもできるようになったのです(見分けるペットの排泄物は、犬または猫の固形の糞のみ)。
このペットの排泄物を見分けてくれる機能は、愛犬家としては小躍りするほど嬉しい機能! 筆者はまさに、愛犬の排泄物をルンバが吸ってしまった過去の経験があり、その大惨事たるやトラウマ級なのです。あまり詳しく書くのは避けますが、ホイールで踏みつけ、あらゆる部位にはまり込み、それを家中に引きずりまわし……その後の片付けとニオイ取りに半日ほどかかってしまいました。
しかしルンバ j7シリーズは、目の前の排泄物を見事に回避してくれました。このときも、まさかのタイミングで、ルンバのルート上に愛犬がポトっとしたので、「あーっ!」と息を呑みましたが……ルンバは立ち止まり、考えるそぶりを見せてからクルッと方向転換したのです。賢い! ちなみにルンバが排泄物を回避できるのは、AIが無数の排泄物を学習したから……そう思うだけで、同情と感謝の念が湧いてきます。
もう1つ、ルンバ j7+になって感動したのは、本体とゴミを自動で収集する「クリーンベース」が格段におしゃれになったこと。スタイリッシュなボックス型になり、背も低くなったので目立ちすぎず、ルンバとの一体感もアップしています。
これがルンバ j7シリーズの大きな特徴ですが、これに、さらに床拭き機能が追加されたのが、ルンバ コンボ j7+です。全体の見た目はほとんど変わりませんが、天面にモップが搭載されました。なぜ天面に? と思いますが、ここにアイロボットのこだわりがありました。これについては、実際に家を掃除した様子をお伝えしながら紹介します。
もちろん、特徴である独自のエッジクリーニングブラシや2本のゴム製デュアルアクションブラシ、パワーリフト吸引も備えています。これに床拭き機能が加わり「4段階クリーニングシステム」へ進化したというわけです。アイロボット公式オンラインストアでの価格は159,800円です。
カーペットを濡らさないため、モップをリフトアップ!
さっそく自宅の1階を掃除してみました。
ルンバ コンボ j7+を使用するときは、スマートフォンにアプリをダウンロードし、本体とWi-Fi連携させます。これによって、アプリから操作できるだけでなく、ルンバ コンボ j7+が認識した間取りや障害物の情報がマップで表示されたり、進入禁止エリアを設定したり、掃除する部屋や順序も決められるのです。
床の水拭きも同時に行なう場合は、ダスト容器と一体型の水タンクに水を入れます。
ちなみに、ルンバ コンボ j7+は障害物回避性能が高いというので、今回は床にスリッパと小さいペットのおもちゃを置きました。ほかにもコードがたくさん床を這っていますし、犬の飲み水も置いてあります。またオートミールを数カ所に撒き、ゴミの吸い残しがないかもチェック。
さっそくアプリから掃除をスタートしたところ、スタート音とともに、掃除が始まりました。最初は、今までのルンバと同じ動きでしたが、ここからが面白い。床が水拭きできるフローリングであることを認識したルンバ コンボ j7+は、天面にあったモップを床の下に移動させたのです。この動きがダイナミック!
逆に、フローリングからカーペットに差しかかるときは、その前にモップをリフトアップし、天面に格納してからカーペットに乗りこみます。まさにこれが、アイロボットがこだわったところ。このモップがもし床面のままカーペットに乗ったら、毛足の長いカーペットは濡れてしまうし、摩擦で動きも悪くなります。
だからといって床拭きモード時はカーペットを掃除しない、と決め込んでしまうのも困りもの。ルンバ コンボ j7+は、カーペットを濡らさず掃除するために、天面に格納するという大胆な動きをすることにしたわけです。
このモップの動きがあまりに大胆かつなめらかで、つい見守ってしまうのですが、筆者が見ている限り、正確なタイミングでモップを上げ下げしていました。最初はカーペットを検知すると、一度後退して下がってモップを格納していましたが、カーペットの位置を覚えた後は、格納してから一気にカーペットへアプローチするように。思わず「おっ! いよいよカーペットに行くんですね?」と応援したくなります。
ちなみに床拭きの際は、しっかり圧をかけながら掃除してくれるので、日常的な汚れはほぼ落としてくれます。しかもモップを濡らす水量が絶妙なのか、床が濡れすぎることもありません。
スリッパやペットのおもちゃ、さらに犬の排泄物も華麗に避ける
ところで、床に置いたスリッパやペットのおもちゃはどうなったか。ペットのおもちゃは置いた場所からは動いていません。スリッパの場所もそのまま。それでいて、ちゃんと2つの間を縫って、その奥に撒いたオートミールはしっかり吸い取ってくれていました。
では肝心の犬の排泄物は本当に避けてくれるのでしょうか。もちろん本物を用意するわけにはいかないので“限りなくそれっぽいもの”を置いてみましたが、ちゃんと避けてくれました! 何度か試しましたが、今のところ失敗はなし。よかったよかった(笑)。
こうしてリビング・ダイニングからキッチン、廊下、洗面所を掃除し終えたルンバ コンボ j7+は、クリーンベースに戻っていきます。1階全フロアを掃除する時間は、たいてい50分ぐらい。そしてクリーンベースに戻ると10秒ほど、本体のダスト容器に溜まったゴミを吸引します。この音が結構大きいので、音が苦手なワンちゃんやお子さんのいるご家庭は、設置する場所に気を付けるとよさそうです。
さて、ここからがルンバ コンボ j7+を使うもう1つの楽しみ。どこを掃除したか、どの障害物を認識したか、アプリで確認できるのです。まずマップで履歴を見てみると、ほぼ一通り掃除ができているのが分かりました。箱のようなマークがついているところが、障害物を認識したところです。
さらに何を障害物と認識したのか、画像で確認することもできます。見ると、スリッパやペットのおもちゃも、ちゃんと障害物として認識されていました。もちろん“排泄物風”の物体も!
障害物を確認したら、任意で障害物をアイロボットに報告したり、進入禁止エリアを設定することができます。こうしたユーザーの“振り返り”が、今後の掃除をよりスムーズにするだけでなく、より正確に障害物を判断できるようになり、ますます賢くなっていくのです。
思い通りに掃除してくれるから、生活に自然にフィットする
ルンバ コンボ j7+を使い始めて1カ月が経ちましたが、使えば使うほど賢くなっていくなと実感します。少なくともペットオーナーの筆者のライフスタイルには、ルンバ コンボ j7+がマッチしていました。このモデルを選ぶべき理由を挙げてみました。
1.床拭きのことを考えなくなった
わが家では、犬がペットシートでおしっこしたときにたまに足が濡れてしまい、その足で家を歩き回るので床拭きが欠かせません。その床拭きをルンバ コンボ j7+がやってくれるので、床を拭かなきゃと思う頻度が減りました。ただし、床のこびりつきが気になるときは、スペシャルケアとして引き続きブラーバ ジェット m6を使用しています。
2.ルンバを使う頻度が上がり、常に清潔をキープ
以前のルンバは、床の靴下を巻き込んだり、犬の飲み水をひっくり返してしまうことが多く(かといって進入禁止を設定するのも面倒だった)、床のモノは掃除前にテーブルやソファに一時避難させたりしていました。でも今は障害物を避けてくれるので、躊躇なく使えるようになり、結果的に掃除頻度が上がりました。ただしモノがあってルンバが通れないと、その場所は丸ごと掃除できないので、できるだけ片付けるようにはしています。
3.学習してくれるから信頼度が上がった
かつてのルンバは、「今度はそっちに行ったか」「また同じ場所で立ち往生しているの?」というトラブルもあり、それらはすべて「ヤンチャで世話の焼けるヤツ」で許容されてきました(笑)。しかし今のルンバ コンボ j7+はとにかく賢い! 常に学習してくれるし、アプリできめ細かく設定できるので、同じトラブルを繰り返さなくなり、(ゼロではないにしても)エラーを心配することがなくなりました。
4.クリーンベースは必須
ルンバには、クリーンベース付きと、そうでないものがありますが、ゴミ捨てを忘れがちな筆者にとって、クリーンベースは必須機能。以前はダスト容器が満杯になってエラーというパターンも多かったですが、クリーンベースを使うようになってから、当然のことながら一度もありません。日本のユーザーの清掃結果から算出したデータによれば、なんと「最大1年分のゴミを収納できる」とのことです。
個人的にもルンバは、「ルンバ j7」シリーズで、かなり満足度が高いレベルまで来ていたのですが、床拭き機能が追加されたことで、満足度が違う次元に飛びました(笑)。掃除機がけのついでに床拭きができるのは、やっぱり便利。もちろん、床のこびりつきをしっかり落としたい人は、ルンバとブラーバ ジェット m6を組み合わせるのがいいですが、もし家事の時間をもっと短縮&効率化したいなら、しっかりした掃除を素早くスムーズに済ませてくれるルンバ コンボ j7+は、とても頼りになる存在。これからはこの床拭き機能が手放せなくなりそうです。
※価格はアイロボット公式オンラインストアの税込価格
(協力:アイロボットジャパン)